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推しの後輩

めちゃくちゃ個人的だけれども
めちゃくちゃ推しの後輩がいます

アイドルとかじゃない
リアルな知人を推しと呼ぶのは
なんだかずるい気がするけど、
他にいい言葉がないのでそう言わせてもらいたい

彼とは高校時代の先輩と後輩(2つ下)
学祭で仲良くなって、
アラサーの今でもたまに会う間柄
結構この関係は珍しいと思う

元々は、社会人になってすぐの22.3歳の頃
もう1人の後輩と3人で良く会っていたが、
その1人が来れなくなった日があって
2人で飲みにいくことになった

最初は、その来れなくなった後輩と連絡をとって
飲みに行く日程を合わせてたりしていたから
2人で飲むことになるのは想定外だったし
その日をきっかけに、
2人で飲むことが増えたのはもっと想定外だった

もうちょっと前のことなので
当時のことはあんまり覚えていないけど、
2人で出かけたり、
ご飯をすることが何回かあった気がする

彼はとにかく会話が面白くて楽しい
わたしにとっては顔もタイプだし
身長も高くて、体型も好み
正直非の打ち所がない

多分当時は普通に好きだったかもしれないけど、
私が彼に釣り合う訳がないと思っていたし、
恋愛に発展することはなく、
お互い彼氏彼女ができて
連絡も減っていった

それからストーリーにコメントしたりするぐらいで
5年ぐらいは会わなかった

でも彼氏と別れた私はなんとなく
彼のことを誘ってみた

今年の5月、久しぶりにご飯を食べて
それまでの近況を話し合った

なんだか、似ているところばかりだった
仕事の状況、考えてること、好きな食べ物
発する言葉に、ほんまにそう!と
思うことだらけだった

少し彼のことを忘れていたけど、
やっぱりめっちゃ楽しいやん!
と思ってしまっていた

その日は、正直、終電を逃してくれと
心の中で祈っていた、、

多分考えていることは同じなので、
終電を逃してくれて、うちに泊まることになった

うちのインテリアを見て
めっちゃいいやん!って言ってくれる感性も
最高に好き
(全然大したインテリアではないけど、
こだわってるところもあるので嬉しかった)

その日は、別にやましいことはなく、
ただ一緒に寝て、一緒に起きて
だらだらして、
遅い朝ごはんなのか、早い昼ごはんなのかを
一緒に食べた

私にとって
最高に素敵な時間だった

そして、気づいてしまった
この歳になって

めっちゃ好き!!!

でも、私じゃ釣り合わない
もう大人だからわかる

友達に話せば、
きっといけるって!
告っちゃえばいいやん!とか
無責任に励まされると思う

でも、この貴重な関係を崩したくないし、
正直、女性関係は信頼をおいている訳ではない

ただ単純に
笑いや、美的センス
たまに毒づく感じが
たまらなく楽しいし、癒される

だから、そんな彼を推しと呼ばしてほしい

きっとみんないると思う、
友達、恋人みたいにカテゴライズできない関係が

そんな関係じゃ、だめなのかな

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