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楽しく続けていくのに大切なこと
イラスト×デザインでお仕事をさせていただいております、岡割くまいこと岡クマです。
先月はイラストのお仕事が立て続けに舞い込んできたり、マンガを取り入れたチラシを作ったりと、デザインよりもイラスト寄りの仕事が多くありました。
すごく喜んでもらえたのがとても嬉しかったので、もっと上手くなりたい!と強く思うようになりました。
とにかくもっとたくさん描こう!と思い、毎日絵をアップすることにしました。
ここで多くの人がとらわれがちなのが、いいねの数や、フォロワー数だと思います。
これにとらわれすぎてしまうと、「絵を上達させる」という目的から外れてしまいます。
承認欲求というのは、誰の中にもあります。
もちろん、私だっていいねやスキ、ほしいですよ。
でも、今やっているのは、フォロワー増やす活動のためにしていることではありません。
時折、そういった気持ちが湧き上がってくるのを、グググっとおさえるようにしています。
その代わりにやっていることが2つあります。
一つは「自分ほめ」です。
後から見返したら、
「雑やな〜…( ̄▽ ̄;)」
「ここ、色がはみ出してるやん!」
と、欠点ばかりが目につくので、ほめるのも難しいんですけど(笑
そういった否定したくなる要素は無視して、
「ちゃんと気づけてえらい!」
「色使いがいい!」
「ちゃんと資料みながら描けてえらい!」
など、かならずほめポイントを見つけて、絶賛するようにしています。
二つ目は、「記事のビュー数を分析すること」です。
いいねやスキが欲しいっつーのとどこが違うねん!とお思いになった方もいらっしゃるかと思います。
私の絵は、主に主戦場である「ココナラブログ」でまず発表しています。(その流れで、Xとnoteにも投稿しています。)
ココナラでは、何かしらの需要がある人が見ているところです。
そう言う人に刺さるイラストや内容はどんなものなのか?
といったことを探るために、閲覧回数などをチェックするようにしています。
承認欲求のためのいいねやスキって、なんとなく「受け身」の感じがするんですよね。
でも、どう言うものが好まれる傾向にあるのか?という「分析する」という視点が加わるだけで、メンタルをやられることはなくなります。
いいねやスキが全然つかなくてつらい人は、これらの数値は、自分の価値を表す数字ではなく、分析するための要素である!という見方をしてみてください。
心がだいぶ楽になりますよ。
おかげさまで、私も毎日楽しく絵を描くことができています。
中には、
「好きなことなんだから、毎日苦なくかけるだろ?
描けなくなるなんて、本当は絵が好きじゃないんだろ!」
とお思いの方もいるかもしれません。
いやいや、好きだからこそ、ついうっかり他の上手な人と比べて落ち込んで、描けなくなってしまうことなんてしょっちゅうなんですよ。
人は基本怠けたいし、怠ける言い訳を考えるのは得意ですからね。
そういうルートにのっかっちゃうと、なかなか降りられないんです。
なんてったって、超楽ですから。
私も10年以上、そういう楽なルートにのっかって生活してました。
でもやっぱり、いつでも心の奥底に
「絵を描きたい」
「私の絵を誰かに認めてもらいたい」
っていう思いはくすぶっているんです。
だから、このままずっと何もしないまま、ただただ年齢を重ねていって、人の絵にケチつけたり、あーだこーだ言う老人にはなりたくないなって。
今の自分の画力は下の下だという事実を受け入れたら、
「どんなに鈍足でも、進んでいくしかないよな」
って気持ちに切り替わりました。
不思議なことに、自分が下手だというのを受け入れたら、逆に絵を描くのが楽しくなってきました。
下手っていうことは、まだまだ吸収できることがたくさんあるってこと。
伸び代がすごいあるってことじゃないですか。
なので、いまは色んな人の絵を見るのがめちゃくちゃ楽しいです。
自分と比べるんじゃなくて、
「この色ってどうやって出してるのかな?」
「この色使い、好き〜!」
と、スキポイントを口に出すようにしています。
自分もほめて、人のことをほめると、なんだか自然とテンションもあがってきます。
「ほめ合いなんて、馴れ合いじゃん」
って思う人もいるかもしれないけど、ほめられて嫌な気分になる人はいないですよね。
私はわりと人の絵をほめるときは
「この構図が好きです」
「この色使い、いいですね」
「このタッチが独特でめっちゃ好みです」
と、そこそこ具体的な要素を盛り込んでほめるようにしています。
具体的なポイントを探すことによって、観察眼がアップして、それが自分の画力向上にもなるかも?なんてちょっと下心もあったりします(笑