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Hedigan’s

 Suchmosのヨンスが率いるバンドHedigan’sが今年のフェスなどを賑わせている。

 今年のフジロックでのパフォーマンスは特に圧巻なものであり、ヨンスに関しては彼の髪型も相まってジムモリソンのような「汗」を感じさせる色気があった。

 そんなHedigan’sだが、彼らの音楽は僕達がロックを好きになった瞬間を蘇らせるような純粋さ、そしてこれからもロックを愛していくのだろうという確信を与えてくれる。
 そしてそれが何故なのか考えてみた中で、きっと彼らは「バンドが大好きなんだ」とこちらに訴えかけるような音楽だからなような気がする。


 これは決して聴く側に対しての「伝わる奴に伝われば良い」という放棄をせずに、しかし商業的なプロセスは敢えて外していき、どのくらい自分たちがバンドをロックを愛しているのかを伝えようと必死な音楽性が我々にきちんと伝わり、そしてプレイヤーとしての彼らと、リスナーとしての僕達が同時に同じ幸福感に達しているからこその感動が生まれるのである思う。
これは彼らのライブの観れば間違いなく感じると思う。


 このように決してリスナー達を置いていくことなく、自分達の音楽性を良い意味でこれといった型を作る事なく純粋に追求していくスタイルこそがHedigan’sの魅力の一つなのではないのかと思う。


 最近リリースされた「O’share」も最高にカッコよかったです。

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