無料インジケーターだけで勝つ手法の解説

FTNストラテジの全貌:無料インジケーターだけで勝つ手法の解説

どうも、トレードアイデアラボの猫飼いです。トレードで勝つための手法を求めるトレーダーは多いですが、「無料のインジケーターだけで勝てる」と言われたら、にわかには信じがたいかもしれません。しかし、今回紹介するFTNストラテジは、無料で利用できるインジケーターを組み合わせることで、高い再現性を誇る手法です。

僕らも17年以上使っている不朽のストラテジです。

この記事では、Better Volume、移動平均線(MA)、MACDダイバージェンス、Heiken Ashiという4つの無料インジケーターを使い、シンプルかつ効果的なFTNストラテジの全貌を解説します。

1. FTNストラテジの基本コンセプト


FTNストラテジは、トレンドの転換点を的確に見極め、エントリーとエグジットのタイミングを把握するために設計された手法です。

トレード手法には「単一のインジケーターだけで勝つもの」もありますが、FTNストラテジでは、複数のインジケーターを組み合わせて“根拠を重ねる”ことがポイントです。

トレードの世界では「シグナルの一致」が重要視されますが、FTNストラテジでは次のようなインジケーターを使用して、複合的な根拠を形成します。
• Better Volume:トレンドの継続・転換のサインを捉える。
• 移動平均線(MA):トレンドの方向性を確認する。
• MACDダイバージェンス:価格の勢いが減速する兆候を見抜く。
• Heiken Ashi:トレンドのノイズを排除し、ローソク足の視認性を高める。

2. FTNストラテジの使用インジケーター


1. Better Volume(出来高の可視化)

Better Volumeは、出来高と価格の関係からトレンドの強さや転換点を把握するためのインジケーターです。特に、“赤色のバー”と”黄色のバー”が重要な役割を果たします。
• 赤いバー:大きな売りの勢力が出現するタイミング。
• 黄色のバー:重要なトレンドの変化が示唆されるタイミング。

エントリーポイントの目安
赤いバーが出現した直後は、トレンドが転換する可能性があるため、他のインジケーターのサインと組み合わせてエントリーの検討を行います。

2. 移動平均線(MA)

MA(移動平均線)はトレンドを視覚的に確認するための最も基本的なインジケーターの1つです。FTNストラテジでは、以下の2種類の移動平均線を使用します。
• 短期MA(20MA):短期的なトレンドを示す。
• 中期MA(50MA):中期的なトレンドを把握する。

エントリーポイントの目安
短期MAが中期MAを上抜けした場合は買いのシグナル、逆に下抜けた場合は売りのシグナルと判断します。Better Volumeの赤いバーと組み合わせることで、根拠がさらに強化されます。

3. MACDダイバージェンス


MACDは、価格の勢い(モメンタム)を測るためのインジケーターですが、「ダイバージェンス」を利用するのがFTNストラテジの肝です。
• MACDラインが上昇しているのに価格が下落している場合:買いのシグナル。
• MACDラインが下落しているのに価格が上昇している場合:売りのシグナル。

エントリーポイントの目安
ダイバージェンスは、トレンドの転換点を見抜くための強力なサインです。Better Volumeの赤いバーや、MAのゴールデンクロス/デッドクロスと重なると、エントリーの精度が向上します。

4. Heiken Ashi(平均足)


Heiken Ashiは、通常のローソク足に比べてトレンドの視認性が高いという特徴があります。ローソク足のノイズを取り除き、滑らかなトレンドを可視化するため、トレンドフォロー型の手法には最適なインジケーターです。
• 陽線が連続する場合:上昇トレンドと判断。
• 陰線が連続する場合:下降トレンドと判断。

エントリーポイントの目安
Heiken Ashiが赤から緑に変わるタイミングは、上昇の初動を示唆します。このタイミングを、MAのゴールデンクロスやMACDのダイバージェンスと組み合わせると、精度が高まります。

3. FTNストラテジのトレード手順

1. トレンドの確認
Heiken Ashiが陽線に変わったかを確認します。陽線が続く場合、上昇トレンドの可能性が高いです。

2. 転換サインの確認
Better Volumeの赤いバーまたは黄色のバーが表示されたら、トレンドの変化が起きる可能性があると判断します。

3. ダイバージェンスの確認
MACDのダイバージェンスが発生しているかを確認します。特に、MACDが上昇する一方で、価格が下落している場合は買いのチャンスです。

4. MAの位置を確認
短期MAが中期MAを上抜けていれば、買いの根拠が強化されます。

5. エントリー
4つの条件が揃ったタイミングでエントリーします。例えば、
• Heiken Ashiが陽線に変わり、
• Better Volumeが赤いバーを示し、
• MACDにダイバージェンスが発生し、
• 短期MAが中期MAを上抜けたタイミングで、買いエントリーを行います。

4. エグジット(利益確定)のポイント

FTNストラテジでは、エグジットの基準も明確にする必要があります。主な基準は以下の通りです。
• Better Volumeの赤いバーが出現した場合は、利益確定のサインです。
• Heiken Ashiが陰線に転じた場合は、トレンドの変化が疑われるため、部分利確または全利確を検討します。
• MACDのダイバージェンスが逆方向に発生した場合は、ポジションの一部をクローズします。

5. FTNストラテジのまとめ


使用インジケーター 役割
Better Volume 転換のシグナルを捉える
移動平均線 (MA) トレンドの方向性を確認する
MACDダイバージェンス 価格の勢いの変化を見抜く
Heiken Ashi トレンドの可視化を高める

これらのインジケーターを単独で使用するのではなく、複数のシグナルが一致したときにエントリーを行うことが重要です。

FTNストラテジは、無料のインジケーターを組み合わせることで、再現性の高いシンプルな手法を実現しています。多くのインジケーターを使わず、要点を絞ったシンプルな手法なので、初心者でも導入しやすいでしょう。

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猫飼い@FX
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