もどかしさの上に

好きな人が
お仕事で
疲れたり、辛い気持ちになっている時に
僕は聞いてあげることしかできない

ほんとうは君の辛さの原因を
どうにかして取り除いてあげたいけれど、
僕はその手立てを知らない
もしかしたら、誰も知らない

そんな時、とてももどかしいんだ
原因の分からない痛みを
皮膚の上からさすることしかできない
そんな感覚

・・・

どうなんだろ
もしかしたら、
もしかしたらだけど
君の話を聞くだけでも意味があるのかな

僕が今、描いている詩が
君の
君の肌の下にある痛みを、
一瞬でも忘れさせることができるのかな

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