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9/20 原油価格、需要見通しの悪化により下落、コメルツ銀行が指摘
結論:
中国経済の成長鈍化が原油需要に大きく影響し、短期的には原油価格に下方圧力がかかる可能性があります。特に中国が原油需要の主要な牽引役からブレーキとなったことで、世界全体の需要が以前ほど力強く成長しないことが懸念されています
ニュース内容↓↓
原油価格の最近の下落は、主に需要見通しの悪化が原因であり、特に中国の需要成長が急激に鈍化したことが影響しています。コメルツ銀行のレポートによると、国際エネルギー機関(IEA)は最新の月次報告で、中国の需要成長見通しを再び下方修正し、2024年の増加予測を1日あたり18万バレルに設定しています。これは、予想よりも低い成長率です。
4月から7月にかけての中国の原油需要は前年よりも低く、8月のデータでも改善の兆しは見られませんでした。また、IEAは世界全体の原油需要予測も下方修正しており、2024年の世界的な需要増加は90万バレル/日程度に留まる見込みです。中国はこれまで世界的な需要の推進役でしたが、現在はその成長を鈍化させる要因となっており、この傾向は来年も大きく変わらない見通しです。