今月気になった音楽 10月編
今月気になった音楽 10月編です。
まずはなにより象眠舎!ライブ行ってきました~!
見た直後はちょっと素晴らしすぎて言葉にならなかったのですが、少し落ち着いてきたので書き残します。
レギュラーメンバーといってもいいEma 吉田沙良 Sarah Furukawaの素晴らしさは最早語るまでもないかもですが、今回初めてライブを見た映秀。が素晴らしかったです。
4月のinternational jazz dayの配信ライブでは会場のCotton Clubと微妙に熱量が嚙み合ってない感もあったけど今回の初野外ライブでは最高。
パフォーマンスや歌声もライブで何倍も光る魅力の持ち主でファンになってしまいました。何より楽しそうに歌うのが本当にいい。天賦の才ですよ。
ライブ版見た方が魅力が伝わりやすそうなのでこちらを。
今回初参加だった安藤裕子も良かったですね。彼女の曲であるTEXASはバスクラの原元由紀が原曲のファンでアレンジ希望楽曲だったらしくバスクラが映えるアレンジで素敵でした。笑
プレイヤーがバックにとどまらない、一人一人が一角のスターであるのも象眠舎の魅力だと思うのでアルバムではそこもフィーチャーされるといいな…
(今冬って聞いてたけど忙しそうで出ないかも)
ライブはまたあるので是非!
Louis Coleの新譜も最高!
抜群に歌として口ずさみやすいのにハーモニー感覚も楽器隊のリズムもハマってて20曲もあっという間でした。
それでいて前作までの奇妙さも残ってて一聴して分かるLouis Cole印。
本来この奇妙さはニッチなものなのかなと思っていたら最近よく聞いてるJ-WAVEの番組「TOKIO HOT 100」(※)で2位になってて腰ぬかしました。
藤井風とゆいにしおに挟まれてるんですよ...?笑
そういう売れ方するイメージは無かったんですが、DOMi&JD Beckとかも意外と上にあったりで1リスナーとしては素直に嬉しい。
来日ライブも一時売り切れとか…(現在は席を増やして受け付けてます)
ここまでちょっとdisってる風で書いたけどw
私は心からLouis Coleを尊敬してます。ドラマーとしてもソングライターとしてもプロジェクトリーダーとしても。
いくらでも複雑に、テクニカルに、グロテスクに笑 作れる人が殆どデモのような仕上がりを完成と出来るバランス感覚は本当に見習いたい。
リスナーを舐めてはいけないなと思います。
一度制作の方に回るといくらでも複雑に、ノットPOPに出来るからリスナーに「合わせる」みたいなことを考えてしまいがちですが、
その視点は有っていいものの、自分が出力したいものから外れてもいけない。ボカコレで1位だったいよわさん見てても同じようなこと考えました。
Knowerとオーケストラとの曲も並行して既に作ってるらしく楽しみ!
(※)ランキングのつけ方は「J-WAVEでのオンエアチャート・ビルボードジャパンのデータより、音楽ストリーミングサービス・ダウンロード・動画再生回数・CDセールス・Twitterのツイート回数をポイントで集計し、J-WAVEのオフィシャルチャートとして、毎週100曲のオリジナルランキングをオンエアしていく。」なのでかなりバイナルチャートといった感じ。TikTokも計算に入れてるみたい。
Louis Coleは聴くところによるとラジオでの再生が多かったみたいです。
ドラマーつながりでMark Guilianaの新譜も取り上げます。
現代最高のドラマーの一人である彼はビートミュージックを生演奏で解釈したプロジェクトとオーセンティックな現代ジャズクインテットを持っていましたが今回はその中間ともいえるサウンド。
クインテットのサウンドがエフェクティブに加工されていたり、シンセだけのインタルードがあったり一周回って今っぽい。
バンドとソロで複数人格?を使い分けることが製作ツールの普及もあり容易になって増えたと考えてます。
その2つが相互に影響を及ぼしている様子を聴くのが好きです。
一方で一緒になってしまうのはつまらない。笑
制作で二重の人格が持てるのか?みたいなことが興味なんでしょうか。
ガンダムの新作水星の魔女を最近見てます。
凄く面白くて脚本見たら私が人生で二週見た唯一のアニメ「コードギアス」シリーズと同じ脚本家大河内一楼で驚きました。好みなんでしょうね…
オープニングのYOASOBIにはまったく興味なかったんですが、EDテーマのストリングスが耳に止まって調べたら作編曲みんな大好きryo (supercell)
好みなんでしょうね…w
逃れられない好みというか年少期に入ったものって取り除きがたいよねって話でした。それは悪いことではないけど意識的でありたい。
STUTSの快進撃がすごい。
STUTSのスタイルってともすればChill一辺倒で詰まらなくなってしまいそうなんですが、それを客演の素晴らしさで回避してたイメージでした。
今作は本人が歌って楽器も演奏しててミックスまで完結!
ライブでは披露していたバンドスタイルも合わせていよいよ完全体になった感があります。永遠に聞いてられそう。
先月のMakayaもそうですが個人的にプロダクションと生演奏の混合に興味があって、STUTSのスタイルはその一つの形だと思うので参考にしたいです。
そのセンスでプロデュースしているMirage Collectiveも展開が楽しみ!
SynthsitherVライブラリー花隈千冬発売!
めでたい~!無事迎え入れました。
今絶賛練習中ですが後発なのもあるのか素養の良さが際立ちます。
あまりに自然なので逆説的に歌そのものへの理解が求められてる気が。
こういう歌歌わせたらピカイチですね…
と思えばこういう激しくも出来るらしくポテンシャルに驚き…
取り敢えず今は赤い公園の交信のワンコーラス分組んでます。
ある程度できたらMy Favorite Thingsに挑戦する予定。
これは尊敬するプレイヤーの方に演奏をお願いするつもりなので、時間はかかるかもですがバッチリ仕上げたい…がんばるぞ!聴いてね!
私自身の活動報告としてはM3出しました!初!
ゴリッゴリのアンビエント+ECM的なドラムを合わせたものを上げたら最後に入れてもらってます。ありがたや。勉強になりました!
曲単体もそのうちあげましょうかね...?
それよりも。
フォロワーさんのPodzolさんがM3で出してたアルバム『YUZE』が秀逸だったので紹介させてください!
内容は前述のMark Guilianaの新譜のような現代ジャズと共振するようなアコースティックトリオを主体としつつもポスプロも取り入れてる意欲作。ギターのトーンがもうそれだし、シンバルを水平にセットして歌わせないと得られない音色が本当に大好物で楽しく聴けました。
なにより、近い世代の方が現代ジャズを消化してオリジナルを作ってるのに本当に励まされて元気出ましたね…
ジャケットもかっこいいんだ、デザイナーさんがついてたみたいですね。
おわりに
月末にATH-R70xというモニターヘッドフォンを買ってから音楽聞くのが楽しくなりました。波形が見える感覚。解像度が高いっていうんでしょうね。
今回の取り上げた曲も改めて聴いてみて分かったことも多かった。
一回聞くことで得られる情報を増やしていけたらなと思います。
11月はブラックフライデー
色々機材は仕入れることになるでしょうけど、目指す好きな音楽を見失わないようにその助けになるものを買いたいですね。
モニターヘッドフォン買ったのも録音をお預かりする可能性があるのでなるだけ正確にモニタリングしたかったから。
(折角だし狙ってる、オススメの機材みたいな記事書く...?余裕ないけど)
音楽聞いたり本読んだり映画見たりゲームするのも運動するのだって全部音楽のため。
寄り道も全部ローマまで通す気持ちでちゃんと取り組んでいきたいです。
よんでくれてありがとう。
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