今月気になった音楽6月編
先月は梅雨入り前滑り込んだとか言ってたのに明けちゃいましたね…
気になった音楽6月編です。
基本的に新譜中心にやるつもりですけど、今の気分であればいつのでも取り上げるつもりです。備忘録的な役割で見てくれる人にも何か発見があれば!
一曲目はキャッチーな大人のお子様ランチから。
イントロ最初からキャッチーな歌入りFuture Bassから始めて多分作者さんの本業っぽい治安悪めの展開に突入、徐々に両者の音色を混ぜながら盛り上げていってラストはサブべースモリモリのトラップ!完璧な構成ですよね。
ボカジャズみたいなのとは別でこういうのも作りたいなと思ってます。
影響されすぎてbrass stabをシンセでプリセット組んだりしました。
この投稿も見習って最初はキャッチーなものから始めてるしね。
何でもまねびます笑
Math rock
次はイケてるギタープラグインのディベロッパー、Neural DSPから推しのギタリスト三人のセッション動画が上がっててアツい。
この三人のシグネイチャーのアンシュミのバンドルの宣伝の動画です。
こんなんみたら買っちゃうよなw
この中でも特にTim Hensonはマスロックというジャンルらしいです。(Chonとかもそうですね。)フォロワーさんに教えてもらって感謝!
分からないと調べようもないですからね…
日本のマスロックも紹介してもらったのでお裾分け。
曲作るようになって男声の音域の低さがアレンジにも関係するようになって実用的にも男声が好きでなくなっているのですが、この声、イケます。笑
マスロックらしいテクニカルなギターも素敵。
興味深いのがドラマーの方のクレジット「Groove Activator & Art Work」
音源は打ち込みで組んでライブでは叩き、映像も手掛けているらしいです。
音楽だけで聴いてもらえる時代も、ドラマーだけで食っていける時代も
とうの昔に終わりましたしね。
拡散し過ぎてる私の能力の一つのロールモデルとして参考にしたい。
chelmicoみたいな温度感のラップがすごく心地いいです。
ドライブ行きたくなる感じ。
でも決して楽観、キラキラって訳でなく癖ある感じ。
…ラップについて語る語彙が少なくて申し訳ない笑
音の面白さ志向なんですが、歌詞も書かないといけないし
ラッパーはリズムも言葉も操るスペシャリストだと思っているので好きなラッパーは集中的に研究したいです。
…キャッチーはもういいですか?
こちらのnoteの投稿で気になりましたが大当たり。
(多少前提知識が必要ですが相当面白い記事です、オススメ。)
アフロリズム×ジャズアンサンブルの傑作、と言っていい気がします。
大きな編成ってともすれば古臭く感じるかもしれないんですが、
響きが洗練されてて新鮮、リズムも複合的で素晴らしいです。
こういうのって意識しても探せないレベルなので一言でもnoteに書けて残せるならそれだけでものすごく価値があると思います。
好きな人に届けばいいなぁ。
HyperPop
積んでたユリイカのHyperPop特集を勉強のために読んでます。
ジャンルとしての定義がものすごく難しくて、いろんな角度で説明が試みられています。内包してるパワーも大きいし今にも拡散してほどけそうなタイミングなので理解したかったらすぐに買うの推奨です。今ですら遅いと思っちゃったくらい。
その源流として一枚。
A.G.Cookに創立されたレーベル「PC Music」のコンピから
SOPHIEとかCharlie XCXとかこの流れにあるんですね。
音楽しか聴いてなかったのでようやくつながった感覚あります。
現行のHyperPopからすると特有の「過激さ」みたいなのが足りない感じもしますが、ピッチを上げたボーカルなどの片鱗は見えます。
maltineの流れからこの周辺もHyperPopの文脈に乗せると咀嚼しやすくなるんですね。ちょうどkabanaguの新作がリリースされました。
でもやはりHyperPopらしさ、みたいなものからは離れ始めてる気がする。
純粋にPopsとして評価する方が妥当なような。
21年以前の物の方がらしさを感じるにはいいかもしれませんね。
ただ私はこの流れがどうしても長谷川白紙のフォロワーに見えてしまう。
特にボーカルのテクスチャーが聴き分けできないんですよね…もう少し聞き込みたいです。
ユリイカのディスクレビューの最後に付されていたのでここでも最後に。
特別に歌が上手いとかHyperPop的であるとかそういうことではないんですが、他のVtuberのアルバムとは明らかに一線違う奇妙さと後から振り返られうる強度で食わず嫌いせずに聞いてほしさあります。
楽曲派のアイドルや声優とかの延長線上にあって上手く自分を「素材」に出来ている感じがある。(説明下手ですみませんw)
なにより自分自身がそれを面白がっている節、リスナーを信じてこのアルバムの一番難解な曲を周年ライブ一曲目に持ってくる胆力に驚きましたw
A.G.Cookといえば、恐ろしい完成度のこれを挙げないことには…
コーチュラでのパフォーマンスで正直疑ってしまってましたが、
エレクトロニクスもりもりのアルバムの曲を全部演奏出来てしまう歌唱と演奏力に脱帽です。個人的な好みでもドラマーが素晴らしかったw
正直録音のBADモードよりも統一感があって好きかも。
このライブで演奏されなかったお気に入りの12分ド直球ハウス「Somewhere Near Marseilles」が収録されてないことだけが唯一のケチ付けポイントでしたが、冨田ラボ大先生が上手く回収してくれました。
讃美歌から始まって最後は10分越えのMIXTAPEで終わるこのアルバム。冨田ラボにしか出来ないよ...w
件のMIXTAPEも実際に繋ぎ合わせたのではなく繋ぎ合わせたように聞こえるようにコンポジションした、そうで。バケモンかw
煙たがられて、須臾の島で聴けるような管弦の響きがとにかく素敵すぎてメロメロでした。これをPOPSに昇華できるのは流石としか言いようがない。
編成はフレンチホルン、トランペットとトロンボーン、フルートとクラリネットの同録だそうなので早速パクろうと思います。笑
前々作、前作でメインを張っていたコーラス隊の面々が象眠舎にかなり寄っていたので、冨田ラボと小西遼さんのタッグとかねぇかなとただのファンは夢想してしまいます。
現代ジャズからも
正確には先月なんですが今月良く聴いたのでここに。
まさに王道の現代ジャズ。まだ18とかですっけ…???
もう人生何回目ですかという内容の充実っぷり。
ソロの組み立てがすごく理知的で賢いんだろうなと伝わってきます。
サイドマンも完璧な人選で初めてジャズ聴く人にもお勧めできそう。
ここまでも泣く泣く削った作品も多いくらい良いのが溢れているのに来月以降も凄いのが目白押しなんですよね。とんでもない時代…
確実にその月に取り上げるので先行シングルは軽めに情報だけ。
遂に出る!DOMi & JD BECKのアルバム。ゲストもウルトラ豪華で楽しみ。正直アルバム出るのは二年遅かった感が否めないけど楽しみ!
大本命SnarkyPuppyのオリジナルアルバムも出ますね。
SnarkyPuppyカバーしてみて力不足痛感してもっと音楽やりたくなってるので本当に先生みたいに見てるとこあります。
こうしてみると以前より音の解像度が上がってることを実感。どの楽器がどういう仕組みでその音を鳴らしているのか、ミックスはどうなってる…etc
単純に嬉しいし楽しみ方増えますね。少しずつでも成長してるんだなぁ。
おわりに
先月が少なめだった反動か書きたいのが増えたものの、あんまり書きすぎると読みにくくなるかもしれないというジレンマに苛まれちゃいました。
代わりに次に掘るための導線は引いてるつもりです。
気になるものがあれば掘って、面白そうなものがあれば私にも教えてください~!
この投稿も無事4月から3か月続いたのでマガジンとしてシリーズ化します。
後で振り返りやすくもなっていいでしょう。
よろしければ前回前々回も読んであげてください!
よんでくれてありがとう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?