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初心者デザイナー向け:紙モノデザインの失敗とリカバリー術
初心者デザイナー向け:紙モノデザインの失敗とリカバリー術
はじめに
デザインを学び始めたばかりの頃、印刷データの入稿は「ただ送るだけ」だと思っていませんでしたか? 私も大学生時代、ポストカードを作る課題で大きなミスをして、納期ギリギリで慌てることになりました。
この経験を通して学んだのは、紙モノデザインでは「印刷のルールを守る」ことが必須であり、 もし失敗してしまったら、素早く修正し、できる限り間に合わせる行動力が重要だということです。
この記事では、私の実体験をもとに「紙モノデザインで起こりがちなミス」と「そのリカバリー方法」を紹介します。
実際にやらかした!ポストカード入稿ミス
起こった失敗
大学の課題でポストカードを作成し、印刷所に入稿しました。 しかし、提出期限の3日前になっても印刷完了の連絡が来ず、 確認したところ**「データ不備のため受理されていない」**という事実が発覚!
ミスの内容
トリムマーク(トンボ)を作っていなかった
断裁の基準がないため、印刷所で対応できなかった。
文字のアウトラインをかけていなかった
使用したフォントが印刷所の環境にないため、文字化けのリスクがあった。
入稿後の確認を怠っていた
当時メールをチェックする習慣がなく、印刷所からの「データ不備」の連絡を見逃していた。
提出3日前に気づき、慌てて修正してお急ぎ便で入稿し、なんとか間に合わせましたが、 これが実案件だったら…と考えるとぞっとします。
リカバリー方法:データ不備が発覚したら?
1. まずは状況を整理し、冷静に対応する
どの項目が不備なのか、印刷所からの指摘を確認。
追加費用や納期にどれくらいの影響があるか把握。
2. 修正すべきポイントを素早く直す ✅ トリムマーク(トンボ)を作成する
Illustratorなら「ドキュメント設定」でトンボを追加。 ✅ 文字のアウトラインをかける
すべてのテキストを選択し、アウトライン化(フォントをパス化)。 ✅ データ形式を再確認する
PDF/X-1aで書き出し、印刷適正な状態に。
3. 印刷所に即連絡し、納期について相談する
修正データを送る際、「緊急対応が可能か」確認。
お急ぎ便や特急印刷が使えるかを問い合わせる。
必要なら別の印刷所に切り替えることも検討。
4. クライアントワークの場合、素直に謝る
もしこれが実案件なら、すぐにクライアントへ状況を説明。
「修正して間に合わせる努力をする」ことを伝え、信頼を損なわないようにする。
実案件なら納期に余裕が必要!
印刷物の納期は、デザインデータの入稿だけでは決まりません。 特にポスティングや折り込みチラシのような大量部数の印刷物では、 当日発送ができないことが多く、印刷後の折り加工やラミネート加工がある場合はさらに時間がかかる ため、納期には余裕を見ておくことが必須です。
実際のクライアントワークでは、 ✅ 最低でも入稿から納品まで1週間の余裕を持つ ✅ 加工が必要な場合は、さらに3日〜1週間のバッファを確保 ✅ 「納期は○日までOK」と言われても、1〜2日前倒しでスケジュールを組む
こうしたスケジュール管理ができないと、 急ぎの対応が増えてコストが上がり、クライアントの信頼を失うことにつながります。
まとめ:失敗しても諦めずに行動しよう
紙モノデザインでのミスは、経験がないと気づきにくいものですが、 もし失敗してしまったら、
✅ 素直に謝り、すぐに修正を行う ✅ 間に合わせるために、印刷所と連携を取る ✅ 今後ミスを防ぐために、データチェックの習慣をつける
この3つを実践することが大切です。
私のように、大学生時代の課題で済むならまだしも、 クライアント案件でやらかしたら信用問題につながるため、 失敗を事前に防ぐための知識と対応力を身につけておきましょう!
今後も、こうした初心者向けの「印刷ミスの回避法」「デザインの現場で役立つノウハウ」を 発信していくので、ぜひチェックしてください!