quodって、どんな会社?ふたりがこの会社と出会うまで【メンバー対談/前編】
quodでは、どんなメンバーがどんな仕事をしているの?
そう思ったみなさん、ぜひこのnoteを読んでください。
今回は、社会人歴7年/quod歴1年で食・人に関わるプロジェクトのPRに携わる佐藤真里奈(さとまり)と、社会人歴3年/quod歴2年で東京と地方のさまざまな業界のプロジェクトでPRに携わる宮本倫瑠(みちる)のふたりが登場。quodにジョインするまでのこと、quodでの働き方、これからのことを聞きました。
【前編】では、ふたりがquodと出会うまで、そして入社を決意するまでのエピソードを紹介します。
ふたりの掛け合いから、quodの雰囲気が感じられるかも…...?
就活って、ドラクエなの?
(左)「さとまり」こと佐藤真里奈/(右)メンバーから「みちるちゃん」と呼ばれる宮本倫瑠
さとまり 前職は、新卒で入社した銀行で6年弱くらい。仕事内容は充実していたし一緒に仕事をする人も魅力的で、嫌だったということではないんだけど、「自分、一生このまま銀行員なんかな?」って、ふと考えることがあって。
就活生の頃に「お菓子が好きだからお菓子メーカー」「メイクが好きだから化粧品業界」っていうのがなくて。はっきりとした「これがやりたい!」という仕事を見極められなかったから、「金融」という幅広い業界とつながれる業種を選んだんだよね。
それで社会人5〜6年目の頃に少し転職活動をしてみたんだけど、「政府系金融機関」での経験しかない私が他の業界に行くのは、なかなか厳しいって気づいたんだよね。面接では必ず「前職は何してましたか?」と聞かれるけど、金融系以外からの反応はよくはなかった。
「最初に決めたキャラで最後までって、RPGみたいだな。ドラクエかよ」と思って(笑)。
みちる それ、めちゃくちゃ的確な表現ですね(笑)。
さとまり 人生100年時代と言われているのに、これでいいのかな?って。世の中たくさんの人がいていろんな仕事があるんだから、大人になって別のことにチャレンジしたり、自分のやりたいことを考え直してみる機会があってもいいはずだよね。
(quodの共同代表の)飯塚さんとは、もともと前職の同じチームで働いていて、私にとってずっとメンター的な存在だったのね。飯塚さんが退職してquodを立ち上げてからも定期的に相談に乗ってもらっていて、私の性格も興味も知ってくれていたから、信頼関係もあって。だから転職活動をしていてquodと出会ったというより、話を聞くうちにだんだんジョインしたいと思うようになった、という感じかな。
みちる 真里奈さんのバックグラウンド、知らないこともたくさんありました。私も前職で「ずっとこのままなのかな」と不安になったところは、似ているかもしれません。
私の人生って、何でも自分の思い通りにしてきたんですよ。出身が、愛媛県の宇和島市というザ・田舎なので、「国公立大学に行きなさい」という空気だったけど、「いや、私は自分で調べて、この大学が一番良いと思ったので、絶対ここに行きます!」と押し通したり。親は好きなようにさせてくれたので、習い事も進路もバイトも全部自分の意思で決めて……。やりたいこと、全部やってきた!って言い切れる人生でした。
(写真)みちるの出身地・宇和島市にて、よく通っていた道の風景
その「思い通り」が初めて覆されたのが、就活を経て新卒でWeb広告代理店に入社してからでした。
「広告業界に行きたい」という漠然とした希望はあったものの、何をしたいのか具体的に考えきれていないまま決めたのがよくなかったんだど思います。広告業界の中でも、営業なのかクリエイティブなのか、職種がいろいろあるじゃないですか。もしかしたらメーカー企業の広報でもよかったのかもしれない。具体的な仕事内容のイメージがつかないまま、代理店に入社したんです。
第一志望ではなかったものの、住まい、暮らし、エリア、地域に携われるところは価値観があっていました。その魅力を伝えるクリエイティブ部門に興味があったけど、配属先は違う部署でした。これが人生で初めて「思い通りに行かなかった」ことだったんです。
初めての経験で自分の未熟さも感じ、どう対処すれば上手くできるのか戸惑ってしまいました。学べたことは多いけど、次のキャリアでは違うことがしたい……と思ってしまうほど、当時は「自分には合っていないのではないか」と感じてしまったんです。1年後、自分が楽しく働いている姿が想像できなくて、Wantedlyでquodを見つけて話を聞くようになりました。
「ギルド」のようなquodの強み
さとまり ジョインするまでの葛藤は似ていたのかもね。私は飯塚さんからずっと聞いていた「個人の人生から仕事を考える」というquodのビジョンを、すごく魅力的に感じたの。
(quod共同代表の)中川さんとも話す機会があったんだけど、中川さんは飯塚さんとはまた違う強みがあって、今まで一緒に仕事をしたことがないタイプだった。強みの違ういろんなメンバーがワンチームになってプロジェクトに取り組んでいく進め方とか、個人のスキルの活かし方がすごく良いなと思ったんだ。
みちる それわかります。私は最初にお話したのは中川さんだったんですが、その後お会いした飯塚さんも柴田さんも、一度会っただけで「この人たちと働きたい!」と思わせてくれたんです。私の気持ちを大切にしてくれて、「自分のやりたいことをやりたい」というのがquodでなら叶えられそうと感じました。
(写真)quodメンバーの様子
さとまり quodって「ギルド」みたいな表現をすることがあるでしょ? いろんなスキルを持った人が集まって、補完しあいながら個として立っていく。一人じゃできないこともあるけど、集まることで相乗効果で、いろんなことができるよね、という組織。その点はすごく魅力的だったけど、その点で逆に「quodというチームで、自分には何ができるんだろう?」という不安もあった。みちるちゃんは、入社の決め手はなんだったの?
みちる 私から見たら、真里奈さんはたくさん強みを持っていると思うし、羨ましいです!でも決め手の話でいうと私の場合、quodの事業の軸でもある「地域」への考え方に共感したのも大きかったです。宇和島出身という話をしましたが、自分のなかに「地元を元気にしたい」という思いが強くあることに、quodの皆さんとの対話が気づかせてくれました。宇和島の人が「こんなことできるんだ」と思ったり、宇和島で楽しく過ごせる場所やイベントを作ったり……。そういう大学生の頃からやりたかったことを思い出したんです。
(写真)宇和島市の漁港。「地元を元気にしたい!」という思いに気づいた
さとまり みちるちゃんがくれた宇和島のみかん、すごく美味しかったもんね。
みちる ありがとうございます(笑)魅力があるのに課題を抱えている地域が多いなかで、都会の人たちがビジネスとして開発に入ることに違和感を感じていました。地元のことがわかって想いもある人にやってほしいなと。
中川さんはご自身も地方出身で、東京で長年ビジネスをやってきた経験をいかして、地方との関係性を築いている人。私の思いにも共感してくれたのが純粋にとても嬉しかったんです。中川さんから「ゆくゆくは、地域の力だけでお金を生み出すビジネスを作りたい」という目標を聞いて、「それだ!」と。
入社前は、真里奈さんと同じように「何ができるんだろう」という不安もあったけど、仕事に対して考え方が合う人たちと一緒に働きたい気持ちが勝ちました。
さとまり そうだよね。quodのメンバーの魅力が、その不安も乗り越えさせてくれたよね。中川さんと飯塚さんの関係性も素敵だし、メンバーそれぞれのつながりも良い意味で独特。そこは、取引先の皆さんにも魅力に感じてもらえてる部分なんじゃないかな。
(後編に続く)