
北海道へ行った話5(1510字)
泊まったのは、湧別のNew Hamberというゲストハウスでした。
ゲストハウスとのことですが、普通の1人部屋でとても快適でした。
特筆すべきはシャワーで、排水口が2つあり、上から落ちるだけの口と普通に側面に出る口を持ちます。
上から湯をかぶりながら椅子に座っていると、風呂よりも快適です。
このタイプのシャワーはすでに体験済みですが、ここは座れることが魅力となっています。
心臓がお湯に入らないので、負担が小さそう。
温度も自在なので、しんどくなれば水温を下げればいい。風呂ではそういうわけにはいきません。
湧別の街についてですが、海側から湧別、中湧別、上湧別です。
歴史的に合併や併合をくりかえしていて、余所者にはなかなか理解しがたいです。
そんな中、中心部は中湧別でかつては名寄線と勇網線、それに湧別への行き止まり線の分岐駅でした。中湧別の駅の一部が道の駅の施設として一部保存されているのは、先に書いた通りです。
そんな理由で中湧別には多くの宿泊施設がありますが、あえて湧別まで行ったのは、海に近いこと、中湧別で泊まると湧別へ行くことなく、網走に向かってしまいそうなことからです。
湧別のあさ。
25日の午前5時半、9.4℃でした。
窓を開けるとひんやりした空気が入ってきますが、風はそれほどではない。
しかしTシャツ一枚では寒いだろうと、服装に悩みました。
が、1時間に2度くらい上がっていくから、9時過ぎには15度くらいまで上がっています。
最初は寒いだろうから、フランネルのシャツを羽織って出発。
昨日来た道を戻らずに海に近い川の道を走ります。
ダンプや大型車が多いのが不快かつ不安だけれど、道は空いているので、大きく避けていってくれます。
国道39号に合流して、今日最初の郵便局が芭露。
ちょっとしたアップダウンがあり、体が慣れるまでに少し時間がかかります。
ケツもそれほど痛くはないが、走り始めたばかりなのに意外と時間がかかっている。
ナビは今日のコースを「5時間半」と計算しているけれど、自分は休憩時間が長いので、所要時間はのびるはず。
予測は17時過ぎくらい。
無理せずのんびり走ればいい。
2度と来ないかもしれないんだから。
この先に湧別の道の駅があったはず。
看板も出てきたのにおかしいなあと考えながらサロマ湖を見ながら走っていた時に気づいた。
自分が走っているのは旧道。
新道の登りを避けるのと、交通量が減るから選んだけども、ここは失敗だった。
道の駅は新道にある。
でも全くフラットな道だから、足は楽でした。
ちょっとした失意を抱えながら、計呂地局でふたつ目の風景印。
郵便局は4〜5kmごとにあるから、ロードバイクで走っていると休憩のタイミングと合う。
でもなんか遠かった気がする。
久しぶりのロードだから、足腰がちっとも慣れてこない。
国道がサロマ湖に出た。サロマ湖がすぐ横に。
淡々と湖畔を走っていく。
気分が少しだけ上がってくる。
これが日本で3番目に大きな湖だ。
湖畔を行くと半島が突き出して見えるのが見える。
ペダルよ、あれが富武士の港だ!
後から見たら簡易郵便局があったのだけれど、少し入り込んだところにあるために気が付きませんでした。
残念。
昼は道の駅サロマで、塩ラーメンを食べました。
腹一杯になれないのが辛い。そして糖分補給にホタテソフトクリームを食べてみました。
ソフトクリームの下の方にホタテの干物が入ってました。
少しばかりふやけていて、ソフトクリームとの甘さと合います。
それにホタテの風味も合う。
ソフトクリームって、懐深いよねえ。
わさびだろうか、しょうゆだろうがなんでも合う。
大切なのはバランスだけ。
作る方も半分冗談気分かもしれない。
このお遊びは大人(笑)

