初心者が知らない“目に見えないFX相場の動き”を読む方法
みなさん、こんにちは!トレードアイデアラボ専任講師の猫飼いです。今日もトレードについて語りたいと思います。今回は「相場の値動きには必ず理由がある」というテーマで、少し深堀りしていきますね。
相場の値動きには、理由がある
上昇でも下落でも、突発的な動きでも停滞している時でも、相場の値動きには必ず理由があります。「え、でもこんなめちゃくちゃな動きに理由があるんですか?」って思うかもしれません。あります。いや、むしろ理由がなければ、その動き自体が存在しないんです。
たとえば、アベノミクスの時代を覚えていますか?あの頃は、相場参加者全員が同じ方向を向いていました。「買いだ!」っていう熱気がすごくて、誰がトレードしてもある程度勝てた。テクニカルもきれいに機能して、「ボリンジャーバンド?はい、勝ちました」みたいな状況。懐かしいですね。でも、それは特殊な環境でした。
じゃあ、今はどうか?市場参加者の方向性がバラバラで、テクニカルが通じない局面が増えています。そんな時、値動きの理由を特定する能力が重要になってくるわけです。
アジア市場とロンドンの「阿吽の呼吸」
一つエピソードを話しましょう。ある日の朝、アジア市場で値がダラダラと下がっているのを見て「今日は売り優勢か」と思っていたんです。でも、ロンドンの早起きトレーダーたちが参入してきた瞬間、チャートが狂ったように反転上昇を始めました。私はその動きを見て、「なるほど、またロンドンのアーリーバードか」と笑いました。
実はこれ、アジア市場のポジションを引き継いだロンドンの金融機関が実務的にやる“アノマリー的な動き”なんです。ロンドンが「これ売らされすぎだから、ちょっと買い戻ししとく?」みたいな感じで動く。これがわかっていると、「あ、これ、反転あるな」と準備できます。
でも、知らないとどうなるか?アジア時間の流れに乗って売りポジションを持ったまま「うわああああ!」ってなるんですよ。僕もトレード始めた頃は、何度もこの“阿吽の呼吸”にやられました。
NYカットと目に見えない戦い
また、特定の時間や節目で、何度も同じ価格にトライする動きを見たことがありませんか?たとえばNY時間のオプションカット(NYカット)とか、重要な指標発表前後の動き。これ、テクニカルだけじゃ説明がつきません。
ここには、オプションや先物トレーダーと、それを請け負う投資銀行のガチンコの戦いがあるんです。彼らの会話を想像してみましょう。
「おい、俺たちのストライクプライス守れよ!」
「任せろ、絶対死守する!でもちょっとプレミアムもらうぜ?」
…なんて感じでね(実際はもっと洗練されてるでしょうが)。相場を動かしているのは、人間です。そしてその人間には、目的や意図があります。それが目に見えない理由として、相場に反映されているんです。
相場は基本ランダム。でも、狙い目はある
こうして話してみると、相場がいかに複雑でランダムに見えるか、わかると思います。でも、僕たちは目に見えない参加者の行動を先読みする努力をして、トレードアイデアに組み込んでいます。
全部を完璧に先読みするのは無理ですよ。でも、9割方読めるようになれば、ドンピシャでタイミングを合わせることができる。だから僕たちは、テクニカルだけに頼らず、目に見えない理由を探るトレードスタイルを磨いているんです。
結論:見えない理由を読むトレードのススメ
最後に、ユーモアを交えて一つだけアドバイス。
「市場参加者全員の心理を読み切るのは無理。でも、目に見えるヒントは必ずある。それを拾える目を養え!」
トレードは難しい。でも楽しい。そして、理由を探るというちょっと探偵っぽい感覚を持てると、さらに奥深さを感じられるようになりますよ。
今日も素晴らしいトレードライフを!ではまた次回!