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最近気になってるDTM Tipsとアイデア

最近この手の話をする時間がなかったので確認がてらnoteにシェア。
役に立つもの、アイデアがあれば幸いです。

ダッキング

しばらく前からダッキングにハマってます。

ダッキングとは「身をかがめる」という意味で、メインの音声が鳴る際に他の音を絞って目立たせる事をいう。(略)
例えば、曲中の音作りの一環としてバスドラムの鳴る瞬間にベースの音量を絞るというような手法がダッキングである。
偏ったDTM用語辞典 Ducking ダッキング より

コンプやゲートなどのダイナミクス系の中でもよりトラック間の関係性を規定しやすい印象で使っちゃいます。Fx系ガチャガチャ入る曲には特にいい。
トラック間の関係性が規定されていると総音量の大小で音像が崩れない気がする。

音立たせるために音を大きくするのではなく、その周りを開ければ、そこにあると知覚できる。みたいな意味合いで際限ない音量の上げ過ぎみたいなのにも効果あるのかなと。

使っているツールとしてはDevious Machines Duckが使いやすくていいですね。他にも類似が色々あるんですが、一番やりたいことに対して早い。
やり過ぎ注意!

(そもそも波形ベースで音量ガリガリ描いちゃうこともあるんですが…脳筋ですみません…笑)

音色の延長線上で使いたいディレイ、プレートリバーブにも使うのが私の流行りでした。音色関係をセンドで送るのが面倒で内蔵されているタイプで気に入ってるものを紹介。
Liquidsonics IllusionをBFに買いましたが、ダッキングプレートとしてだけでなく普通のリバーブとしても◎
Sixth samples Deeleyはフリープラグインなのにダッキングが入ってて、ディレイの決定版Echoboyと使い分けもできる気がします。オススメ。

クリッパー

Ozone 10に搭載されたSoft Clipperから必要性を感じてクリッパーを本格的に探していました。
Ozoneについているってことは、ダンスミュージックのような音圧重視の音楽だけではなく、現代の音楽に必要ということ。

ドラムバスやスネアにも使いたかったのでレイテンシーが無いもので探してBSA Clipperを購入。大満足。
私の使い方としてはGainmatchとS1のスプリッターは併用してます。

Signum Audio SKYE CLIPPERも使いやすそうだったんですが、レイテンシーアリなのが惜しかった。

音色を大幅に変更するもの、遠慮なくフェーダーを上げる。

音を加工することを最近恐れなくなってきました。
tofubeats風に言うと音をプッシュすること。

その中でもかなり代表的でほぼ無料で利用されてきたTrash2が更新されなくなるということで、過激な加工はどうなっていくんでしょうね。ハイパーポップの文脈でTrash2をかけまくって音を破壊するみたいな言説は散見されていて、端的に言って文化の損失に繋がりそうだと感じています。

そういう意味で無料でいい感じに【破壊】出来るディストーションを紹介しておきます。XynthAudio LE PHONK
ここのREZONATORもかなりいい感じそう。

これとは別に
Snapheapは静的な処理に重きを置いてるS1では大活躍してます。
多分Phase Plantも使ってしまうんだろうな…怖くてデモれません。笑
一方Liveのエフェクトは動的な処理が得意で、ある種の実験ができるものが多い。M4Lのツールが代表的ですね。

あとはいくらやってもパラレルで戻せば何とかなると体感したのも大きかった。パラレルミックス最高!

守りのミックスを学んできたのでそろそろ攻めのためのミックスを覚えたいです。何より発想部分、不可逆な加工なんてほとんど無いんですしね。

おわりに

搭載されている機能から必要性を逆算して自分の考えや発想をアップデートするのが独学には必要なのかなと考えてます。
「伝説の」「伝統の」モデリングのシンセやEQ、コンプが音楽的、みたいな説明で理解せず、何故まで突き詰めて考えること。そこまでやるならいろいろ買う価値あるのかなと最近理解しました。実用+勉強代。

以上、散財懺悔日記でした。💸💸💸
後悔はしてないんですけどね。笑

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