忍者戦士飛影🥷
おはようございます。
皆様は
忍者戦士飛影
をご存じでしょうか?
『忍者戦士 飛影』(にんじゃせんし とびかげ)は、1985年10月6日から1986年7月27日まで日本テレビ系で全43話が放送された、スタジオぴえろ(現・ぴえろ)製作のロボットアニメ。
エルシャンク陣営
ジョウ・マヤ(真野錠)
声 - 井上和彦
本編の主人公。16歳。身長180cm、体重70kg。血液型はO型。日系人。2月28日生まれ。
火星に住む市民でハザード長官に対して口の悪さで反抗的な行動を起こしていた。そこへ到着したエルシャンクの陣営と邂逅し、協力するようになる。熱血漢で非常に粗暴かつ攻撃的な性格で年上や目上の者であろうともタメ口でしか話さず、この性格が後にイルボラがエルシャンクを去る引き金にもなっている。またマイクとの喧嘩で口にしたレニーへの暴言でシャフに激怒されたことがある。しかし、本当は卑怯で曲がったことが大嫌いな性分で情に厚く義理堅い一面もある。パイロットして天賦のものがあったのか、序盤は黒獅子、中盤からは飛影に乗り込みザ・ブーム軍と戦い、イルボラに嫉妬されるほどの戦功を上げていった。色恋沙汰に関しては、自分にも他人にも非常に鈍感。家族には父・マツオ(声 - 徳弘夏生)がいる。
レニー・アイ
声 - 日髙のり子
本編のヒロイン。身長160cm、体重48kg。B85:W53:H86。血液型はAB型。11月24日生まれ。序盤では16歳だったが、29話以降は17歳となった。
火星に住む開拓者ガス・アイの娘であり、ジョウの幼馴染で気の強いお転婆娘(この性格は母親似の模様)。戦いに巻き込まれるが、後に鳳雷鷹に乗り込む。ジョウに片想いをしていた。明るく思いやりがあり、泣き虫で意地っ張りなところがある。その上、嫉妬深い一面があり、ジョウがロミナと関わるところを覗き見しては反発して、作戦を台無しにすることも多かった。
平野俊弘によれば、レニーの服装はハイレグレオタードの上にTシャツを羽織ったコスチュームなのだが、アニメではシャツの丈が伸ばされミニスカートという設定に変更された。これは下着が見えてはいけないという配慮からであるが、平野は「これはレオタードであって下着ではないと何度説明しても聞き入れられなかった」とコメントしている[1]。
マイク・コイル
声 - 菊池正美
ジョウの弟分。身長175cm、体重65kg、血液型はB型。15歳。
ジョウを兄貴と慕う。レニー同様戦いに巻き込まれ、爆竜に乗り込む。ジョウとは反対に気弱な性格だが、正義感が強く許せないことに対してはジョウにも挑発し喧嘩を挑んでいた。ロミナの侍女であるシャフに恋心を抱くが、当初、ジョウにはレニーが好きなのだと勘違いされた。ジョウとレニーが上手くいくことを願っており、ジョウがレニーの誕生日を祝おうとせずロミナ姫に夢中になっていた際には本気で怒りジョウと大喧嘩するほどであった。とはいえ基本的には二人を大切に思っており、直後の戦闘でも特に感情を引きずらず敵に対応した。
ロミナ・ラドリオ
声 - 島本須美
本編のもう一人のヒロイン。身長158cm、体重39kg、15歳。12月16日生まれ。
ラドリオ星の王女。伝説の忍者を求めエルシャンクで太陽系に来訪。敵側に付いたイルボラを止めるため、自ら戦闘機に乗って戦う豪胆さを見せる一方、頑固な一面もあり、それが元で(一時的ではあるが)ジョウたちの対立と離反を招き、侍女のシャフにも諌められてしまうほどだった。
一方でその頑固さが役にたつこともあり、エルシャンクを締め出すため連邦軍が敷いた戒厳令で病気に苦しむ子供達のワクチンが手に入らなくなったという事態においては燃料が残りわずかという状況でも子供たちのためにワクチンを運びに行くことを選択した。この行動により世論はジョウたちの行動を善意と解釈、打算ありきの行動という悪意の解釈を越える支持として地球中に広まり、現場の連邦軍の中からもザ・ブーム軍が攻撃するエルシャンクを自発的に援護する人々が現れる契機となった。
ダミアン
声 - 佐藤政道
火星に住む反体制グループのメンバー。身長179cm、体重81kg、血液型O型。18歳。
ジョウとは反目し合いながら共闘するようになる。紅影ことシャルムの部下・カレンに一目惚れしてジョウたちを危機に陥れた挙句、結局カレンを喪い失意に暮れることがあった。ジョウが飛影に乗るようになってからは空席となった黒獅子に乗り込むようになり、次第にジョウらとも仲間として打ち解けていった。基本的に斜に構える姿勢が多く、ジョウとマイクが大喧嘩をしても「疲れたらやめる」と判断して見守っていた。一方で周囲の人間関係には気を配っており、ジョウの心無い言葉に傷ついたレニーが戻ってきた後の誕生日パーティーでは「お前みたいなタイプにはレニーみたいな姉さん女房が似合う」とジョウとレニーにさり気なく告げることで二人の関係改善にも一役買った。
シャフ
声 - 深見梨加
ロミナの侍女。身長163cm、体重42kg、18歳。
普段は物静かで慎ましいが、自分の意見を勝手に押し通すロミナを諌めたりもする。後にマイクと親しくなった。またレニーへの暴言(「あんなお転婆女なんか知るかよ!」)を口にしたジョウに激怒したこともある。エルシャンク内ではガメランと同格の地位らしく、彼とは対等な言葉遣いで話す。
ガメラン
声 - 菅原正志
イルボラの副官。19歳。
ジョウたちとは反りが合わず、事あるごとに激しく対立しあう。特に初期の頃はジョウをイルボラ以上に敵視しており、レニーもろとも抹殺しようとした事もあった。ロミナの家臣としてよりもイルボラの副官としての矜持が強く、ロミナに対する忠誠心は薄い。そのため渋々ながら姫に従っており、イルボラが離反した時は「自分はイルボラの副官である」として部下共々ついていこうとしたが拒絶され、帰参。しかし後にイルボラから寝返りの誘いを受けたときには結果的に拒絶している。だが、悪い方向でのプライドの高さは改善せず、ジョウたちと本心から分かりあおうとはしなかったため、最後まで喧嘩が絶えなかった。最終回ではレニーを引き止めなかった事を棚に上げ、ジョウに殴り飛ばれたのを逆恨みして悪口雑言を並べ立てたため、激怒したダミアンに2回連続で殴り飛ばされた。
皮肉屋で自身の進退が関わると冷静な判断を欠くが客観的な立場にいる場合にはまともな洞察力を働かせることができる。ザ・ブーム軍がジョウたちを擁護する北アメリカとは無関係の基地を攻撃した際には、他の13エリアが我が身可愛さで北アメリカに圧力をかけエルシャンクが孤立させられることを見越していた。一方で相変わらず棘のある言い方で北アメリカ陣営やロニーも批判したため優れた洞察力も帳消しになりジョウと口論する羽目になっている。
イルボラ・サロ
声 - 堀内賢雄
ジョウのライバル。身長185cm、体重75kg、20歳。
本来はエルシャンクの指揮官でロミナ姫に忠誠を誓っていた。しかし、地球人に偏見を持っていたためにエルシャンクに乗り込んだジョウ達を歓迎しておらず、特にジョウの態度に対して不快感を抱く。その一方で自身も極端にロミナを最優先する指揮を取るなどしていたためにジョウ達とは益々険悪になっていき、更に自身の忠誠心とは裏腹にロミナがジョウに興味を向けていったために、ジョウに激しい嫉妬心を抱くようになる。ジョウを憎悪するばかりに失態を重ね、その心の隙を突かれるが如く敵の姦計に嵌まり、エルシャンクを離脱しザ・ブーム軍に付く。
中盤まではスケルトン、その後は零影に乗り込みジョウと戦った。その高い操縦・指揮能力から、ザ・ブーム軍においても頭角を現し、ハザードに命令を下す程の地位にまで上り詰めた。
ハザードの策謀でエルシャンクが孤立し、子供達のワクチンを運ぶために補給もままならないジョウたちが出撃した際にはハザードの策謀が世論によって失敗するであろうことを見抜き、ハザード自身にも作戦が失敗するであろうことを伝えイルボラ自身は出撃を断った。結果として彼の予想は当たり、出撃したハザードの軍は世論を受けた連邦軍によって全滅させられてしまう。
最終回でジョウとの一騎討ちの際、ハザードの策略により爆破される。敗れて死ぬ間際、ロミナをジョウに託し、ジョウと手を取った時に光に包まれ零影に搭乗。最終的には生死不明。
ローニン・サナダ
声 - 広中雅志
地球軍の士官で、階級は少佐。ジョウの親友でもある。18歳。
再会当初は冷徹な言動で信用していないようなそぶりも見せたが、ジョウは彼の手振りで周囲を欺いていることに気づく。その後は全面的にバックアップをとるようになる。
ハザードの策謀で北アメリカがエルシャンクを擁護できなくなった際は、ロニー自らが単独でジョウたちを攻撃する役目を負う。それを利用してジョウとの一騎打ちにもちこみ、一騎打ちをしながらジョウたちに状況説明をするというメッセンジャーとなり、最終的にジョウたちが追撃から逃れられる契機を作った。
ケガレ・サナダ
声 - 納谷六朗
ローニンの父。火星開拓基地の前長官で、現在は北アメリカエリア代表。
ハザードに扇動されエルシャンクを敵とみなす地球連邦に異を唱え、北アメリカの連邦脱退を表明しエルシャンクを受け入れる。
ザ・ブームとハザードがつながっていることも見抜いていたが、決定的な証拠をつかむことができないため連邦に参加する他エリアとの交渉に苦戦することになる。ハザードの策謀で他エリアが結束して北アメリカに圧力をかけた際は最後まで抵抗するものの、最終的にはエルシャンクを擁護しきれない状況に追い込まれる。その後はジョウたちの脱出を図るためロニーをメッセンジャーとするため、わざとロニーにジョウたちを攻撃させハザードたちが気付かぬようジョウたちを援護した。
物語
ザ・ブーム軍に対抗するため、3万光年からこの地球を囲む太陽系の正反対にあるシェーマ星系・ラドリオ星からやって来た、ラドリオ星に伝わる伝説の戦士「忍者」を探すロミナ姫とエルシャンクの人々。火星で出会ったジョウ、レニー、マイクは果たしてその「忍者」なのだろうか?
登場メカ
飛影(とびかげ)
かつて地球を訪れたラドリオ星人が連れ去った忍者たちの能力と姿を模して製造したロボット。ジョウ達が危機に陥るとやって来て、黒獅子、鳳雷鷹、爆竜とそれぞれ合体する。単体でも強力な機体で、手持ちのバトルショット破剣銃は忍刀と銃の両方に使える武器である。またサンダーアローガンも分解して弓と銃、合体してボウガンのように使えるものだった。忍者メカなので超スピードによる分身なども可能。当初はジョウたちのピンチにどこからともなく現れ自律行動していたが、28話からジョウの愛用しているナイフと彼の「飛影!」のコールによって召喚され、彼を体内に取り込むことで性能もアップする。ただしそれは、搭乗者の肉体への負担を強いるもろ刃の剣でもある。
黒獅子(くろじし)
ジョウが操縦する黄色いロボット。後に彼が飛影に移ってからはダミアンが代行。ビームガトリングでの中距離戦闘からビームカタナを用いての近距離戦闘までこなすオールラウンダータイプ。手足を折りたたんだ飛影をボディ中央に合体させることで、ライオン型の獣魔黒獅子となる。
鳳雷鷹(ほうらいおう)
レニーが操縦する赤いロボット。大型の双剣を左右の手に持ち、左右合体させて大型手裏剣としても使用可能。飛影と合体し、鷹型ロボットの空魔鳳雷鷹となる。実質的最終回である41話で、ハザードとドッグの乗るファミール艦を撃沈させたのはこの機体である。
爆竜(ばくりゅう)
マイクが操縦する青いロボット。太ももから飛び出す鉄球と斧を合体させた攻防一体の武器と両肩のキャノンが特徴。飛影と合体し、竜型ロボットの海魔爆竜となる。
零影(ぜろかげ)
飛影と同様忍者を模して作られた対なる機体。スペックは飛影と同等。初登場時から中に人を取り込むことで稼動し、当初は無人の飛影を圧倒していた。
スタッフ
制作 - 布川ゆうじ
プロデューサー - 初川則夫(日本テレビ)、伏川政明(スタジオぴえろ)、鈴木義瀧(スタジオぴえろ)
原案・シリーズ構成 - 渡邊由自(連載誌 - 『てれびくん』)
キャラクターデザイン - 加藤茂、平野俊弘
本来はキャラクターデザインは加藤茂だけの予定であったが、彼がデザインしたロミナとレニーはヒロインとしての魅力に欠けたため、美少女キャラクターを得意とする平野俊弘が起用されることとなった。
メカニックデザイン - 森木靖泰、大畑晃一
音楽 - 川村栄二
音響監督 - 浅梨なおこ
美術監督 - 勝又激
撮影監督 - 都島雅義
総監督 - 案納正美
製作 - スタジオぴえろ
主題歌
オープニングテーマ「LOVEサバイバー」
作詞 - 青木久美子 / 作曲・編曲 - 小田裕一郎 / 歌 - HIT BOY
TVサイズは、1番のAメロ後半・Bメロ・サビと2番のサビを組み合わせている。
エンディングテーマ「一世紀めのエンジェル」
作詞 - 青木久美子 / 作曲・編曲 - 小田裕一郎 / 歌 - HIT BOY
アレンジバージョンが、「飛影見参のテーマ」として飛影の登場・戦闘シーンに使用されている。
上記2曲を収録したEPレコードは、キャニオン・レコード(現・ポニーキャニオン)から発売された。後に2曲とも、CD化が実現している。
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