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【現役法学部生】文系大学生のiPadの使い方を徹底解説|大学生にiPadはアリなのか?

 Google検索でiPadのことを検索すると、大学生にiPadは必要かについて熾烈な論争を見ることがあります。
 筆者は結論、大学生にiPadは「必要」だと考えています。そこで今回は、iPad推奨派である筆者がどのような用途に使っていて、なぜおすすめなのかをまとめます。


1|iPadをおすすめする理由

 私がiPadをお勧めする理由は結論「PCにはない付加価値があるから」です。iPadはPCでは実用できない用途に使用できて、まさに痒い所に手が届くデバイスだと思っています。

①手書きのノートが書けるから


日経クロステック」様より引用

 iPadは別売のタッチペンを使うと、手書きで文字を書いたり、絵を描いたりすることができます。大学生の半分くらいはその機能を使ってiPadにデジタルでノートを取っています。
 ノートをデジタル化することのメリットとして「場所を取らない」と言うことが挙げられます。学部によってはノートに取る勉強が必須となり、その量は膨大になることがあります。紙だとその分置く場所を取ることになりますが、iPadでデジタル化すればその心配はありません。そのため、大学生は結構この機能を重宝しています。

②画面が大きく、書類が見やすいから

 例えば期末試験が近くて移動中にも勉強したくなったとき、紙だと場所が嵩張って、周りにも迷惑をかけてしまうことがあります。その際にあらかじめノートを写真に撮っておいたり、スキャンしてPDF化したりすることがありますが、スマホだと文字が小さすぎて読みにくいです。PCだと大きすぎて操作しにくい上に電車の中だと紙と同じく場所を取ってしまって周りの迷惑になる可能性があります。それに対してiPadだとその中間のサイズなので、文字も見やすく周りの迷惑もほとんど気にしなくて大丈夫です。

③大画面で娯楽を楽しめるから


PC Watch」様より引用

 大学生は暇です。とにかく暇です。そのためか大学生はサブスクの映画を見たり、電子書籍を読んだりすることにハマっている人が少なくありません。スマホだとどうしても画面が小さすぎて物足りなさを感じますが、iPadの大画面で映画を見ると、かなり見応えがあります。

 この3点が私がiPadをおすすめする理由です。これを参考にしてiPadの購入を検討してみてください。
 より検討材料が欲しい方に向けて、次章からは文系大学生のより具体的なiPadの使い方や、おすすめする機種を紹介します。

2|文系大学生の具体的なiPadの使い方


 この章では、前回の記事と同様に、サークルやバイトなど日常生活のさまざまな場面に分けてどのような用途に使用しているのか詳述していきます。

①大学生活での使い方

主な使用目的:メモ取り

 前述の通り、講義では基本的に手書きでメモを取るのに使用しています。特にPDFファイルでレジュメを配るタイプの先生の講義では、PDFファイルをノートアプリに読み込んで、そのレジュメにメモを書き加える形でノートを撮っています。
 おすすめのアプリは「Goodnotes 6」です!シンプルな操作かつ多機能なので、とても勉強しやすいアプリになっています。基本的に有料で、サブスクリプションか買い切りのどちらかを選択できますが、私は買い切りをお勧めします。少なくとも4年間使うことになるので、年間1,300円を4年間使うより、3,300円弱出して買い切ってしまった方が結果的に安く済みます。

②就活での使い方

主な使用目的:メモ取り

 就活で企業の座談会や説明会に参加した時、どうしてもメモを取る必要があります。紙のメモでもいいのですが、あとで失くしたりするなどして見直すかどうか怪しいです。スマホでメモを取ろうとすると、メモアプリでぴこぴこすることになるので、心象が悪くなる可能性があります。しかしiPadでメモを手書きで取ると、紙と違って場所を取らない上に、心象の悪化も防ぐことができます。

③資格試験での勉強

主な使用目的:メモ取り・暗記

 筆者は就職のための資格試験の勉強をしているため、専門の通信制の予備校に通っています。そのため、講義動画をPCで見ながらiPadでメモを書くという勉強の仕方をしているため、かなり重宝しています。
 また、Goodnotesの機能でレジュメやメモの一部を「テープ」で塗っておくと、暗記作業までこなせてしまいます。

④インターン(バイトでの使い方)


Apple Support」様より引用

主な使用目的:Macのサブモニター化

 Macには「Sidecar」と呼ばれる機能があって、その機能を使うとMacの画面とは別のサブモニターとして使用できます。
 業務の都合でMacの画面が手狭になった時、iPadを接続してサブモニター化して二画面で作業をすることができます。
 ただこれはMacにしかない機能なので、WindowsのPCを使用している人はスルーして大丈夫です。

⑤日常生活での使い方


ASCII.jp」様より引用


主な使用目的:料理のレシピの表示・動画視聴・読書(電子書籍)

 iPadは娯楽目的の使用でもかなり強い効果を発揮します。
 私は自炊をしているので、キッチンにマグネットケースを用いてiPadを貼り付けて、レシピを投影することで料理の効率を上げています。※
 他にも動画視聴をしたり、Kindleで電子書籍を読むのにも使っています。

※iPadにはマグネットが搭載されていて、ケースがなくても一応付くみたいですが、自重で落下してしまいます。

3|おすすめの機種

 そろそろiPadが欲しくなってきた頃かもしれません。ここで一度「iPad」と検索すると、色々な値段の違う機種が出てきて、どれが良いのか迷うかもしれません。そこで筆者が使っている機種をまとめて、結局どれがおすすめなのか解説します。

筆者が使用している機種

①iPad Pro 12.9インチ(第6世代)
→家で使用する用
②iPad Pro 11インチ(第4世代)
→持ち運び用
③iPad Air(第4世代)
→風呂・キッチンで使用する用

iPad Air(第4世代):筆者が高校1年生の時に買った最初のiPadです
iPad Pro 12.9インチ(第6世代):最近買いました。主に勉強用です

 以上異なる使い方で3台現役で使用しています。しかしながらここまで多くの機種を持つ必要はないと思っています。買い替えに注ぐ買い替えでここまでiPadが"溜まってきた"だけで、最初から3台購入すると、高額になるだけでなく、用途が決まっていなくて結局1台しか使わないということになりかねません。

筆者がおすすめだと思う機種

①iPad Pro(11インチ)
値段     :☆☆★★★
おすすめ度  :★★★★★
おすすめモデル:第3、4世代(M1、M2)


Apple」様より引用

 一番失敗のない機種だと思います。読み込みが早く、画面が滑らかに動いて、しかも解像度も少し綺麗です。さらに後述の12.9インチと比べて軽いので、携帯性に優れています。手書きでノートを書く場合、画面の追従性が重要になってくるので、画面の滑らかさは大きなメリットです。
 しかしいちばんのネックは値段です。中古の旧機種でも10万弱はします。新品だと現行のPro(M4)は15万円以上します。そこで筆者がおすすめするのは、第3世代か第4世代の未使用品認定整備済み品※です。前の世代でも画面の綺麗さは正直ほとんど変わりません。また、読み込みの速さも全く問題ありません。中古ではないので状態も新品同様な上、値段もだいぶ落ちていて10万円強で買えると思うので、少しでも値段を抑えていいものを買いたいと言う方にはうってつけです。

※認定整備済み品とは、Appleが初期不良などで返品された製品を整備して販売し直しているものです。新品ではありませんが、Appleの厳しい品質管理のもとで徹底的にクリーニングされたり、パーツを交換されたりしているので、かなり信頼できます。

②iPad Pro(12.9・13インチ)
値段     :☆☆☆★★
おすすめ度  :☆★★★★
おすすめモデル:第5、6世代(M1、M2)


Apple」様より引用

 iPad至上最大の画面サイズを誇っています。そのため、娯楽目的では第迫力の映像を楽しめますし、ノート目的だと大きなサイズのレジュメでもかなり見やすくなります。
 やはりいちばんのネックは値段です。前述の11インチよりもさらに高額で、前世代の中古でも10万円オーバー、認定整備済み品や未使用品だと15万円以上します。現行型(M4)だとさらに高額で、新品で22万円ほどします。PCと合わせて買うとなると、かなりの負担だと思います。
 さらに重さもネックです。ケースなしでも600〜700グラムの重さで、前述の11インチの約1.5倍ほどの重量となっています。当然カバンに入れて持ち運ぶとすごく重く、MacBookも入れると最小で2キロほどとなります。私がもっぱら家用で使用しているのは、それが理由です。

③iPad Air(11インチ)
値段     :☆★★★★
おすすめ度  :☆☆★★★
おすすめモデル:第5、6世代(M1、M2)


Apple Support」様より引用


 iPadの中ではいちばんコスパの良いモデルだと思います。CPUの性能はかなり高いものの、画面の追従性やカメラを犠牲にしているので、値段がおさえられています。
 ただノート目的だと、Proとは異なり少し不自然な挙動をするので、おすすめ度は★3とします。
 また、私は第4世代のAirを風呂、キッチン用で使用していますが、最近ブラウザの読み込みが遅くなってきたので、世代の古さを実感しています。(5年前に買ったものなので)そのため、これより新しいモデルにすることをおすすめします。

④iPad(いわゆる「無印」)

値段     :★★★★★
おすすめ度  :☆☆☆★★
おすすめモデル:第10世代


Apple」様より引用

 現行のiPadの中では最安モデルで、15万のPro、10万のAirに対して6万円弱に抑えられています。早稲田ならおそらく生協からも案内が来ていると思います。※
 しかし価格の分スペックも抑えられています。そろそろ発売から3年が経とうとしており、さらにコストを抑えるためにiPhone12(現行は16)と同じCPUが使われているため、少し時代遅れ感があります。前述のAir4も同じCPUを使用していて、実際に使用したところ最近少し読み込みの遅さを感じています。
 また、他のモデルと異なり画面が奥に沈んでいるタイプの液晶を使っているので、ペンで字を書いたときに違和感があるそうです。また、ワイヤレス充電ができるタッチペンが使えないため、その点も少し不便です。
 以上のことから、このiPadをおすすめするのは「機能は最低限でいいから、とにかく値段を抑えたい」という人のみです。

※Apple Pencil付きとはいえ、後述の学割価格で買うのと比べて高いので、おすすめしません。

4|最安で新品のiPadを購入する方法


 Apple製品はどのデバイスも新品で買うとかなり高額になります。しかし、ある方法で新品をとても安く買うことができます。
 iPadはキャンペーンと学割を駆使すると定価より2万円以上安く買えます。まずAppleは「学生・教職員価格」というものがあって、大学に入学することが確定していることを証明できたら、その1万円ほど割り引かれた価格で買うことができます。そして春は「新生活キャンペーン」なるものをやっていて、対象の商品を購入すると、割引とは別に1万5000円ほどギフトカードがもらえます。そのおかげで実質2万5000円ほど安く買えると言うわけです※。
 実は"もっとすごい方法"があって、この記事の末尾に書いてある電話番号に電話して申し込みをし、ある会員サービスに入会金を払って入会すると70%オフで….。そんな甘い話はありません。少しでも「お!すげえな」と思った人は、これから気をつけるようにしてください。

定価とその最安価格の対照表を作ってみました。

定価との差額と実質価格を見ると、この中でいちばん割引率が高いのはiPad Airかもしれません

5|最後に

 今回は文系大学生のiPadの使い方と、おすすめの使用機種、最安で入手する方法について解説しました!iPadは勉強、仕事、娯楽の目的で最高に使いやすいデバイスなので、ぜひ購入を検討してもらえたらと思います。
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