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注腸検査の体験記(私の場合)

大腸憩室炎を患い、腸の形状を知るために初めて注腸検査を体験しました。注腸検査の割と細かな体験記がネットであまり出てこなかったので、こちらに忘備録と他の方の参考用として、「私の場合」の体験記を記します(私はこの時入院中での検査でした)。

【私の注腸検査体験記】
⚫︎検査前日
検査のための下剤がスタート。
下剤は15:00のピコスルファートナトリウムと、17:00のマグコロール250mlの2種。

ピコスルファートナトリウムは200mlの水と混ぜて飲む。ポカリみたいな味。マグコロール250mlはとんでもなく酸っぱい!!キトートレモンの5倍ほど酸っぱい。最後は味にうんざりして、飲み終わるのに2時間かかった。マグコロールが半分過ぎたころから下剤が効いて、トイレトイレ。大腸カメラでは便が無色になるまで腸をきれいにする必要があったが、注腸検査ではそこまでは必要ないらしい。水っぽい便になったのを看護師が確認する(若干恥ずかしいが、まぁ、慣れたもの)。

⚫︎検査当日
不安な中、検査の声がかかるのを待ち、13:00ようやく検査へ。私が家から持参のパジャマを着ているのをみたお迎えの看護助手さんが、それ汚れても大丈夫?と心配するので、吐いたりするのか?とさらに不安に。

検査着に着替えて説明をうけ、いざ台の上に立つ。ウィーンと、台は横倒しになりベッドの様に。お尻にチューブを入れられる。5〜7cmほど?直腸まで。上手くチューブがはいると、肛門の内側と外側にバルーンが膨らみ、薬剤が漏れない様なストッパーとなる。痛みはなし。ここで腕に腸の動きを止めるための筋肉注射を打たれる(インフルエンザの注射と同じ)。準備が整い、お尻から薬剤と空気とがポコポコ入ってくる。お腹全体に行き渡せるために、腹ばいになって〜、横を向いて〜と、部屋の外からガラス越しにスピーカーを通して指示がでる。行き渡ったようなところで、X線の撮影開始。

引き続き、どちらの方を向いてくれと、技師が指示を出す。予想外だったのは、スピーカーから聞こえる声が聞き取りにくいのと、指示が予想以上に早くて細かい点。もうちょっと右、次は壁側、行き過ぎ、もうちょっと上、などなど、とにかく細かい(撮影の部位を変えるだけでなく、お腹の中での薬剤の偏り具合などを調整するためか?)。左右を良く間違える私だが、技師さんが途中から「壁側」とか「こちらがわ」を多めに使って指示してくれたため、比較的テキパキ反応できた気がする。検査は15分くらい。最後はお腹に残った空気と薬剤をチューブが吸ってくれて終了。心配していた痛みは全くありませんでした。
検査室内にトイレに通じるドアがあり、行ってくださいと促されてトイレへ。でもこの時点ではあまりトイレしたい気持ちにはならず、普通のトイレで終わる。

ちなみに、私が使った薬剤は、バリウムではなくガストロというものだったそう。私の場合は腸に憩室があり、万一、憩室にバリウムが残ってしまうと炎症を引き起こす可能性があるため、バリウムよりも粘度の低いガストロになったのだろう。

ガストロの場合、ガストロを出すための検査後の下剤はないとのこと(バリウムの場合は粘度が高く、腸に残りやすいため、下剤を飲んで出すらしい。バリウムは残っているとお腹の中で固まってしまい、後から腹痛を引き起こしてしまうため、元の便の色に戻ったか、看護師さんの検便があるらしい。ガストロの場合は特になし。)しかし、下剤は飲まないが検査終了後、約10分後?、急にキター、トイレに駆け込みガストロと空気が出まくる、、その後45分くらい4回ほどトイレに駆け込み、ようやく茶色に、、出し切りました。

これで私の注腸検査は終了でした。以前体験した大腸カメラはもう一生やりたくないほど痛かったので、注腸検査も痛みがないか不安でいっぱいでしたが、個人的にはこれは問題ない検査でよかったです。これなら次回あっても大丈夫(もちろん健康一番ですが)。

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