。
誰もみてないだろうからここで吐き出してしまうけど。
というか私と関わりのある人に、自分の声帯を震わせてこれを伝える勇気がない。
4年前「みんな志を持って毎日勉強に励んでいて偉いな望んでここにきたのに、私は間違って入ってきてしまった人間のように居心地が悪い」と思っていた。
4年経った今、その勘は間違いではなかったと言い切っていい、と思ってしまえるところまで来ている。
何をしても、何をみても、望んでいた未来に近づけば近づくほどその違和感は大きくなって、私をその場に留まらせるには不足ないほどの大きさに育った墨色のもの。
戦士と兵士の間で揺れる進撃の巨人のライナーのように、私はその時その時で気持ちが変わる。
未来も定まらず、それを手にするために必要な資格にも手が届きそうで届かない。
いっそこのまま不確定な未来を確定させて、全てから逃れようかとさえ思う。
このまま努力しなければその望みは叶う。
でも、じゃあ、この4年間はなんだったの?わたしの15年間抱いてきた気持ちは、なんだったの?
そっちの道に逸れて、生きて行ける保証はあるの?
もう生きていたくない。
心の底から、ほんとうに。
死にたいんじゃない、生きていたくない。
もう二度とこの世に産まれたくない。
二度と産まれないための努力ならなんだってする。
灯し続けてきた蝋燭の火、ひどくちいさくなったね。
よくがんばったね、もう苦しそうに燃えなくていいよ。
わたしが、叶うはずもない夢を見ていたせいで苦しませてごめんね。
今日に至るまでに恩師と交わしてきた約束を反故にすることが、途方もなく痛い。自分の夢が叶わないことよりも、学んできた全てが塵芥に還ることよりも、何よりもそれだけが苦しい。
会うことも謝ることも二度とできない恩師もいる、会う術のない恩師も。
私は彼らとの約束でここまで生きてきたのではないだろうかと錯覚する。ずいぶんと頼りないものに縋って生きてきたものだね。
もうなんにも、わかんないよ
誰よりも強くなりたくて一生懸命努力して
やっとの思いで作り上げた鎧は
中にいてもただ窮屈で身体は弱ってく一方で
たまらず自ら脱ぎ捨てたんだ
それでも流した汗の痕は僕にしみついて
血となり肉となり骨となり僕を動かしている
僕を飾る宝石がなくなったって守り続けたいものがある
「あの日」灯したこのロウソクだけはずっと守り続けていく
誰よりも自由になりたくて一生懸命走って
やっとの思いで辿り着いた山頂で
まだ顔を上げなきゃ見えない山がこんなにもあるなんてさ
自分の小ささに嫌になっちゃうよ
それでも流した泪の痕は僕にしみついて
血となり肉となり骨となり僕を動かしている
生きることだけで精一杯だって守り続けたいものがある
「あの日」灯したこのロウソクだけは強く燃やし続けていく
渡れるはずの石橋を叩きすぎて
壊してしまった「あの日」の後悔だって
血となり肉となり骨となり僕を動かしていく
僕を飾る宝石がなくなったって守り続けたいものがある
「あの日」灯したこのロウソクだけはずっと守り続けていく
炎の戦士/SEKAI NO OWARI
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