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突然「重要な価値」と言われても~メジャーバリュー~|DATA Saber



tableauに意志があるのでは

難しい問題に取り組みたいのに、小さなことが気になってなかなか前に進めません。
Vizを作っていると当然出てくる「メジャーバリュー」の文字。
急に何を言い出すのか。
気づけば勝手に名づけられているメジャーネーム。
「tableauは優しい、気を遣って頑張ってくれる」を通り越して、人間を差し置いて重要なファクターを示唆し始めたのでは。

tableauを相棒にするには、自分のレベルも上げなければなりません。

Measure Valueです

人智を超えたと恐るることなかれ。
調べてみるとMajor じゃなくて Measure でした。
いつも使っているメジャー。測るもの、指標の意味です。
Value は「価値」でなくて「値」ですね。
カタカナは便利ですが、またもや勘違いしてしまいました。

売上とか利益とか○○率とか、いつもの測りたい値がまとめられていると思うと顔なじみのような気がします。
なぜ勝手にまとめちゃうのか。わかりませんが受け入れます。

使って慣れる

事例 1 : 売上と利益の棒グラフを作る

カテゴリごとの売上に
利益の棒グラフも足すと
メジャーがいっぱい出てきました

勝手に行にメジャーバリューが入ってきました。
左下に内訳のカードも入ってます。

なるほど、これをまとめたのか

そしてフィルタの中身を見てみると、すべてのメジャーがリスト化され、利益と売上にチェックがついています。

そんなに難しいことではないかも

メジャーネームを色に入れてみると、以下のようになります。

利益と売上のディメンションごとに色がついた

では売上のみを色に入れてみましょう。少しおかしなことになってしまいました。

売上のグラデーションに。利益にも色がついた

次はメジャーバリューを色に入れてみます。
検証のためにラベルにもメジャーバリューを入れてみました。色のレンジが利益の最小値と売上の最大値になっていることがわかります。

利益と売上を一緒くたにしてグラデーションにしている

並べるディメンションにもよりますが、今回はメジャーネームを色に入れるのが良さそうですね。

事例 2 : ドーナツ型チャート

みんなのあこがれ、ドーナツ型チャートを作ってみました。

左のカードにがっつりメジャーが入りまくっている

でもさっきの棒グラフの事例を見た後だと、大したことはない気がしませんか?
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【メジャーバリューとメジャーネームの中身】
利益と売上原価
【色のメジャーネーム】
ディメンションごとに色をつけた
【角度のメジャーバリュー】
利益と売上原価に角度をつけた
【ラベルのメジャーバリュー】
利益と売上原価の数値をテキスト表示した
【ラベルのメジャーネーム】
「利益」「売上原価」というディメンション名をテキスト表示した
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メジャーネームのフィルタを表示してみると、メジャーに入っている計算式や値が全てリスト化されています。チェックボックスを入れるとViz全体が変わります。

売上=利益+売上原価なので、本来円グラフでこの3つ巴はありえませんね。でもできちゃいます

自分で動かしてみてやっと、メジャーが理解できてきました。ちゃんと内訳はわかるし、表示するものの足し引きもできる。怖がらずに使ってみると良さそうです。

ついでにマークの「詳細」について

この度ディメンションをあちこち触っている中、マークの「詳細」にピンと来ていなかったので調べたメモです。

これは「マーク」を「分ける」「細分化する」と捉えると理解できました。
・色で分ける
・サイズで分ける
・ラベルをつけて細分化する
・ツールヒントで分ける・・・?
ツールヒントを見ると1つ1つのプロットに説明がついて、それを読めばその1つ1つが同じ物ではないとわかる=分かれている

「詳細」は「色」も「サイズ」も「ラベル」もなしに、データを細分化すると考えます。ただそのディメンションごとに分ける、と思って良さそうです。

カテゴリごとの売上を
メーカーごとに分ける(詳細)

事務用品は売上も利益も少ないようですが、メーカーごとに見てみると赤字のメーカーはなく、家具や家電に利益のマイナスが出ているメーカーがあることがわかりました。

年ごとの割引率を
地域ごとに分ける(詳細)
地域ごとに色でも分けてみました
地域ごとにサイズでも分けてみました。極太が北海道です
地域ごとにラベルも入れてみました。こうかはばつぐんです
パス? 入れてみるとおかしなことになりました

点をつなぐ、パスマッピングなどに使うようで、ここでは不適切なマークだったようです。表現したいものに合わせて、最小限の必要なマークを選ぶとノイズが少なく良いですね。

苦手を1つずつ潰しながら、もう少し頑張ります。

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