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日本語訛りの英語コンプレックス
英語は伝われば良い
これからの時代は、英語教育やSNSの発達によって状況が変わってくるのかもしれないが、現時点の日本社会では、できることならネイティブ(ニュースで聞くようなアメリカ人の英語)発音で英語を話したい、憧れを抱くという人が多いのではないだろうか。
私は今は海外での様々な経験を得て、「英語は伝われば良い」と心のそこから思っている。その部分は間違いない。そして、もし自分が教師なら同じことを子供たちにそう伝える。発音なんて気にしてたら絶対に英語は伸びない。なんならジェスチャーでも意思疎通が可能。たとえコミュニケーションツールの英語ができても、自分の伝えたい中身が無ければ何にもならない。
それでも私の発音の悩み
私は英語を学ぶ過程で、将来は英語の「発音」に関する仕事に携わってみたいと思ったことが何度もある。それほど発音(音声学?)に興味があった、というか、自分の英語が伝わらなすぎて嫌気がさした→英語の発音コンプレックスになった→改善したい!という気持ちが根底にはある。
本音を言おう。
私個人だけの話で言えば、正直・・・英語をネイティブのように発音したいという想いは今後も消えないと思う。たぶん私自身の一生の課題。
英語の発音をできるだけキレイに(=標準的なアメリカ・カナダ英語)により近づけたいと願ってしまう。
やはり「きれいに」発音やイントネーションができないと、英語が伝わらないことが多いと私自身は感じる^^;
他の国と比べてみた日本人の憧れ度
応用言語学のゼミに所属していた私は、卒業論文で以下の三つのグループを対象に、英語の発音に関する様々なアンケートと実験を行った。
①日本人の大学生だけ(約100名)
➁英語を外国語として学んだ国の人たち(約75名)
③英語を第二言語として学び、日常的に使うことがある国の人たち(約70名)
結果は以下のとおり。
①の日本人グループ
ネイティブのようになりたい人90%で、かつ英語の発音に自信があると答えた人がわずか10%(まとめると、英語に非常に抵抗があり、英語がうまく喋れるまで喋りたくない)
➁英語を外国語として学んだ国の人たちグループ
ネイティブになりたい人が60%。英語の発音に自信がある人が70%(まとめると、英語の発音は上達させたいけど、必ずしもネイティブのようになりたいわけではない。)
③の英語を第二言語として学び、日常的に使うことがある国の人たちグループ
ネイティブになりたい人が50%、自分の英語の発音に自信がある人が90%(まとめると、英語に自信がある。みんなそれぞれの国のアクセントがあって当たり前と思っている。)
もちろん、国や地域によって結果は異なっていたが、大まかな結果は以上となった。日本人は他の国の人たちと比べて、顕著に英語に自信がない&英語に発音のコンプレックスがあるという結果。原因のひとつとして、日本人の「恥の文化」がバックグラウンドとしてある。
まとめ
私はやはり日本で育った純粋な日本人なので、英語発音へのコンプレックスがある。日本人でも全く発音なんか気にしないという人もたくさんいらっしゃるけど、私はやはり気にしてしまう・・・
英語は伝われば良いというものの、私は今後も自分の英語が通じなかったときに、いちいち大きなショックを受け、その単語や文章がネイティブの発音やイントネーションにすこーーーーーーーしでも近づけるよう、密かに自己矯正を試みるかもしれない。
私がおすすめの発音自己矯正法はまた別の記事で書こうと思います!