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東京出身の私が出会った喜界島の日常④

8月。
1年で1番喜界島に人がいる季節でした。
今年は台風がこちらにあまり来ていなくて、週末の行事の天気の心配はしなくていいのですが、とても暑い日々。
今回はそんな8月の島の行事、イベントについてです。

歩行者天国、演芸舞台、船漕ぎ、花火と盛りだくさんの喜界町夏祭り

毎年8月上旬の土日に2日間にわたって行われる
「喜界町夏祭り」
2021年、移住してきた年はコロナ禍だったので行事が全然ない。
2022年もまだコロナが流行っていてない。
去年2023年は台風がちょうど来てしまい、延期しての開催。
今年はカレンダー通りの日に、しかもお盆直前の土日だったので
帰省の方から観光の人まで、たくさんの人がお祭りに来ていました。

1日目は子どもたちのお相撲大会に始まり、夕方からは歩行者天国が始まり神輿パレード、綱引き、八月踊りと続きます。
面白いなーと思ったのが、ホコ天でいくつかの集落が間隔を開けて集まり、
同時に各集落の踊りが始まるところ!
集落ごとにカラーが決まっているようで、おそろいの集落Tシャツや法被を着てぞくぞくと集まり、各集落の踊りをそれぞれ楽しんでいました。
集落の大きさによりますが、今でも人口の多い集落は踊る人も多く、まだまだ踊りを繋いでいけるだろうと思うのですが、私の暮らす集落は小さな集落なので踊れる方がどんどん少なくなり、踊る機会もなくなっていき、このままではあと何年かしたら踊れる人はいなくなってしまう可能性が大きいです。
伝統の継承というのは簡単ではない。どれだけ日常に近いかが繋いでいくために必要なんじゃないかなと思っています。

踊りながらのパレード
集落の踊り
歩行者天国になり、22時過ぎまで盛り上がります。

2日目は夕方から港の近くの公園で演芸ステージとフィナーレの花火大会。
演芸ステージは唄や踊りが得意で大好きな島の人たちがステージを盛り上げます。
花火は近い距離、そして人混みでぎゅうぎゅうで見なくていいのが最高でした!!

花火はこの近さ
花火のフィナーレ
演劇の会場


集落開催の盆まつり

新盆、旧盆と続く中、島のいくつかの集落では「盆まつり」が開催されます。集落のタイプというか、個性がとても出るのがこの盆まつり。
その集落の個性を楽しむのも盆まつりの醍醐味です。
青年団の活動が盛んな集落はこうやって行事を守っていくことができる一方で若い世代がどんどん減っている集落もあり、こうやって行事を守る、続けていくことがあと何年できるのか・・・。
続けたい、つなげたいものです。

小野津集落の盆祭り
上嘉鉄集落の盆祭り
みんなで夜中までエンドレスに踊り続けるのが有名。

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