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リバー、流れないでよ(含「ドロステのはてで僕ら」)(1321字)

どうしても映画が見たい!と言うことも年に1〜2回あるのだけれど、晩酌時に聞くラジオや、面白い動画がない時の埋め合わせっていうことが圧倒的に多いにも関わらず、毎度「楽しかった」と思えるのは幸せなことだと思う(^.^)
Amazonプライムが値上がりするというニュースが流れてきたけれど、今月いくらだったかな。
基本的に小物などもAmazonで買ってしまっているので、その送料だけでも料金の元は取れている。その上におまけでついてくる映画に、なんの文句があるか。
映画通には物足りないのだろうけれど、自分には十分すぎる内容だ。
つまり本格的に映画見るような人は、他の映画専門のサブスクを選べばいいだけのこと。
何をいちいち文句言ってるのか、理解できない。
とまあ関係ない話を振った上で、映画のことを。

この作品を選んだのは、
コメディに分類されていたからです。
コメディなら血を見なくていいだろう。
近藤芳正とか、本上まなみなど、知っている役者さんも出ているし、ヒロインもそこそこかわいいし。
そういうコトね。

2分間のタイムループ。
それが何度も繰り返す。
「時間が止まって欲しいと願ったから」
ヒロインはそう信じ込んでいるが、実はそうではなかった。
オチがあまりにもあっけらかーんとしてて笑えたけれど、この作品にはぴったりの結末でした。
2分間のタイムループを理解して、逃避行してみたり、自殺したり、みんなめちゃくちゃなんだけど、2分立つと笑いにかえられる。

話が前後してしまうんだけれど、この作品をプロデュースしたのは、ヨーロッパ企画と言う劇団だった。
少したどると、この前にも「2分間のタイムループ」をテーマにした作品があった。
「ドロステはてで僕ら」だ。
シリーズもので、タイムパトロールが絡んでくるのは同じ。
絡み方が違うのは創作の妙というべきか。創作者ってのはすごいな。
オチも違うし、ドロステの方がドタバタだけども、どっちも面白い。
京都の貴船の老舗旅館が舞台になったり、その風景があることで「2分間ループは進化した」ってことでいいかと思う。

もう少し風呂敷を広げてしまうけれど、以前「テラスにて」と言う映画を見た。
これも少しコメディ仕立てだったけれど、核はシビアな人間ドラマ。
その映画を思い出したのは、舞台がひとつであること。
ステージの上で物語が動いていく。
3作ともがそうだった。
って、気づくのが遅すぎか。つまり演劇映画なのだった。
ただ、ヨーロッパ2作は、演劇風の話し方を全くしないので、ドラマ自体をあんまり見ない自分には、すぐわからないのでした。
と言い訳させて。

見た後で、感想をいくつか拾い読みしたら、つまらなくなって途中でやめたなんて人もいたなあ。
そう言うものかねえ。
他人の感想なんて必要ないな、なんて思いながらも感想を書いているわけですけど。

早織さんの演技が、とてもコミカルでわかりやすくていい。
しかもとんでもなくかわいいし。
後ろ髪ぱっつんできっちり七三って、かわいい子じゃないと似合わないでしょ。
ヒロイン藤谷はそれとは相対的に普通の子。
この組み合わせこそコメディだわ〜。
逆に前作「ドロステ」では、彼女は2人分の立場をこなしていたなあ。

2分間ループ、面白いので、今後も続いて欲しいです。
期待してます。

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