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退院日決定
皆さんこんばんは。ちょっとお久しぶりです、リスカ了です。
タイトルの通り退院日が決まりました。来週の水曜日の11日に、訪問看護師とソーシャルワーカーさん、主治医と担当看護師、そして母と私でカンファレンスを開き、その後に退院という流れです。このメンバーでのカンファレンスは入院する度に毎回毎回開いています。入院生活の私の様子を共有し、退院後の生活について話します。とは言っても大したことはなく、「入院中は規則正しく生活できていたので退院後も生活リズムを崩さないようにして、困ったことがあったらすぐ受診するか訪問看護に電話してくださいね」という一文で表せる内容の話を長々とするだけなんですが…(そんなに毎回開く意味ないだろ…と思っています)。あと6日…短いような長いような…。
私の状態は入院前と比べて何か変わったかというと、別に変わったことは特にありません。ただ毎日を閉鎖病棟内で過ごしていただけです。頓服薬が私には全く効かないリスペリドンからヒルナミンに変わったのが唯一の変化ですね。約3ヶ月毎日スマホとにらめっこしてました。もう二度と閉鎖病棟はごめんですが、きっとまたこの病院の閉鎖病棟に放り込まれます。まぁなるべく入院にならないように気をつけようと思いますが。
今回はいつもとは違い、療養棟での入院でした。療養棟とは、主に3ヶ月以上(人によっては年単位)の長期入院の患者が入る病棟です。年末ぐらいに退院の予定だったので、予定よりちょっと早く退院できてよかったです。
せっかくなので今回の入院の思い出をいくつか順番に挙げていこうかと思います。
まず同室(4人部屋)の患者さんの独り言を言う人率が50%でした。同室の2人はずーっと独り言を言っていました。今も言っています。この2人のうち1人はただブツブツ(結構大きい声ですが)言っているだけですが、もう1人は暴言をよく吐いていました。今これを書いているこの瞬間も特定の看護師のことを馬鹿と言いまくってます。あとこの人は独り言と暴言以外にも毎日歌を歌っています。それも口ずさむとかではなく大声で熱唱。別に構わないんですが、今まで小さい総合病院の精神科から大学附属病院まで4つの精神科に入院しましたがこういう(独り言や暴言、歌う人)人と同室になるのは今回がはじめてでした。独り言と叫び声は精神科あるあるだと誰かが言っていましたが、今までこういう人と同室になったことがなかったので、入院したての頃はやっぱりちょっと気になりましたね。まぁすぐに慣れたのとイヤホンして音楽を聴いてる時間が長かったのであまり苦ではありませんでしたが。ちなみに私の部屋以外の患者さんもかなりの高確率で独り言を言っていました、廊下やトイレでも独り言が絶えず聞こえてきました。
2つ目の思い出は人生で初めて作業療法に参加したことです。今までは参加したくないと言って(強制ではないため)参加しなかったのですが、今回は担当看護師のゴリ押しに負けて参加することになりました。作業療法で何をするかは自分で自由に決めていいのでジグソーパズルを毎回していました。参加してみると割と集中できました。退院までに完成させられるか怪しかったですが前回無事に完成させることができました。ウサギと花が水彩タッチで描かれており、「いつも支えてくれるあなたに感謝」みたいな感じのポエム?が添えられている絵柄のパズルでした。完成したときはスッキリしましたね。私は本当は部屋でスマホを触っていたかったですが、人によってはかなりいい気分転換になるんじゃないかと思いました。入院生活が暇で暇で苦痛だという方は一度作業療法に参加してみるのも悪くないかもしれません。
3つ目の思い出は私の隣のベットの患者さんが今までの十数回にも及ぶ閉鎖病棟入院生活で見た誰よりも苦しそうだったということです。今までも辛くてたまに泣く人は何度も見てきましたが、この患者さんは毎日ダイレクトに苦しそうでした(今も苦しそうです)。「死んでしまいたい」、「自分を殺してやりたい」などは口癖で毎日検温や巡回にきた看護師さんを呼び止めては最低でも1時間は話を聞いてもらっていました。頓服薬も効かないそうでよく注射をしてもらっていました。「皆に嫌われている」、「皆が悪口を言っている」などという被害妄想も強い人でした。実際はもちろん誰も彼女の悪口を言っている人はいません、しかし悪口を言われているというのが彼女にとっては事実なわけです。それってかなりつらいですよね…。幸せそうな人が憎いとも言っていました(正直その気持ち分からないでもありません)。大谷翔平のニュースなどを観るのも苦痛だとか…(大谷翔平なんて誰がどう見ても人生キラッキラに輝いてますもんね)。朝がつらいともしょっちゅう言っていて、これは鬱の方なら約9割が共感できるんじゃないでしょうか。私も1日のうちで朝が1番憂鬱です。隣のベットということもあって余計に看護師さんと彼女の話し声が聞こえてきて、とにかく苦しそうで仕方なかったです。実際に苦しいんですけどね。なんというか重症な鬱病患者の典型のような人でした。状態が良くなる日がくるといいんですがね…。
ぱっと思いつくのはこんな感じです。あと6日入院生活が続くので、この間に何かあったらまた別の記事で報告します。何事もなくスムーズに入院生活が終わることを望んでいます。何か閉鎖病棟入院についてご質問があれば遠慮なくコメントで教えてください(入院生活以外の質問でもOKです)。答えられることでしたら何でもお答えします。
最後まで読んでくださりありがとうございます。では皆さん、また次の記事でお会いしましょう。