すべてがFにならなかった場合の対処法33
寒くもなく暑くもない夜はいいね
なんだか気分がフワフワする
今日はどんなふうに過ごしたかな
楽しく過ごせただろうか
ところで、「朱に交われば赤くなる」という諺がある
『交わる仲間や友人によって、感化されることのたとえ。人は周囲に影響されやすく、交際する相手によって善にもなれば悪にもなる。』
コトバンクというネット辞書サービスによると、こんなふうに書かれている
ほとんどの場面で同じような意味で使われているから、これで合っているのだろうね
念のため、Weblioや広辞苑も確認した
さて、君が今いる環境はどんな世界だろう
正しく優しく美しい世界にいるだろうか
若いうちは、自分の環境を正しく評価することが難しい
なぜなら、その環境しかないからだ
環境を評価するには、外から客観的に見ること以外に方法はない
今自分がどのような環境にいて、他にどのような環境があるのかも、若いうちは判断ができない
大人になって、さまざまな環境を経験してはじめて、自分のいた世界が見える
今はスマートフォンという簡単に世界につながるツールがあるから
さまざまな環境を見ることができる
見ることで体験したような気になり、
あたかも、いろいろな世界を知った気になる
手のひらサイズの小さな世界で、
君は世界を知った気になっている
周りの子どもたちも同じように
世界を知った気になっている
だから自分がいる環境がとても狭く小さいものだと気づけない
そんなふうにして身体だけ、つまり見た目だけ大人になってしまった人が大勢いる
そんな大勢の世界にいたら、
狭く小さい価値観であることに気づけない
だから、若いうちは自分の世界を飛び出して
経験してみるといい
どんな経験も、いつか糧になるから
そうしていつかは、
朱に交わって赤くなった自分が、
本当に赤で良かったのか、
青や白は選べなかったのか、
と考える視点を持つことができるから
本題はここから
君のいる環境は、
君にとって正しく優しく美しい世界だろうか
朱に交わって赤くほだされていないだろうか
もし、君がベストだと思えない環境にいるのなら
少しずつ世界を変えていこう
環境とは、他人がつくるものではなく
自分で作るもの
自分で少しずつ築きあげるものだ
そのために、今の環境から抜け出してみよう
不安になっても大丈夫
いつでも帰りを待っているから
安心して行っておいで