YouTube ショート動画の判定基準(PC版)
先日YouTube に関するご質問をいただいた時、YouTube にはショート動画(YouTube ショート)というものがあることを教えていただいた。
興味を持ち、ネットで調べたり、どんな動画がショート動画として判定されるのかを実験した。
分かったのは、
・アプリからだけでなく、パソコンからでも投稿できること。
・パソコンで作った動画も条件を満たしていれば、YouTube が自動的にショート動画として判定すること。
その条件とは、
・正方形か縦長の画面
・60秒以内
意外だったのは、
・9:16の縦長以外でもショート動画として判定されること。
・付けることを推奨されているハッシュタグ #shorts は使わなくてもいいこと。
※注意
「YouTube ショート」はまだテスト段階のサービスなので、いつ仕様や条件が変わってもおかしくない。
YouTube のショート動画に関する主な公式説明リンク
・YouTube ショートの利用を開始する
https://support.google.com/youtube/answer/10059070?hl=ja
・YouTube でショート動画をアップロードする
https://support.google.com/youtube/answer/10343433?hl=ja
実験
再生時間とアスペクト比を変えたテスト動画をパソコンから投稿した。
今のところ、パソコンから投稿する場合、手順の途中で「ショート動画を投稿する」といったような選択画面は出てこない。
普通の動画と同じように投稿し、投稿した動画が自動的にショート動画か通常の動画かYouTube に判定される。
判定結果は、投稿した後に「チャンネルのカスタマイズ」ページに行き、「レイアウト」タブの下のほうにある「注目セクション」の「ショート動画」という項目の中に、投稿したばかりの動画が入っているかどうかで確認できる。
あるいは、ホーム画面の「YouTube ショート」の項目に、その動画が入っているかどうかでも確認できる。
縦長の9:16の画面サイズ(今回は270×480)の動画は、15秒以下でも60秒以下でもショート動画として判定された。
逆に横長16:9の画面サイズ(今回は480×270)の動画は15秒以下でもショート動画とは判定されず、通常の「アップロード動画」として扱われた。
また、9:16の縦長で60秒以下なら、ハッシュタグ #shorts をタイトルにも説明欄にもどこにも書かなくてもショート動画として判定された。
逆に、9:16の縦長でハッシュタグ #shorts を入れても、60秒をわずかに0.1秒超えただけで、61秒として扱われ、通常の動画と判定された。
ただ、ハッシュタグ #shorts を入れないと拡散力は落ちるので、入れない意味はあまりないような気がする。
再生時間についても、15秒以下や30秒以下の方が視聴増が見込める、という意見がネット上に散見される。
さらに9:16以外の縦長と正方形の画面を試したところ、すべてショート動画と判定された。
正方形までショートと判定されるとは思っていなかったので、わずかに横長の5:4も試したが、これは通常動画扱いだった。
試したのは縦長の1:2(250×500)、4:5(400×500)、正方形の1:1(480×480)、横長の5:4(500×400)。
9:16以外の画面にどんな効果や使い道があるのかは分からないけれど、このような結果になった。
縦長の動画であっても、投稿時にYouTube 機能の「カスタム サムネイル」を利用すれば、横長のサムネイル画面を設定できる。
ただし「カスタム サムネイル」の利用には電話番号による認証が必要だ。
詳しくは以下のページをご覧いただきたい。
・YouTube アカウントの確認
https://support.google.com/youtube/answer/171664?hl=ja
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