
くまった! 気胸闘病記 第1章 発症
病気って急に来る
どうも、くまったくまです。
このページは、僕が気胸で19日間入院生活の中で経験したあれこれを、自分自身が忘れないための備忘録としてと、
これから入院される方、とくに気胸に関しての情報提供になればと思い、作成されています。
今回は、発症から病院受診までです。
ところで僕が今回なった気胸は、意外にかかる人が多い病気で、それほど珍しいということでもないらしいですね。
主に、痩せ型で高身長の若い男性に多いらしく、私は、20歳で身長175㎝、体重50㎏強しかないからまさにこの条件にピッタリ。
見るからにガリガリ体型でいるせいでちょくちょく気胸については聞いていましたが、まあ実際になるまでは甘く見ていましたね。
気胸自体についての詳細は、インターネット上の大学病院だとかのHPを参考にされたいですが、簡単に言えば、肺に穴が開いて、しぼむ病気らしいです。
原因などは、あまりまだよくわかっていないらしいです。現代医学もまだまだ不完全なところがあるもんですねー。
以下、時系列に沿って自分自身の体験をつらつらと書いていきます。
第1日(発症日)
午前4時ごろ、目が覚める。カーテンから太陽の光が少しはこぼれて見えるが、まだまだ暗いな~。もう少し寝ようと目を閉じた。
午前7時ごろ、再び目を覚ます。すると、左上半身に経験のないような痛みを感じる。まず肩が痛い。それに、胸も苦しい。息ができない。正確には、いつもの半分ぐらいの量の息を吸い込むと、空咳をしてしまう感じ。
それでも何とか、リビングにたどり着くが、まず立っていられない。1人掛けのソファーにそのまま倒れ込み、息をするのが精いっぱいの状態が続いた。
親に、息が苦しい、肩と胸が痛いというと、
「多分、寝違いか、、、もしかしてあんたコロナ?!」
なんて言われて、アルコールをぶちまけられる始末。
みんなに移るとダメだからと、自分の部屋に追い返されたので、ヘロヘロになりながら、自分の部屋まで戻って椅子に倒れ込む。
寝ててもつらい、座っていれば少しはましだが、やはりつらい。立っているなんてもってのほか。でも、その時は、自分も寝違いか、肩こりがめちゃくちゃひどくなったんだろうなんて思っていたので、耐えていれば治ってくるだろうとたかをくくっていました。
そんなこんなで、数時間を座椅子の上でハアハア言いながら過ごしていましたが、ここで、ふとこんな考えが頭をよぎりました。
「これ、胸もめっちゃ痛いけど、心臓発作とか、心筋梗塞だったら死ぬんじゃね?」
そこから、めちゃくちゃググると、胸が苦しいだの、水泡音だの(実際胸からポコポコ音が聞こえた)心当たりのあるような症状が出てきて、人生で初めて
「俺、今日で死ぬかも」
なんて思ったりしました。
ようやく昼頃になって、「病院に連れて行ってくれ」と頼んで病院に連れていかれることになりました。
その日は日曜日だったので、普通の病院は休診していました。そこで、地元の小さな休日診療所にいき、見てもらいました。その先生が言うには、
「レントゲンを撮らないと原因は分からない。だから、大きな病院に行って、レントゲンを撮ってもらいなさい。紹介状を用意するから。」
初めて紹介状なるものを書いてもらいました。
そのまま、親の車で市民病院まで向かい、救急外来として、診察してもらいました。
すぐに、レントゲンとCTをとり個室で待たされました。
しばらくすると、名前を呼ばれ、診断を聞くことに。
しかし、先生の診断を聞く前に、僕はパソコンに映し出された画像を見て私はすべてを理解してしまいました。
「気胸か~、てか、左の肺半分ぐらいになっとるやん!」
先生
「中程度の気胸ですね、一週間ほどの入院は必要ですね~。とりあえず、肺にチューブを入れる処置をしないといけないので、処置台に行きましょうか。」
こうして、僕の体にメスが初めて入ることになったのだ。
続く
いいなと思ったら応援しよう!
