ザ ✴ウルトラマン
『ザ☆ウルトラマン』は、1979年(昭和54年)4月4日から1980年(昭和55年)3月26日まで、 TBS系で毎週水曜日19:00 - 19:30に全50話が放送されたテレビアニメ。製作は円谷プロダクション、TBS。アニメーション制作は日本サンライズ(現:サンライズ)。
ウルトラマンジョーニアス
活動時間:約4分
声 - 伊武雅之
ウルトラの星U40からやってきたウルトラヒューマノイド。科学警備隊のヒカリ超一郎にコンタクトを取り一体化しており、戦闘時はビームフラッシャーを額に当てることでウルトラマンに変身、第21話以降は「ウルトラチェンジ!」と叫びながら変身している。
科学警備隊
主な隊員
ヒカリ 超一郎(ヒカリ ちょういちろう)
声 - 富山敬
本作品の主人公。20歳。地球防衛軍宇宙開発グループの一員であったが、宇宙ステーションEGG3から科学警備隊に転任し、ステーションホークN3へ向かう途中でウルトラマンジョーニアスと第三種接近遭遇し、彼と一体化する。
ウルトラマンに変身している間は必然的にいなくなるため、周囲から疑惑の目で見られることに苦悩するが、終盤で正体を隠して戦う意義を見出した。ニシキ先生からは「若いの」と呼ばれる。
かつてEGG3に衝突した隕石から出てきたゴグランから多くの人命を救うため、酸欠で呼吸困難に陥りながらもゴグランの幼虫を倒したことがあり、ジョーニアスと一体化するきっかけにもなった。
バデル族がウルトラマインドで造り出した精神寄生体によるは虫怪獣との戦いで命を落としてしまうが、U40でジョーニアス共々蘇生手術を受けて蘇った。そこで出会ったジョーニアスの妹・アミアに想いを寄せるようになる。
アキヤマ 徹男
声 - 森川公也(第1 - 26話)
科学警備隊の初代キャップ。41歳。元レスキュー部隊の指揮官で、科学警備隊の結成において、隊員選抜の委任やスーパーマードックの使用を認めさせることを条件に隊長の任を引き受ける[35]。
任務では常に冷静沈着な姿勢で臨み、その一方で隊員たちに対する心配りを忘れない。ニシキ先生からは「隊長君」と呼ばれる。
ギバルーガとの戦いの後、怪獣作戦参謀としてアメリカゾーンに転任した。
ゴンドウ 大助
声 - 柴田秀勝(第28 - 50話)
科学警備隊の2代目隊長。怪獣作戦参謀としてアメリカゾーンに転任したアキヤマの後任として選ばれた。知的なアキヤマと違ってバリバリの体育会系的性格[35]。
就任当初は隊員たちの反感を買っていたが、ダバランとの戦いを通じて任務にかける熱意が伝わり、信頼されるようになる。ニシキ先生からは、初対面時は「でかいの」、その後は「隊長君」と呼ばれる。
豪快かつ大らかな性格で、知的な判断力を兼ね備え、任務においては何事にも屈せず、常に厳しい態度で臨むが、その一方で茶目っ気ある一面も見せ、怪談やお化けなどのオカルト分野が苦手だったりする。
ヒカリとジョーニアスとの関係に薄々気付き、ジョーニアスに感謝する一方で彼の力に依存していることに苦悩するが、ヒカリが変身して戦えば簡単に勝てると依存してしまったことで大賢者を死に追いやってしまったことを悔やみ、他の隊員たちと共にウルトラマンの力に寄りかからずに自分たちの力で解決することを決意する。
終盤ではヘラー軍団との決着をつけるために防衛会議の決定を無視してウルトリアで出撃することを決断した。
マルメ 敬
声 - 兼本新吾(第1 - 19・21 - 50話)
25歳。作戦参謀室に所属していたが、自ら慕っていたアキヤマに直訴した上で科学警備隊に配属される。ゆえにアキヤマの推薦以外で入隊した唯一の隊員。怪力の持ち主で射撃の名手である。趣味にライブスチームづくりをする器用な面があり、時空コンパスを作ったこともある。実家は九州で母親が住んでいる。ムツミに恋愛感情を抱いているが、相手にされていない。ニシキ先生からは「丸いの」と呼ばれる。
肝心な時(ウルトラマンジョーニアスの出現時)にヒカリがいなくなることを指摘することが多く、「未熟者」と笑って済ますこともあれば「逃げる弱虫」と糾弾することもあり、ステーションで隕石による被害に遭った時のことを嘲笑した。最終的には「ヒカリ=ジョーニアス」という関係を疑い、大賢者が処刑される直前、自分たちがいるからこそヒカリが変身できないことに加え、その時点でヒカリとジョーニアスが分離していたことを知らなかったことで「お前がウルトラマンだということはみんな知ってるんだぞ!」と非難し、後に隊長や仲間と共に依存したことを後悔した。
トベ 博明
声 - 二瓶正也(第1 - 19・21 - 50話)
24歳。かつては新兵器開発室に所属していたが、常々地球に起きる怪事件に関心を持っており、アキヤマの推薦で科学警備隊に転任する。機械工学や航空力学、電子工学で博士号を有する天才肌で、スーパーマードックの設計をしていたことから数々の新兵器の研究や開発を行っている[34][35]。頭脳派キャラであると同時に行動的な性格でもあり、アキヤマ退任からゴンドウ赴任の間までは隊長代行として指揮を務めた。ニシキ先生からは「運転手君」と呼ばれており、それゆえ、彼が苦手。
理知的な性格のため、マルメと違い他の隊員と対立することはほとんどないが、ヒカリがマルメに肝心な時にいなくなることを非難され反論した際には「行動で示せ」とヒカリを諭し、直後にゲドンとの戦いでムツミが重体に陥ると、ジョーニアスに変身するためにムツミの傍を離れていたヒカリを叱咤した。
初期稿のキャラクターデザインでは短髪で眼鏡をかけた風貌だったが、声の担当が二瓶正也に決定したことで変更が加えられている。
星川 ムツミ
声 - 島本須美(第1 - 19・21 - 50話)
18歳。科学警備隊の紅一点で、地球で発生した怪現象に興味を持ち、データ収集を行ったことが認められ、医療班から転属される。勝気な性格で、心優しい人物だが、女性という理由だけで特別扱いされることを嫌い、男性隊員に引けを取らないほどの実力を持つ。ただし、コーヒーを淹れるのは苦手。ニシキ先生からは「お嬢さん」と呼ばれる。
また怪事件に関心を持ち、警備隊結成以前からトベとは旧知であり、ファイヤバドンなどの正体を看破したこともある。
ヒカリに対して想いを寄せている。隊員服の下に水着を着込んで出動し、事件に巻き込まれたことがある。終盤、ゴンドウとほぼ同じころにヒカリとジョーニアスとの関係に薄々気付き、ゴンドウに相談しようとして制止されたことがある。第46話ではヘラー軍の艦隊の攻撃で搭乗していたバーディーからの脱出後に死亡してしまうが、その回のうちに蘇生している。
第39話では全裸でのシャワーシーンも見せている。
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