AIの誕生で仕事が無くなるのはいいこと?
AIによって仕事がなくなるのではないかと危惧する人々が沢山います
それは間接的に「AI絵師はろくでもない」みたいな形で現れるのです
私はこれを不愉快に思います。
仕事が無くなるのはいいことじゃないか。楽になるんだぞ。
無駄なあがき?
AIが描いた絵というのは判別がつきます
なぜならデフォルメがうまくいってないからです
それは仕方がないことで、いつかは改善されるかもしれません
ところが、粗探しをし始める人がいます
悲しいです。発展中の技術を批判するというのはあまり賢くないように思います。
これは歴史の観点からも共通しています
ラッダイト運動という事例があります
産業革命により水力や火力などで機械化が進んだことによりベテランの労働者が解雇
習熟していなくても機械を使えば誰でもある程度の品質が作れる様になったので、機械に対する反感が高まりました。
その結果、工場の機械を打ち壊すラッダイト運動が始まったのです。
法的に見る
では法的な観点ではどうでしょう
文化庁の出すガイドラインでは
(見たい人はここから)
第30条の4 著作物は、次に掲げる場合その他の当該著作物に表現された思想又は感情を自ら享受し又は他人に享受させることを目的としない場合には、その必要と認められる限度において、いずれの方法によるかを問わず、利用することができる。ただし、当該著作物の種類及び用途並びに当該利用の態様に照らし著作権者の利益を不当に害することとなる場合は、この限りでない。
以上から学習については問題なさそうです
しかし、著作権者の利益を害するという点についての考察が必要です
読み込んでいくと
AI生成物を鑑賞する目的があったとしても、そのことのみで、AI学習 に伴う複製について「享受」目的ありと判断されるものではありません。
と書いてありました
つまり生成物自体に著作権違反があるかどうかが基準になります
画風に著作権はない
創作的表現は著作権によって保護されますが
単なるありふれた表現や画風は保護されません
大まか予想
単なるイラストだけに著作権があるかといえば無いに近いでしょう
(トレースはダメ)
加えて大量の画像から学習したAIが作った画像は誰のデータを学習したかなどもわからないでしょう。
そもそも著作権侵害は親告罪なので
騒いでる割には違法性のないモノです
どれくらい人が失業するか
具体的な数字を予想できるわけでは無いですが
意外と残るはずです
AI絵師に対する批判を見る限り過程を重視する人が多いのでしょう
やはり人間が作ったものこそ素晴らしいというロジックでAIの職業侵略は
ある段階でストップする
しかしこのような価値観は時代によって和らいでいくのです
もはや時間の問題です
最後に
AIは人間の補佐的役割を担うだけではなく主軸になるときもあります
AIを優秀なペンとして捉えるか、脅威と捉えるかは
私達の自由です
人類の発展を人類が阻んでしまわないように願うばかりです
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?