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私の不登校時代-7

前回に引き続き、B校での先生方との関わりについて書こうと思います。

B校は登校型の通信制高校でした。
『通信制高校』と一括りに言っても色んなタイプの学校がありますよね。

私が通ったB校を簡単に説明すると
・週5日、3日、1日通うコースから選ぶ
・制服はあるけど個人の自由
・私立の高校として認定を受けている
・学校としての建物がある
・スクーリング合宿がある
・先生の数がとても多い
・カウンセラーの先生が2人常駐
・レポートを提出して認定試験を受け単位を取得
特徴としてはこんな感じです。

私は作文と面接試験で編入しました。
高1は週1日コース、高2・高3は週5日コースを選択しました。

B校では担任の先生と私自身がメールのやりとりをしていたので、母と先生方がやりとりをするというよりは私が直接先生とお話をすることが多かったです。

正直、レポートや認定試験はきちんと学習しておけば余裕でクリアできるレベルだったので、学習面で困ることは一切ありませんでした。

私が1番先生方に助けて頂いたのは、精神的な面です。

中学生の頃から色々あった私は、学校に行くことまた学校で友人と過ごすことにとても恐怖心がありました。学校に行っても教室に入れなかったり、涙が止まらなかったり、そもそも学校に行けない時期があったり。その度に先生がお話を聞いてくれて、対策を一緒に考えてくれて、私が少しでも前を向けるように言葉をかけてくれていました。

通信制高校にはスクーリング合宿という泊まりでいくイベントがあり、この合宿に参加しなければ体育の単位が取得出来ません。高3の合宿はタイミングが悪く私の体調が悪い時期だったのですが、私がどうにか安心して参加できるようにと先生方や家族が全面的に協力してくれて何事もなく参加することが出来ました。

いつも私に合わせて臨機応変に対応して頂いて、安心して通える学校でした。

またカウンセラーの先生が2人常駐していることがこの学校を選んだ大きなポイントでした。
PTSDとパニック障害を抱えている私は、いつ発作が起こるか分からない不安と共に毎日生活しています。それゆえ、もし学校で発作が起きたらどうしようという恐怖が常にあり、学校を遠ざける理由になっていました。
学校でしんどいなと思う時は、カウンセラーの先生の所へ行き落ち着くまでそばにいてもらったり、お話を聞いてもらったりたくさん助けて頂きました。

そして何がきっかけかは忘れましたが、校長先生も自ら教室に出向いてお話してくださったり、校長室に私を招いて私のお話を聞いてくださったりしてくださいました。
頻繁に『最近どうだ?』『調子どう?』と気にかけてくれて、私が"卒業したくない"と相談すると『じゃあ全部単位を落とそう』と真剣に答えてくれて、とても生徒思いの校長先生です。

卒業後も『顔を見せに来なさい』と自然と学校に来るよう促してくれて今でもお話を聞いてくださいます。
学校に行く度に、色んな先生方が私の顔を見に来てくれて『その笑顔があれば大丈夫だ』と声をかけてくれます。
この学校の先生方の凄いところは誰1人として『がんばれ』と言わないところです。ちょっとした言葉かけでも生徒のことを思い、プレッシャーにならないようにと気をつけられています。

在学中はもちろんですが、卒業したあとも気にかけてくださるとても生徒思いの先生方そして学校です。
『何かあったらいつでも来ていいよ』と暖かく見守ってくれて、卒業した今でもとても心強いです。

ありがたいことにA校でもB校でも本当に素敵な先生方に恵まれました。今思えばこんなにも最高の先生方が学校にいたのに、行ってなかったのがもったいないなと思うくらい。それだけ大好きな先生方です。

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