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へとへとになったとき、お話や音楽に救われる
ヨシタケシンスケさんの
『おしごとそうだんセンター』を読んで。
私がすきなところ
「おしごとの時間がおわったら
こんどは誰かのお客さんになるのよ。
そうやってみんなかわりばんこに
誰かのお客さんになって、
おたがいをたすけあって、
人間の世界はつづいているの。」
「どんな人も、おうちにかえったら
『お母さん』だったり『お父さん』だったり
『息子』だったり、『誰かの大事な人』になる。」
「お話をつくったり、
音楽を演奏するおしごとの人は、
病気になったらお医者さんにたすけてもらう。
人の命をすくうおしごとをしている人は、
へとへとになったとき、
つらくなったとき、
お話や音楽にすくわれる。」
夫に感想を聞いてみると、
「うーん、まぁ、ふーん、て感じだね。」
「あ、もしかして、
ゆめひこさんってさ、
何か美味しい物食べた時、
『金払ってんだから当然だろ』って
思ってない?」と、聞くと、
「うん。そうだよ。」
純真無垢な表情でうなづかれてしまった。
それぞれの道に
それぞれのプロがいて
どんなに有名な人だって、
誰かの地道な努力や
研究や
体を張った作業に
支えられて生きている。
夫からすると、
「だいたいの人が、自分が働いて金を稼いで、
それで美味しいもん食べれてると思ってる。
りすちゃんみたいな人って
少数派なんじゃない?」
とのこと。
夫は、
見ず知らずの他人に感謝するより、
家族を大切にしてくれる人。
私は、家族に甘えて
社会とのつながりに喜びを感じる人。
MBTIも正反対のこの2人は
励まし合って生きています。
夫が人を信じられなくなった時には、
感謝すれば不安なんてなくなると
伝えてあげよう。
私が社会を冷たいと思った時には、
それが普通なんだよと
現実に引き戻してもらうのだ。
🥦
料理をすれば、自然とつながる。
森に行かなくても、
自然はキッチンにある。
いま、ここ。
野菜を水で洗い、泥を落とす。
鍋の中で、水と野菜に火が通ると
動物や根菜の陽性と
海藻や葉野菜の陰性が
調和する。
フライパンの上で火が通る肉や野菜を眺める。
良きタイミングで裏返す。
雑念がなくなる。
効率はどうでもよくなる。
冷蔵庫をあさっていた時は、
急がなきゃとそればかり考えていたのに、
火が通るのを眺めていると、
心が落ち着いてくる。
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