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9/20 コメルツ銀行、2024年末の原油価格予測を引き下げ、OPEC+の増産計画に対応
結論:
コメルツ銀行は、OPEC+の増産計画と供給過剰の見通しを理由に、2024年末のブレント原油価格予測を75ドルに引き下げ、短期的な価格回復は難しいと結論づけました。
ニュース内容↓
コメルツ銀行は、OPEC+(石油輸出国機構とその同盟国)が12月から生産量を増加させる計画を受け、2024年末の原油価格予測を引き下げました。国際エネルギー機関(IEA)の見通しによれば、2025年第1四半期には供給過剰が180万バレルに達する見込みで、以降の四半期でも同様の供給過剰が続くと予測されています。
コメルツ銀行は、OPEC+が計画している供給増加には市場に余裕がなく、むしろ2025年にはOPEC+以外の供給が需要を上回ることから、OPEC+の供給が減少する可能性があると指摘しました。このため、OPEC+は増産計画を完全に取りやめる可能性があるとも言及しています。
これらの要因を受けて、同銀行は2024年末のブレント原油価格を1バレル75ドル(従来の80ドルから引き下げ)と予測し、2025年のブレント価格予測も10ドル下げて80ドルに修正しました。
このように、供給過剰の見通しが価格に対して下方圧力をかけており、短期的な価格の回復は期待しにくいとしています。