フローターについて
『ええ歳こいて、いつまで浮き輪で釣りしとんねん!』と、口の悪い関西の旧友に言われたのは、もう10数年前..
アラカン(還暦前後をこういうらしい)のいまでも浮き輪で釣りをしております。
フローターでバス釣りを始めたのは30数年前。
『タックルボックス』という釣り雑誌の広告を見て、関東の釣具店から通販で買った。
当時、関西でフローターの釣りをしている人は見たことがなく、釣り場で出会う人に『これがフローターですか〜』とか『これで釣りするん?』などと大層、珍しがられた。
水に浮かぶ前は、アヒルのように足ヒレをバタバタさせて地上を歩く。おまけに後ろ向きに歩くので、あまり見栄えは良ろしくない。
母親に連れられた小さな子供に『あれ、なに〜?』と指を刺されたこともある(見てはいけません!とばかりに母親に手を引っ張られていた・笑)
フローターの何が良いのかというと、風に流されにくくてポジションの微調整が容易なところ。パドルやエレキ操作が不要なので、結果的に釣りに集中できるところが一番気に入っている。
また、ボートよりポイント近くに寄ってもバスに警戒されない(あくまで感覚的というか、そんな気がするということ)
野池の釣りでは最強といえるアイテムだと思う。
いままで数本のフローターを乗り継いできたが、数年前に新調したモノが素晴らしく良い。
C型と呼ばれる珍しいタイプで、これまで乗ってきたO型(丸い浮き輪タイプ)と、U型(その名のとおりU字タイプ)のいいとこ取りをした使い勝手のいいものである。使用感はほぼO型で、乗り降りしやすいU型のような前開き。
過去に何度かU型を検討したが、その大きさに躊躇して購入には至らずだった。バイソンウェーブのC型(BW123C)をネットで見たとき、直感的にコレだ!と即決。思っていたより少し大きかったが、安定感があっていい。
バルブ式の急速・吸排気も非常に使いやすい(フットポンプも標準装備) また、少々雑な扱いをしても傷付かない強靭な表面と、熱溶着による念入りなエア漏れ対策にも好感が持てる。その他、フロントバーやメッシュエプロン、両サイドの小物入れ、補助浮力体、梱包バックなども標準で付いている(出来るだけ軽装で釣りをしたい僕は何も付けずに使っているが..)
ここまで書いて、何やらメーカーの回し者みたいに絶賛しているが、協賛されている訳でもスポンサーでもない(良いものはいいと言っているだけです)
あえて苦言を呈するなら値段だろうか(一昔前の2倍近い価格?) しかし、作り込みと耐久性を考えたら高くはないかと思う。
あとは、フットポンプホース先端のジョイント強度にやや難あり(これは使い手の扱いにもよるかと思うのですが、改善いただけたら幸いです)
少し前にフローターで釣りに行った際の動画を編集して Instagram や YouTube に短い動画を最近UPしている。
先日もここ(note)で書いたが、インスタのリール動画が5日で10万回再生されたのには驚いた(現在、12.5万回再生)バズったというやつですかね?
(フォロワーは1000人ちょっとなので、フォロワー以外の人がたくさん観てくれたみたいです)観ていただいた皆さん、ありがとうございます!
ますます、動画クリエイターとして(ウソです)やる気が出てきた今日この頃。
編集の際に、動画を観ていて思ったのは、毎回ランディングに手間取ってるなぁ〜ということ。
個人的に『バス釣りはハンドランディング』を信条としているので、フックを2本とも咥えてるバスの口を掴むのは、なかなかタイミングが難しいんだけど、もう少しスマートにやりたいところです。
ネットを使えばいいんだろうけれど、我々世代はハンドランディングにこだわる人が多いような気がします(トラウトだと躊躇なくネットを使うのが不思議)
フローターというより『フロートチューブ』という言い方のほうが、本場アメリカっぽくて好きなんだけど、あまり一般ウケしてないですよね。トップウォーターとサーフェイスみたいな感じでしょうか..
今回の雑記は、このあたりで。
(了)