TAIKING 新譜
タイキングがニューシングルとなる「Footprint(feat.YONCE)」をリリースした。
リリースされる6日程前からサチモスが立ち上げたレーベル会社F.C.L.S.が、Xのアカウントにカウントダウンとして日付と共にマイクスタンドや、タイキングの象徴とも言える白色のストラト、そしてヨンスらしき人物のシルエット画像を立て続けにツイートをし、「お、もしかしてサチモスの活動再開か?」と思わせたが、当日発表された内容は、約三年ぶりとなるタイキングとヨンスのコラボ曲発表だった。
今作の「Footprint(feat.YONCE)」は、ロックやファンク、そしてオルタナティブがお互いに目を合わせながら混ざり合った楽曲だと思う。
シティポップをロックに寄せながらロマンチックを追求してきたタイキングにとっては少しだけ新しい挑戦になったような気もする。
そして僕が特に感じたことは、実際Aメロ、Bメロ、Cメロと分かれているのだが、この三つどれもがサビのように感じた事だ。
Aメロでのヨンスのパートでは、タイキングらしい綺麗でタイトなギターカッティング、そして、Bメロでのタイキングのパートは、エレクトロニックで幅のあるサウンドに切り替わり、サビでその二つを混ぜたオルタナティブ的なサウンドに進展していく。
この三つのバランスが絶妙な均衡を保っており、良い意味であまり波のある感じではなかった。
どのパートから歌っても主人公になれる。
なんか朝に聴いても良いし、夜に聴いても良いよな雰囲気だな。
そして久しぶりに「サチモス」のヨンスを見れたように感じる。