見出し画像

【往復書簡⑥】母から「自由丁」での体験をプレゼントしてもらった

ママへ

アンパンマンポテトは今でもよく見るけど、、
お弁当によく入っていたカップもずく、しょうもないダジャレ書いてあったなぁ。プチオムライスと顔つきのみかんはよく友達に羨ましがられてたなぁ。とか。懐かしい!!

小学生の頃、「うちの3姉妹」にハマっていて、図書館で読み漁っていた。この子達おもしろすぎる!と思っていたけど、きっと、自分も他の家の子供もこういうエピソードはたっくさんあるんだろうなと今になって気づく。

そんな自分はもう22歳なわけでして、、。
2か月前の誕生日に母からバースデーカードをもらった。
2つプレゼントがあり、1つは「生きるのびるための事務」という本。
2つ目が「自由丁」での体験だった。

「自由丁」とは、未来の自分へ手紙が送れるお店。
いくつかオプションがあり、母からの花とメッセージカード、手紙に同封できるチェキのサービスを付けてくれていた。

ここでは、「どんな自分と向き合いたいか」を選び、それに沿ったリフレクションカード(向き合うための質問が書かれている)やレターセットが用意される。
リフレクションカードは、自分が今好きなこと、それをなぜ好きなのか、を書く欄などがあり、自分のことなのに気づきがたくさんあった。

4月に就職活動を終えたとき、自分の周りの人間関係や理想像について悩むことがあった。自分がどうしたいのか、このままでいいのか、あと1年の学生期間をどんな風に過ごしたいのかをグルグルと考えていた。

1年後の自分に向けて、正直な気持ちと理想の自分をひたすら書くことで、
「こうやって言葉と一人で向き合う時間を楽しめる自分って好きだな」と改めて感じられた。
大学での狭い人間関係に依存して自分を見失っていたような時期だったけど、それも晴れ晴れして視界が開けた気分。

経験のプレゼントは、モノをもらうよりも生まれる感情が無限にあって素敵だ。
「言葉を紡ぐ贅沢な時間を楽しんでね」と書いてあったメッセージカードは本の栞にしています。ありがとう。

きゅーちゃんより

ピンクのカーネーションを包んでくれた。
シーリングは自分で色を4色選んで作った。
右下には色鉛筆や万年筆、ボールペン、カラーペンなど多種な筆記用具がある
入り口


いいなと思ったら応援しよう!