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確かなものなんて

本日のお話をさせていただきます。
合掌、なんまんだぶ、礼拝。
🙏🙏🙏

今回の「なもフレーズ」はこちらです。

いつまで経っても 変わらないことは
確かなものなんてないことだ

「キャメル」 くるり

なぜこんなにくるりを聴き続けているのだろう。

それはバンド名よろしく、くるりくるりと変わり続けているからかな、と思ったりする。

とても人間味溢れているし、どこか自分の生き方に重ねてしまうのかもしれない。

当のご本人たちは、そう思っていないのかもしれないが笑

例えば私が聴き始めたのは、紛れもなく「ロックンロール」
生きていく上での喜びや悲しみ、希望と絶望、全てが詰まっているのだ。
もちろん撃ち抜かれた感じ。
バンドとしては「アンテナ」期になるのだろう。
ゴリゴリのロックバンドの時だ。
その流れで過去作も聴きまくり、次のアルバム「NIKKI」も大好きだ。
大阪城ホールでのライブに行ったことは今でも鮮明に覚えている。

過去作も含め一つ言えるのは、
くるりは変化、旅を続けていくバンドなのだろう
ということ。

専門的な音楽用語はよく分からないが
フォーク、オルタナティブ、テクノ、ロック、クラシック、ラップ…

それはまるで音楽の深淵を目指して、全てを飲み込み、変化を恐れず、旅を続ける一団

途方もない苦しみに襲われることもあるだろう。
多くの人たちとの別れもあった、
それでも彼らは旅を続ける、
未だ見ぬ音楽を求めて。

すみません、個人的な思いに任せて文字を走らせました。

この「キャメル」は、私の中ではある過去の悲しみとセットになっています。

2011年3月11日

リリース予定を振り返ってみると、もちろん震災以前に決まっていたはず。

ただあまりの悲しみに打ちひしがれ、絶望の淵にいた時に聞こえてきた歌でした。

いつまで経っても変わらないものは
確かなものなんてないことだ

諸行無常
お釈迦さまはこのことを私たちに示されます。

あの時、絶望の淵で多くの人が、確かなものなんてないと気づいた。
尚且つそれは、いつまで経っても変わらないことである、ということ。

「キャメル」と震災は、切り離すことは私にはできません。

ただ、もう一つ思うのです。
諸行無常は、ただ悲しみを説くだけではないのです。

この世界はとどまることなく変化をしているのだ。
確かなものなど何一つないのだ、
裏を返せば、私たちは変化をしていけるのだ。
今からでもリスタートできるんだ。
そんな受け止め方もいいのではないかと思います。

どうやらくるりは、再び旅を始めるようです。
バンド名よろしく、くるりくるりと歩みを進めることでしょう。
私もまた明日から変わっていきたいな。
いいじゃないですか、無常だから。


本日もお参りいただき、有難うございます。
合掌、なんまんだぶ、礼拝。
🙏🙏🙏

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