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賃貸戸建てに住むという選択⑤

今回は、「賃貸戸建てに住むという選択シリーズ」の最終回です。最後までお付き合いくださいませ。
 前回は、私たちが賃貸庭付き戸建てに引っ越して快適だ!ということを書き連ねました。
 もちろん今でも快適が勝っています。しかし、そうでない点もやはりあるのはあるのです。
 まず、とにかく気を使います。何に?床や壁に傷をつけないように気を使っています。
 我が家の息子たち(犬)は、マンション住まいが長かったこともありおトイレの粗相はありません。でも、お構いなく室内で走り回ったり、ワンプロ(ワンちゃん同士でプロレスのようにじゃれあうこと)をすると爪で床に傷がついてしまうのです。そのことはマンションを売却するときに大きく査定されたので特に気をつけなきゃと思っていました。自分の家だと気にすることではないですよね。逆に床や壁に付いた傷が思い出になったりするのですから。しかし、賃貸だとそういう悠長なことは言ってられません。退去の際に大変なことになってしまいます。
賃貸物件には「傷」はつきものなので、私は賃貸戸建てに入居するときに不動産屋さん立ち合いで細かいところまで傷のついているところをチェックし写真に撮っておきました。もちろん撮った写真は不動産屋と共有し退去の際にも確認ができるようにしました(当たり前かもしれませんが、やりすぎ?というくらいやりました)。
 そういうわけで、賃貸は多少の息苦しを感じてしまいます。
 そして、もう一点。
   引っ越しをするたびに、
「物件探し」・「引っ越し費用」・「引っ越しの労力」
が伸し掛かってくるということを忘れてはいけません。
 持ち家だと引っ越しなんてありません。どこに希望の物件があるか…なんて探すこともありません。
 
 賃貸に住むということはそういうことです。それらを受け入れなければいけないのです。
 私は、変人と思われるかもしれませんが、息子たち(犬)の生活が充実するのであればどこに住もうが、何度引っ越ししようが全然かまわないと思っています。逆にワクワクしたりします。いろんな土地に点々と住んでみるなんて楽しいと思いませんか?もちろん思えないという人が“普通”かもしれませんね。
私は息子たちの年齢のことを考えると、私の引っ越しもあと2回だと思っています。2回目はペット可にこだわらず、引っ越しのたびに荷物の精選をしているので、ある意味終活もかねて小さな生活が可能になるのではとさえ思っています。そうなると、賃貸も悪くないと思えませんか?
 今の賃貸庭付き戸建てに引っ越してきて、今年の九月で三年になりました。庭の芝刈りにも慣れ、息子たちとの生活を満喫しています。好き勝手に庭に出て、広い庭を走り回り、疲れたら家の中に入ってくつろぐ。そういう息子たちを見ることは犬を飼っている上で、この上ない贅沢なことと思います。私の場合、賃貸に住むことを決断することでその贅沢を可能にしました。
 大人になったら自分の家を持つという価値観も素晴らしいことです。実際、私もそういう価値観を持っていました。でも、私は、自分の老後さらにはそのあとのことを考えた時の相続・不動産の処理について考えたことをスタートに、誰にも迷惑をかけたくない思いと自分の生活の中で好きなものを優先にしながら(私の場合は犬たちとの暮らし)引っ越しを繰り返し、その時に応じた賃貸に住むという方法を選択したことは間違いではなかったと思うのです。
 持ち家を手放し、賃貸に住むということを悩んでいる方の中には、「もし、貸してもらえる家がなかったら」という心配が理由で踏み出せない方もいらっしゃると思います。確かに将来的には高い確率であるかもしれませんよね。ただ、私は賃貸にしたことで気持ちも楽になり、日々充実していることで満足しています。私が下した選択は間違いではなかったと今でも思っています。
 ここまで読んだのに、ぜんぜん参考にならなかったよ!という方へ…ごめんなさい!!
やっぱり、私は賃貸をおすすめします。
 ここまで、不動産の知識もない私の「賃貸戸建てシリーズ①~⑤」を読んでくださり、ありがとうございました。これからも何かあった際には報告していきたいと思っています。
 
次回・・・予告《更なる引っ越しへ》  いつになるかわからないけど

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