羽根は大きく
スニーカーの靴紐のリボンがあまりにも小さい。気になる。些細なことだとは思うけど、どうしても気になる。歪なリボンより、あまりにも小さなリボンの方がダサい。
電車の中でたまたま正面に座っていた大学生ぐらいの女の子。写真は撮れないし、スケッチの才能もないからこれ以上何も伝えようがない。でも、とにかく、ダサい。
加えて何故か外側に寄せてリボンが結ばれている。なんで?個性的なデザインのスニーカーならそういうのもありなのかも。というかこういう履き方、結び方をあえてしているかもしれない。それでもダサいだろ。てか、今まで片足しか見えていなかったのだけれど、もう片足はちょっと大きいリボンじゃん。なんなの。あまりにもアンバランスすぎないか。
先ほどからスマホの画面とにらめっこして前髪をチェックしているけれど、そんなことより靴紐だ。そんなに綺麗に三つ編みは出来るのだから(人にやってもらっている可能性はあるけど)、靴紐もせめてバランスとってくれ。
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電車に乗っていた時にどうしても気になってしまって、どこかに感情を吐き出さないとモヤモヤしてしょうがなかった。上記したのは電車内でスマホにメモしたもの。
日々、電車や街中で沢山の人々とすれ違い、ほとんどの人は視界に入っただけで記憶に残らない。そんな中、たまにどうしようもなく気になってしょうがない人がいる。
・靴紐のリボン結びのバランスが取れていない人
・背中に「TOSHIBA」と書かれたシャツを着ている人
・通学電車でドストエフスキー『罪と罰』を読む人
本当に些細なことで、言ってしまえばどうでもいいことで、ただその瞬間にすれ違ったり見かけたりしただけの人々だ。それでもどこか魅力的で、惹きつけられる。どうかこれからもあなたらしく、どこかで生きてくれ。
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タイトルに使用した曲はこちら
Aimer「蝶々結び」
野田洋次郎の詩、最高
靴紐のリボン結びについて考えている間、この曲が頭の中をぐるぐると巡っていた。相対性理論を聴いていたけど。
つい、バランスの取れたものを美しいと思ってしまうけれど、あなたらしい靴紐の結び方で(^ ^)/