犬派か猫派、あなたの選択は?


 「あなたは犬派か猫派どっち派ですか?」という質問に疑問を持ったことはありますか。
 私は、なぜ犬と猫の二択なのだろうかと疑問を持ちました。

 そもそも、犬も猫も別々の生き物なのになぜ派別されるのでしょうか。
 まず、犬派の意見から考えていきます。犬派の人たちは、飼い主への忠実さや、社交的な性格、アクティブで運動相手に最適、などといった魅力に惹かれることが多いです。犬は人間の最良の友と呼ばれることがあり、飼い主に対して深い忠誠心を持っていて、飼い主に寄り添い、常にそばに居たいという欲求が強いため、犬と飼い主との間には非常に強い絆が生まれるます。この様々な魅力から犬派と答える人は、社交的で活動的、家族や友人などといった人との絆や信頼関係を重視する人が多いと感じました。

 次に、猫派の意見を考えます。猫派の人たちは、独立心が強いところや、静かで落ち着いた性格、自己主張少なく、マイペースで手間がかからない、ユニークで気まぐれな性格なのに、必要最低限の距離を保ちながら寄り添ってくれるところに魅力を感じることが多いです。この様々な魅力から猫派と答える人は、自分自身も独立心が強く自由な時間や、他人との適度な距離を大切にする人が多いと感じました。

 このことから、それぞれの動物には異なる魅力があり、飼い主の性格や生き方によってどちらを選ぶか変わることがわかりました。

 しかし、私自身犬をペットとして迎えるまで、犬派か猫派ではなく牛派でした。もしオオカミ派やコヨーテ派などの犬科に属する動物や、虎派、ライオン派などの猫科に属する動物を派別するなら多少の動物の特性は違えど科で分かれているので犬派か猫派で分かれられますが、クマ科やウマ科、ウシ科などといった動物や、クジラ科やクラゲ科、サメ科などといった海洋生物、タカ科やフクロウ科、カラス科などといった鳥類もたくさんいます。犬派か猫派だけに縛られず「何の動物が1番好き」と言った方がクマ派の方々もサメ科、フクロウ科の方々も平和に話ができると思います。

 ではなぜ、犬派か猫派かの二択なのでしょうか。その理由は大きく3つありました。

 一つ目は、犬と猫の圧倒的人気です。犬と猫は歴史的にも文化的にも最も広く飼われているペットです。世界中のほとんどの文化圏で、犬と猫が人々の生活に密接に関わっており、ペットの中でも特に強い存在感があります。

 二つ目は、異なる性格と生き方です。犬と猫の性格の違いが、人々の好みに価値観や影響を与えます。犬と猫が対照的な性格を持っているため自然と二択の話題が生まれるのです。

 三つ目は、海洋生物、鳥類も人気のあるペットですが、犬や猫ほど一般的に感情的な繋がりが少なく、長い歴史を持っているわけではありません。また、犬や猫ほど人々の日常生活に深く入り込んでいないため、ペット全体の中でこれらが対立の軸として扱われることは少ないのです。

 このことから私は、最終的に犬派か猫派かは、犬と猫が対極的なので人を知る分には最適な質問だということがわかりました。ですが、犬派でも猫派でもない方は大勢います。その方々は素直に自分の好きな動物を言えばいいと思います。犬派か猫派か聞かれているのに、別の動物を答えた方はそういう変わった方ですし、その人を知れるという部分に関してズレてはいません。

 では、「あなたは犬派か猫派、どっち派ですか?」私は、犬をペットとして迎え入れたので、もちろん牛派です。

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