小樽滞在、3日目。
翌朝、友人が宿を訪ねてきた。
渡したいものがあるそうだ。
大体想像はついていたが、予想通りのもの。
道新が出しているガゼルというミニコミ誌と、炭鉄港の切手シート。
この切手シートシートは部数限定で、入手は無理だろうと思っていたが、思いもよらずゲット!発行部数も控えめで、入手は難し目だったらしい。
話し込んでいるうちに時間を忘れてしまって、この日の予定は大崩れ。
全てキャンセルして、市民会館へ行くこととする。
市民会館では小樽で売り出し中の義貴さんのライブがある。
そもそも今回の小樽は、これが主たる目的で、そこに肉付けをした。
早めに出て、通りすがりのラーメン蔵に飛び込み、特製味噌とギョーザを頼む。
「観光客は小樽でラーメンを食う」と嘆いていた男がである。
味噌ラーメンはあんまり食わないが、北海道では味噌だろう。
郷に入りては郷に従えどう言うし。
飯を食ってる最中にチケットを忘れたことに気づいて宿に戻る。
すっかり時間がやばくなって南樽駅からタクシーに乗る。
タクシー料金よりも街中を高速で移動してしまうことが惜しい。
市民会館では友人と合流して入場。
知った顔の人たちや、よさこいの人たちなどが多くのパフォーマンスを披露する。
予想外の展開ではあったが、熱い思いにうたれて目が潤んでくる。
ライブ後に出演者と話していると、このあとサンモールでサッカーを見たり飲んだり食ったりピアノ弾いたりするという。
今夜は予定がないので、そのままお付き合いすることにして、サンモールにゆく。
暖かいといえど陽が沈むとさすがに少し冷えてくる。
それでも愛知で一番寒い頃の最高気温程度なのだから、11月下旬にしてはずいぶんと暖かいのだろう。
美人ピアニストがストリートピアノを弾いたり、レンガ横丁に入って暖をとりながら小樽話しをしたり、楽しくて貴重な時間を過ごしました。
そしてサッカーが始まった。
周りが熱心に見ているので、一緒になって見ているが、いかんせんルールがわからないので意味がわからない。
サッカー好きのM.T.さんに説明を請うが、細かいことは知らないらしい。
そうこうするうちあくびが多くなってきたので、宿に帰ることとした。
一緒に飲んでいた友人はとっくに帰っていた。
一体何時だったのだろう、確か対ドイツ戦の前半が終わったところだった。
コンビニでパスタを買って宿に帰ったが、そのままばたんきゅう。
暖房を入れてくれてあったが、サンモールから南樽まで帰れば汗だくである。
暖房を切って窓を開けた。
そのまま午前3時頃まで寝落ち....