![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18601838/rectangle_large_type_2_ab55e47f3fa10bc213ad78d5e12ab7f3.jpeg?width=1200)
卒園アルバム作成:作成を始める前に&初めにやること
全くの素人が卒園アルバムに挑むことになり、兎にも角にも、まずは情報を集めなければと思いました。
でも、情報収集と一言で言っても、そのベクトルは様々。
私はまず3つの観点で情報を集めました。
1.卒園アルバムにまつわるトラブル(何が不満を生むか)
2.所属園の過去の卒園アルバムの内容
3.具体的に何から手を付ければよいのか
1.卒園アルバム作成はなぜトラブルを生みやすい(ように見える)のか
実際にどれほどの確率でトラブルになっているかはわかりませんが、長女の一つ上の学年でも発生したと聞いていたので、私は何よりも大きなトラブルを生んでしまうことを恐れていました。
そのため、トラブルはなぜ起きるのか、何が不満・行き違いを生むのか、一番に調べ始めました(今振り返ると、一番に調べる方向か?と突っ込みたくなりますが)。ネット上には幸いにも(不幸にも!?)かなりたくさんの例がありました。
私が見た範囲では、大体の不満は2つに集約されるように思いました。
・質と値段がアンバランス
・保護者の熱い思い(要望)に制作者が対応できない
・質と値段のアンバランス
卒園アルバムも「購入品」という目線で見ると、やはりコスパが悪いと感じられると不満につながるようです。特に、出来上がりが手元に届くまで全く分からず、届いてみたらがっかりだった、、、という場合には。
・保護者からの要望に制作者が対応できない
これはスケジュール、スキル、熱意という3つの観点で、製作者以外からの要望に製作者が対応できない場合が発生しているようです。ざっくりいうと、それぞれ次のような内容です。
・スケジュール:締め切り直前や度重なる修正の要望
・スキル:技術的に写真の加工やイラストの準備ができない
・熱意:製作者のモチベーションを上回る要望のため、
(製作者)「そこまで言うなら自分で作ればいいのに」
(要望者)「製作者なのによいアルバムにする気がないのかな」
という状況
総括すると
卒園アルバムといえど代金をいただくものを作成するわけなので、仕事を委託されたつもりで、製作者は自分のスキル・予算・制作進捗をほかの保護者の方と共有することが、トラブルを回避するうえで重要なのでは、と推察しました。
2.所属園の過去の卒園アルバムの内容
一口に卒園アルバムと言っても、内容も形状(挟み込みタイプか、印刷タイプか、など)様々です。保護者の方と話をスムーズに進めるためには、卒園アルバムという言葉から想像される物のイメージを合わせておく事が大事となってきます。
保育園や幼稚園は兄弟姉妹で通園するご家庭が一定数するので、「卒園アルバム」というキーワードから想像されるものは、過去その園で作られた卒園アルバムを指す人が多いだろうと思います。
なので、所属園の卒園アルバムをベースに、みんなのイメージを合わせていく事にしました。
所属園での過去のアルバムのうち、3冊選ぶ
過去のアルバムを5~10冊程度見ると、自分の好きなアルバム、見て幸せになるアルバムが見つかるはずです。「これだったら自分でも作れるかも」というアルバムもあるはずです。(失礼ではありますが)「このアルバムは好みでない」というものもあるかと思います。
好きなアルバム
自分でも作れそうなアルバム
あまり好みではないアルバム
保護者の皆さんの意見を聞く
この3冊がほかの保護者の方に意見を聞く際の基準となります。
基準となる3冊を選んだら、特にお兄ちゃん・お姉ちゃんがいる保護者の方に意見を聞きます。できれば保護者会等、可能な限り多くの人が集まる機会を狙って意見を聞けると最高です。何を聞くのとかというと…
・3冊のうちどのアルバムが好き?そのアルバムのどんなところが好き?
・自分でも作れそうなアルバムは許容できる範囲?
・3冊見てみて、もっとこういう内容があるといい、といった意見はある?
アルバムを見てもらいながら意見をもらうと、「お姉ちゃんの時は○○が載っててすごくよかった」「一人一人違うアルバムにもできる?(手作業で写真を挟み込むタイプ)」「顔写真並べてるだけだとつまらない」など、たくさん意見が出てきました。
そして許容できるアルバムの品質、何がアルバムに求められているのか、を大まかにつかむことができます。と同時に、自分のスキルレベルもそれとなく伝えることができます。
この過去のアルバムを振り返る作業はとっても大事だったと思います。
更に、選んだ3冊のアルバムは、作成時にできるだけ手元に置いておくことをお勧めします。その後の作業で役立ったと感じています。
(どう役立ったのかは、別のnoteに書けるといいなと思います)
ちなみに、所属していた園の卒園アルバムは、毎年、印刷タイプ(みんな同じ)卒園アルバムで、写真をアナログで差し込んでいくタイプではありませんでした。
そのため、私がまとめるnoteにおいての卒園アルバムは、印刷業者に発注するタイプのものになります。
3.何から手を付ければよいのか
私は長女の園に上の学年の知り合いがいなかったので、どのような順序で作成を進めていったのか、聞ける人がいませんでした。(正確に言うと同じ学年のママさんで先輩とつながっている人をたどっていこうと試みましたが、「頼まれたことだけやってただけだから」とのことで、指揮を執っていた人にはたどりつけませんでした)
そこで、仕事で広報をやってる人ならこういうことに詳しいのでは?と、知り合いの中で唯一広報をやっている方に質問したところ、とにかく印刷業者をはじめに決めるといい。入稿方法と締め切りは業者によって異なるので、入稿方法が決まらないと原稿が作れない(作っても二度手間になる)よ、と。
このアドバイスをもらっておいて、本当に良かったと思っています。
初めに印刷業者をきめよう。絶対に。
まとめ
作成する前に心得ておきたいことは、3つです。
・製作者は自分のスキル、予算、進捗を開示するのが吉
・所属園の過去のアルバム3冊を選んで、他の保護者が持っている「卒園アルバム」イメージを引き出す
・制作の第一歩は印刷業者を決めることからしよう
これでアルバム作成にむけて、心の準備が整いました。
そして印刷業者をきめるぞ!と意気込んだ私でしたが、印刷業者を決めるためにやることが出てくるのでした。
そのあたりはまた次のnoteで。