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回覧版 わてト隊レポート NO.3

連載

わてらのバスフィッシング


久保田健二

今も、今までも、
そしてこれからも、わてらはバスフィッシングと、
いい関係を続けていきたいと思う・・・。

バス・オブ・バス

僕の敬愛する羽鳥静雄氏の著書に、『バス釣りはまじめくさってやるほどおもしろい」と言う一節があるが、これほど端的に、バス釣りを表現している言葉は、他にないのではないかと思う。

バス釣りをまじめくさってやると言う事は、何もむっつりと黙り込んで神経質になるということではない。(実は正反対なのだ)

夢中になればなるほどおもしろくなる、言いかえれば深みにはまればはまるほどもっと進みたくなるとでもいった感じか・・・

何だか、よくわからないという方もいるかもしれないが、自分でプラグを作っているような、バス釣りに首までどっぷりつかっている人には、この言葉の思い入れが痛いほど分かると思う。

で、あるが、ここで見落としてはならないもう一つの羽鳥氏の想いが、隠されている(これは、まったくの僕の憶測ではあるが)

それはフィールドにおける、バサーのマナーである。
前置きが長くなってしまったが、今回はバス釣りにおけるマナー(ルールと言っても良いが)について話してみたいと思う。


男の心がけと 
馬鹿さ加減と・・・

ゲームとしてバス釣りをとらえるとルールがあって当然、ということになる。プレイヤーに自由がきけばきくほどルールが厳しくなる、というのはスポーツもバス釣りも同じで、さしづめバス釣りにおいて、もっとも自由のきくものはなにかということになると、ボートによるゲームということになる。

ここで、言うまでも無いことかもしれないが、まず第一に言えることは他人に迷惑をかけないこと。岸釣りをしている人に近付かないというのは言うに及ばず、他のバサーの釣り進んでいるボートの前に割り込む等ということは、謹みたいものである。

第二にボートポジションについて。
できるだけはなれて(20M以上)岸と平行に流して行くのが、基本である。この方法がバスにもっともプレッシャーを与えにくい。立木などに引っかけた場合、闇雲にしゃくりまくるバサーを時々、見かけるがあれが良くない。

長い間、立木を揺すられた水中のバスたちはたちどころに臆病になり、その日一日ストライクしてこなくなる。(立木などにルアーを引っかけた場合)最良の方法は、まずロッドとラインを一直線にして、ゆっくりと引いて行く。ある程度の強さまで引くと取れるものも多い。それで駄目なら、ボートを近付ける。

この場合、あくまで静かにエレクトリック・モーターを回す。ルアーが水中に引っかかっているときは、反対側から引けば90%の確率で回収できる。見えているものはガイドの先などに引っかけて回収する。

注意する点は、周囲の立木にボートをぶつけないようにすることと、エレキのバックギヤはなるべく使わないようにする。何より音が大きいし、モーター自体の寿命にも良くない。

バックするときは、ハンドルを180度回転させて使うように心がける。こうすることによってポイントのダメージは最小限に抑えられるはずである。

話がすこしそれてしまったが、最後にボート上でのマナーについて。

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『わてト隊レポート』という30数年前に 綴られた文章群(1992年3月初版発行) 『わてト隊』 とは・・『わてらは、トップにこだわり隊』…

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