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Sovereign Shadows 王座を求める者、地獄をすすむ覚悟はあるのか (ロトゥキンep3続編)


はじめに

前回のnoteでは、10/3に放送されたロトゥキン第3話のチームパフォーマンス、NCT127の”英雄(Kick It)”をワンアス風に再解釈したカバーステージについて、再生回数バトルもあったため駆け足で書きました。

同じ日の放送では後半に個人戦があり、ライバルチームのACEとの一騎打ちに、ワンアスのメインダンサー、ファヌンが出場し他の出場者や見る者を圧倒しました。今回のnoteでは、「Sovereign Shadows(直訳すれば、"王者の影"でしょうか)」その圧巻のパフォーマンスの感想を書きたいと思います。

次回のキューシート決定権をかけたACEファヌンのパフォーマンス

Mnetの評価ルールが複雑すぎて一生懸命見ててもまったくわかっていないのですが、チーム戦が終わったあと、次回のキューシート決定権をかけたダンスバトル個人戦が突如行われることになりました。

他のアイドルのリアクションが合間に映り込む放送版ではなく、パフォーマンスだけを映したフルバージョンをご覧ください。

裸足で出てきて、え?現代舞踊??まずはそこに驚きました。ソウル公演芸術高校(通称カラシ高校)の舞踏科卒(しかも万年実技首席)だとは知っていましたが、現代舞踊は最近はあまりイメージがなかったのです。

白い衣装にACEの文字が写される
裸足で座っている
美しい現代舞踊
なにかを井戸に入れた
砂を巻き上げ、不敵な表情で狂ったように踊る
突然撃たれた???白い衣装が黒く染まっていく
井戸に行き、何かを取り出す
茨の王冠を手にとりかぶる

最後のこのシーン。(引用失礼します)


この1分程度のダンスにわたしの目と心は奪われました。一体何を見せられた??混乱、なんかわからないけど怖い。胸が痛い。なんとも言えない余韻を引きずることになりました。これはアートだ。

そのテーマ性。演者も、観客も、この番組も、この業界も含めた、ある種の罪深さを突きつけているのかもしれないと直感的に思ったんですよね。この、アイドルのサバイバル番組のタイトルがRoad to Kingdom なんですよ。身体を撃ち抜かれながら茨の王冠をかぶる、その意味とは…。なんかゾッとしてしまいました。

演技のあとすべてを出し切ってしばらく座り込むファヌン🥲 (引用失礼します)


同じ98年生まれの親友ゴニが、舞台に座り込むファヌンにすかさず声をかけています🥹「僕は 君が 誇らしい!!!」

パフォーマンス中に撃たれたかのような火薬と染料を遠隔操作していたのもまたゴニ。そのリモコンのタイミングを絶対に失敗できないとかなり緊張していたことがわかります。あまりの緊張感に終わったあと倒れ込むゴニくん。お疲れ様だったね😌 (引用失礼します)

 ACEとして個人戦でパフォーマンスし続けているファヌンにどれほどの重圧がかかっているのか、そしてそれをチームや仲間が、周りからどれほど信じて支えているのかが伝わってきます。
ライバルチームのエースとの一騎打ち、結果はWINでした。

きっとずっとこのチャンスを待っていた

先月、WeverseというSNSでファヌンがひとりで話している様子を配信していたのを、ファンの方が日本語訳してくださったポストを見て私は泣いてしまったんですが、このパフォーマンスを見て、私はそのことを思い出していました。(引用失礼します)

表現をすることの喜びと、苦しみとがとても大きい。見てて痛々しいほど。でも、ファヌンは本当に幸せそうにしている。そのことを思い出してなんかまた泣いてしまったんですよね。

ステージに憑りつかれてしまった表現者

前回も今回もワンアスのエースはファヌンで、個人戦の結果はどちらも1位でした。そして、次回のステージでもファヌンがエースだと番組の最後で発表されました。あんなにしんどいんだから1回くらい休もうとか、ほかのチームにどう思われるだろうか、とかないんですね。完全に獲りに行く気なのです。無双する気なのです。

私はファヌンのオタクとして過去のnoteに「好きな気持ちが原動力であり続ける人」だと書いたのですが少し考えが変わりました。というか付け足したい。

もちろん「好き」が原動力には変わりないと思うのですが、もっと切迫した表現の欲望に突き動かされているのかもしれないと。ステージの神(みたいな何か)に愛されて選ばれてしまった、憑りつかれてしまった人なのかもしれないと思いました。
それは、ロトゥキンep1の個人戦「Put On a Happy Face」でも思ったのですが、本当に自我を極限まで空っぽにしたところに「なにか」が「降りてくる」ように見えるからです。だから見ててゾッとするし、なんなら本人の意図も超越した、この世のものではない何かが見ているものの胸に迫ってくるのです。これが憑依型というものなのか・・・

このパフォーマンスを見て、ファヌンはもうじきに世界に見つかるだろうと確信しました。そして、撃たれながらも茨の冠をかぶる、王者になるということ、その影の部分も引き受けるという覚悟を見せた舞台だと思いました。
その道が茨の道だと知っている、それでも行くんだという。
ステージの神に愛され選ばれてしまった。それは宿命です。ファヌンはエースとしての重荷に耐え、地獄をすすむ覚悟がある、その狂おしいほどのステージへの渇望が私を打ちのめしたのでした。

おわりに

この舞台を見て、本当にすごい人であり、本当に怖い人を推しにしてしまったんだなあと思いました。私はファン歴ここ1〜2年程度のいちファヌンのオタクですが、本当にけがをすることなく、結果はどうあれ、やりたいことを全部やってほしいと思っています。心から幸せを祈っています。と、なんか最後はいつもの激重ファンレターになってしまいました・・・

なんかこのnoteちょっと全体的に重くなってしまったので、最後にこのパフォーマンス後に、服が汚れているからいつものようにハグしてもらいたいのにしてもらえないファヌンちゃんを見ときましょう🥹本当に本当におつかれさまだったね…❤️‍🩹(引用失礼します)

以上、今回のnoteは10/3に放送されたロトゥキン3話でのエースバトルで披露された、ワンアスのメインダンサーであるファヌンのパフォーマンス「Sovereign Shadows」について書きました。ここまでお読みいただき、ありがとうございました🙂‍↕️

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