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中古マンション購入&リノベでやってよかったこと

こんにちは。アナグラム株式会社で運用型広告コンサルタントをやっている池田です。
この記事は Feedforce Group Advent Calendar 2024 の14日目の記事です。

昨日はフィードフォースIshiyamaさんの記事です。

特にマネジメント関連の書籍は自分も参考にできそうなものばかりで、どれも読んでみたくなりました!「エッセンシャル思考」も以前から気になっていたので、この記事をきっかけに買ってしまいました。年末年始にゆっくり読もうと思います。


はじめに

改めまして、アナグラム株式会社で運用型広告のコンサルタントとして働いている池田です。北海道出身で、就職を機に上京して今年で6年目になります。

私事ですが、今年都内で築30年の中古マンションを購入し、フルリノベーションをしました。色々と大変ではあったものの今の家にはとっても満足しており、今年買って良かったもの1位は間違いなく家です!

不動産購入・リノベでは身銭を切って大きな決済をするので、「クライアントワークを発注する側」の気持ちを味わえます。お客さんからどう見られているのか肌で理解できたという意味で、人生経験としても大きなプラスになりました。

この記事では、中古マンション購入&リノベーションをする上でやっておいて良かったことについて紹介します。

本編の前に:家を買いました!と言うとよく聞かれる点について

この記事を読む方もきっと気になるポイントだと思うので、先に答えていきます。

Q.なぜ賃貸ではなく購入にしたの?

A.家賃を払い続けるのが癪だったからです。今の家の前に借りた賃貸の部屋がどうしても好きになれず、でも家賃はかかるので、どっちみち毎月払うならもう買った方が良くない??という発想でした。

Q.なぜリノベをしようと思ったの?

A.消去法と偶然です。希望エリアがガチガチに決まっており、そのエリアだと新築~リノベなしで住める築年数の物件は予算オーバーでした。リノベ済み物件も見ていましたがほとんど市場に出ておらず、たまたま見つけた条件に合う物件が築30年でリノベ歴なしの部屋だったので、結果的にリノベをすることになりました。

Q.買おうと思える物件はどうやったら見つかるの?

ポイントは3つです。

①たくさん内見に行く
実際の物件を見てみることで、譲れない条件と妥協してもいい条件を具体化していくことができます。
例えば以下は内見に行ってみないと分からない点なので、自分の目で見て感じた上で条件を整理していくと良いと思います。
・駅からの距離、街の雰囲気
・部屋までの導線(エレベーターを降りたあとで1階分階段を登らないといけない物件もあったりします)
・エントランスの雰囲気、マンション全体の管理状況
・住人の雰囲気
・天井の高さ
・日当たり
・眺望

自分の場合は立地(住みたい街)は絶対譲れないことが分かったので、代わりに広さを妥協しました。老後は北海道で、100平米くらいある広い部屋に住みたいです。

②相場感を掴む
立地、広さ、築年数に対して妥当な価格の物件なのかどうか?が分からないと、なかなか購入に踏み切れません。SUUMOとhomesで定期的に検索したり、不動産屋のメルマガを登録して物件情報を定期的にチェックし、相場感を掴みましょう。
住むログも参考になるのでよく見ていました。

③信用できる営業マンを見つける
基本的には必ず仲介の不動産屋を介して購入することになるので、「誰から買うか」は重要。大手だから安心というわけでもないのがポイントです。

可能であれば、実際に物件を購入したことがある知り合いに紹介してもらうのが一番良いと思います。手っ取り早いですし、手数料が割引になることもあるのでおすすめです。
内見にたくさん行くとその分営業マンともたくさん出会うことになるので、「こういうタイプの営業マンとは馬が合う/合わない」の感覚を養う意味でもとりあえず内見に行きましょう。

ちなみに、我が家が最終的に仲介をお願いした営業マンは「もう少し条件を変えて、こんな物件も見てみたらどうでしょう?」「今日出たばかりのこの物件、今の条件からは外れていますが絶対おすすめなので内見に行きましょう!」など、プロとしての意見をはっきり言ってくれるのが良かったです。結果的に、おすすめされた物件を買うことになりました。


結局、我が家は内見の開始~購入まで1年くらいかかりました。途中で「購入はやっぱり無理かな…」と弱気になり賃貸でも探していたので、それも含めると15件以上は内見に行ってようやく今の家を見つけたことになります。
諦めないことが大事です!

中古マンション購入&リノベでやってよかったこと

では、ここから本題です。

やってよかったこと①書籍やYouTubeで情報収集する

元々リノベをするつもりではなく全く知識がなかったので、とりあえず情報収集から始めました。ちきりんさんの本は「リノベーションとはプロジェクトであり、施主はPMである」「良いアウトプット(リノベ)を出してほしければ具体的な要望を伝えよう」というスタンスが学べてとても良かったです。

住宅ローンの契約が済んだ後で読んだ本ですが、結果的に本に書いてある通りの行動ができていたので良かった…と思った本。おすすめです。
住み替えをすることがあったら、次はちゃんと住宅ローンも比較検討しようと思います。

リノベーションの予算がガチガチに決まっていたので、費用を抑えるためにどこを削れるか?の参考になったYouTubeチャンネル。「建具はダイノックシートを貼ればきれいになるし安上がり」などはここから学んで実践しました。

やってよかったこと②Pinterestで「やりたいリノベ」のイメージを集める

工事を依頼したのがリノベ専門の業者ではなく、デザイナーや建築士の方もいなかったので、具体的にどんな内装にしたいのか?はこちらで細かく指定する必要がありました。
Pinterestで好みのリノベーション事例の写真を探しておき、職人さんに「こういう部屋にしたい」という具体的なイメージを見せながら話すと非常にスムーズでした。

Pinterestでは場所別に写真を保存しておき、「キッチンはこんな感じにしたい」という例として使っていました

やってよかったこと③プロの意見は聞く

おしゃれリノベではキッチンの壁がタイル張りになっていることが多いので、当初はキッチンの壁を全面タイル張りにしようとしていました。が、職人さんに「絶対にキッチンパネルの方がいい」「タイルは目地の汚れが取れにくいので、毎日しっかり掃除しないといけなくて大変ですよ」と言われキッチンパネルに。

結果、めちゃくちゃ掃除しやすいですし、きれいな状態を維持しやすいので大満足です。キッチンパネルにしてよかった。素人なりにやりたいことのイメージを固めるのは大事なのですが、プロの意見をちゃんと聞くのも大事です。

やってよかったこと④値切らない

リノベーションは住宅ローンには組み込まなかったので、予算の上限が明確に決まっていました。工務店にはこの点を最初に伝えた上で「予算内に収めるために、どこを削るべきか教えてほしい」というスタンスでお願いしていたのですが、無理に値切らなかったことで相手も親身になってくれたような気がします。

この数年で資材費も人件費も高騰しているので、どこの業者もギリギリで商売しているようです。最初から値切るつもりでいくと良い関係性が築けずお互いやりにくいので、価格交渉は慎重にいくのが吉です。

また、値切らなくてよかったのは物件購入時も同様でした。特に売主さんが個人の場合、「誰に売るか」は最終的に売主さんの判断です。人気物件の場合、申込みの段階で値切ってしまうと売主さんの心象を悪くする(売ってもらえなくなる)原因になるので避けた方がいいでしょう。

やってよかったこと⑤明るく元気にあいさつ

リノベーションの工事期間が2ヶ月ほどあったので、工事中に何回か現場に行き、職人さんと直接話しながら細かい点を決めていきました。現場に行くときは毎回明るく挨拶することを心がけ、差し入れ(飲み物)も持参しましたが、その結果職人さんとも仲良くなれたので良かったです。仲良くなるとアドバイスももらいやすくなりますし、サービスもしてもらえました。
元気に挨拶して損することは基本ないです。

番外編:やっておけばよかったこと

現金預金はもっと持っておくべきでした…。頭金なしのフルローンであっても、物件価格の5%くらいの現金を手付金として売買契約時に払う必要があるためです。物件購入のモチベがだいぶ下がっていたタイミングで買うことになったので現金が本当に無く、「来週までに◯百万円用意できないと家が買えない」と思いながらお金の工面をするのは結構大変でした。投資は大事ですが、現金も大事です。

積立NISAであれば非課税ですし、数日あれば現金化できるのでほぼ貯金みたいなものではあるのですが、現金化したいタイミングで相場が上がっているとは限りません。物件の予算が決まったら、その5%を現金で用意できるか?も必ず確認しておきましょう。

おわりに

物件購入~リノベは「自分はどうしたいのか?」を考え続ける作業でした。人生の中で何を重視したいか、どんなものが好きかを真剣に考える機会になるので、頑張るほど達成感もあるし満足感も高くなります。楽しかったのでいつかまたやりたいです!

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