”コロンビアは素晴らしいチームだ。”カルロス・ケイロス
“Colobia es una selección increíble”: Carlos Queiroz.
カルロス・ケイロスはコロンビアサッカー協会との接触を認め、アジアカップの後オファーについて熟考すると語った。
カルロス・ケイロスはコロンビア代表について、更に代表監督に就任する可能性にまで言及した。“オファー”については認めたが、まずは2月の始めまで行われるアジアカップでのイラン代表の指揮が最優先であり、その仕事が終わった後、協会のオファーについて考えると述べた。
UAEで行われているアジアカップの準々決勝、この日曜のオマーンとの対戦を控えた中、AFP通信のインタビューにおいて、このポルトガル人監督はコロンビア代表へ賛辞を送り、監督になれる可能性があることは光栄だと語った。
“コロンビアは素晴らしい代表チームだ。ファンタスティックな選手を擁しFIFAランキングも高い(12位)。大変な名誉を持つチームであり、そのチームに関われるとしたら大変崇高なことだ。”ケイロスはそう語り、代表のオファーを検討すると述べた。“しかし今私が責任を負うのはイラン代表だ。このアジアカップが終わってから、コロンビア代表の提案を考慮する。”2018年のロシアワールドカップでイラン代表を率い、グループステージ敗退に終わり、アジアのタイトルを獲得してこの一連のイランとのサイクルを終えたい65歳の知将はそう語った。
ケイロスは2018年のワールドカップで目覚ましいパフォーマンスを発揮したにも関わらず、イランサッカー協会がさらなる4年間の契約更新をする決定をしなかったと告白した。“私は少しばかり驚いた。その決定は私ではなく、イランサッカー協会が下したものだ。多くの指導者達はサッカー協会の会長に自らの未来を託している。彼らは今までと異なる選択をして、私もそれに同意したのだ。”
イランサッカー協会のこの決定はコロンビアに道を拓くこととなった。昨年からレイナルド・ルエダとファン・カルロス・オソリオという二人のコロンビア人監督に照準を絞っていたが、彼らはそれぞれチリ、パラグアイとの約束を守った。しかしながらケイロスは、アジアカップさえ終われば、コロンビアと手を繋ぐことが可能となる算段だ。もしイランが準決勝へ駒を進めなければ、交渉は加速するだろう。
先週の水曜日、コロンビアサッカー協会の会長であるラモン・ヘスルンは、副会長の一人であるホルヘ・エンリケ・ベレスを引き連れて、ケイロスと会談するためドバイを訪れることを予定していた。ところが、イラン代表がアジアカップを戦っているにも関わらず、交渉の場を設ける事は不適切と判断され、この訪問は中断された。これはケイロスとの意見の一致によるものだと昨日発表された。
サッカー協会の幹部たちは昨年からこの監督について議論を交わしていたが、次の木曜にコパアメリカの抽選を控える今、これ以上悩むことはしないだろう。3月にはFIFA週間があり、日本との試合もある。
先週の月曜日、協会幹部はケイロスとの合意の詳細について議論するため、会議を行った。かねてより国内の監督が代表のトップにふさわしいと公言していた、もう一人の副会長であるアルバロ・ゴンサレス・アルサテのみがコロンビア人監督を就任させるべきだと意見した。このポルトガル人との交渉を認める、これは協会が候補をケイロス一本に絞ったことを意味する。彼はすでに最低でも3つの選択肢がヨーロッパにあると語っているが、果たして我々の協会の思惑通りに事は進むだろうか。
翻訳元記事:コロンビア・El Tiempo紙