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思い通りになる人、ならない人 その3

人生観の違いとは何でしょうか。
人は最低限食べることができれば、それ以上の努力はしないのではないかと前述しましたが、それに安穏としている人は少ないでしょう。
そこで問われるのが、「どう生きるか」という生き方です。
「どう生きるか」というのは、自分の人生を自分で決めるということです。
それが人生観です。
自分で決めるとは、自分の意思で決めるということです。
 
私が何で「思い通りになる人、ならない人」を書こうと思ったかと言えば、まさに「人の意識の差」が人生を大きく左右していると感じたからです。
「意識」には「心の動き」や「思い」も含まれます。
ではなぜ「意識」が「思いが実現するか、しないか」のテーマに結びつくのかをまとめてみます。
あくまで、現段階における私の見解です。
 
人生が思い通りなる人、成功者と言われる人は、困難な時でも、マイナス面に心が奪われず、むしろプラスに捉えます。
挑戦する際、ダメなこと、悪いことに意識を向けずに、自分のできることをやります。
病気や事故、思わぬ事態に遭遇した場合、その直後は落ち込むとしても、失った方に意識を向けるのではなく、「命がある」とか「まだ左手が動く」とか、ある物に目を向け感謝して精一杯生きます。
明るく、良い面(プラス面)だけに意識を集中させて行動します。
 
人生は思い通りならないと思っている人は、決して自分はダメだと諦めているのではなく、ピンチを乗り越えようとその解決法を学び、それを実際に活かしたいと行動していると思います。
となれば、思いが実現してピンチを乗り越えられると思うかもしれません。
しかし現実は、自分の思うようにはならない。
なぜでしょうか。
 
ここからが私が感じたことです。
学び、行動するところまでは良かった。でもその時の意識、心の状態、思いはどうなっていたでしょうか。
「思いは実現する」と思いながら、「思いなど実現するはずがない」という意識があったはずです。
現実が厳しい人であればあるほど、改善したい思いが強くなります。
それだけ厳しい人は、その現実に意識が集中してしまいます。
それによって、「思いは実現する」の思いより、「思いなど実現するはずがない」の意識の方が強くなり、現実がなかなか改善しないことになります。
いや、結果は「思いなど実現するはずがない」の方が現実化するので、「思いは実現した」ということになります。
 
では、どうすれば「思いは実現する」のでしょうか。
現在、自分が思わしくない状態にある時には、それを改善したいと思うのはごく自然です。
例えば、欠点をなくして長所を伸ばしたい。
会社の業績が悪いので、利益ができるように業績を改善したい。
本嫌いなので、本が好きになりたい。
病気を早く治したい。
今の仕事が好きになれない。
等々いろいろあると思います。
 
これらを改善する時は、悪い方向(マイナス面)に気持ちを傾けないことです。傾けると、そちらの方に意識がいってしまい改善しようと思いながら、益々暗い方に沈んでしまうからです。
 
徹底して、良い面(プラス面)に心を傾け、自分の長所を伸ばす、業績が上がっている姿を強く思い描く、短編でも良いから本を読んで本の魅力を感じる、命あることに感謝する、今日一日いままでにない頑張りの気持ちで仕事をやってみる(繰り返す)等々。
そうすると、どうなるでしょうか。
 
暗闇は、暗闇をもって解決しようと思っても消えません。
そこに光があれば、暗闇は瞬時に消えてしまいます。
これと同じように、良い面、明るい面に心を傾けて思考し行動すれば闇は消えるということになります。
 
良いことに心を傾けることを、私も実践してみました。
頭では分かっているのですが、やってみるとなかなか難しいです。
でも、1つの光が見えました。
良くなった状態を本気で思い描くと、自然と喜びの感情が湧いてきたのです。
そして不思議なことに、現実は何も変わっていないのに悪いことは意識から消えているのです。
そうか、これを繰り返していけば現実も変化していくのかと思いました。
 
どんなに小さいことでも、心から喜び感謝する。
それを繰り返していたら、自分の心が晴れてきたことを実感できるようになっています。

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