歯科医療の不公平(歯科検診のススメ)
歯科医療は早期発見、早期治療が基本なのだが実際は全く気付かない内に歯に大きな穴が開いてましたよということも多い。
検診目的で来院してもらえれば咬翼法レントゲン2枚と専用のLEDライトなどで隣接面のムシ歯を発見することができる。歯周ポケットの深い部分は実際測ってみないと歯科医でも肉眼で発見することは難しい。歯周ポケットの深い箇所があれば食片圧入や細かな亀裂や咬合面のすり減りなどを見て過度な負荷がかかって食いしばりのターゲットの歯になってないかとかを見極め、これ以上ポケットが深化しないよう対策を講じる必要がある。
ブラッシング指導をしても言葉尻でなじられたと思われるだけで成果は出ない。PMTCをして歯面のツルツルした舌感を覚えておいてもらうほうがよい。
歯ブラシ(歯間ブラシや電動歯ブラシなど)も歯磨き粉(歯肉用とホワイトニング用など)も数種類を使い分けている人が多いですよそんな人が増えてますよ・・というと自分は出遅れてる、時代遅れなんだと感じてもらえるようだ。
間食後に(飴、缶コーヒーでも)歯磨きするように伝えれば間食の機会を減らすことができ、強制しても受け入れてはもらえないが、いい習慣は健康にプラスだと自ら考える機会を与えることはできる。
トラブっている歯が2、3か所とあるけれど放置していて忙しいから退職後に一気にお金をつぎ込んできっちりと治療しようと考えている人がいるが、めんどうでも少しづつ治療して噛み合わせが崩壊しないように維持したほうが良い。
歯周ポケットの管理をしてないのに手遅れ感を感じていない人が多いように思う。動揺歯を保存することができる早めのタイミングで治療することが結局は健康と幸福にプラスに働いていることを広く訴えていくべきだと思う。