夏の岡山に星を見に行った話
みなさんは岡山県にある美星町はご存知でしょうか？
名前の通り美しい星空で有名な町で、日本の３大星名所の１つにもなっています。
今回こちらに旅するに辺りネットで美星町について調べた所、天体観測についての情報が出てこなかったので今回noteを書くに至りました。
１、アクセスについて
今回は京都駅から美星町に向かいました。
美星町には電車とバスを乗り継いでいくのですが、まずは岡山駅を目指します。岡山駅で伯備線に乗り換え清音駅で更に井原鉄道に乗り換え、矢掛駅を目指します。
そして矢掛駅からはバスを利用して美星診療所前を目指します。
電車の乗り継ぎなどを考慮してトータル４時間程の旅になり、
更に矢掛駅からのバスの本数が限られていたりと時間管理が必要になります。
ちなみに、京都→岡山間についてですが
「バリ得こだま」というお得なツアーがあり今回はそれを利用しました。
新大阪→岡山という区間にはなってしまいますがのぞみで行く場合と比べて3000円程お得になります。
京都→新大阪間の移動で時間とお金を使いますがそれでも30分程度のロスで2000円程安くなったので次回も使いたいなと思いました。
２、ホテルについて
星空観賞が目的となるので星美町にて１泊するのですが、
ここでの宿泊先は「星空ペンション コメット」の１択になるかと思います。(ほかに宿泊先がないため)
今回8月の上旬の宿泊となりましたが
1か月前の予約で素泊まり7000円となりました。
部屋には最低限必要な物は揃っており不便はありませんでした。朝、夕とお食事も提供されており宿泊の方以外も食べにこられるような美味しいお食事が頂けるようですので時間に余裕がある方はおススメです。
また、星空観測をするという目線での利点が多々ありました。
・玄関の鍵が夜間も開放されている
チェックインを済ませると部屋の鍵だけ渡して頂けます。
夜中に星を見る宿泊者の方が多い故の配慮かと思いますが、
他の方も遅くまで星を見られていたのもあり時間を気にせず星を見る事が出来てとても助かりました。
・星空観測に必要なアメニティが充実している
天体観測用に椅子、マットや双眼鏡、懐中電灯などを借りる事ができます。
HPに記載をして頂いていたので今回の旅の荷物を減らすことができ、こちらも大変助かりました。
・星を見るためのスペースがある
玄関前に星を見れるようなスペースが用意されています。
前述のマットなどと合わせて寝転がってゆっくり星を見ることができますし、三脚をセットしてゆっくり撮影をする事も出来てありがたかったです。
３、美星町について
今回この街を訪れるに辺り色々と調べていったのですが
町全体として光害対策に取り組まれており夜間でも最低限の明かりしかないため星空観測の環境としては最適でした。
街灯にパナソニック製の器具を使われているのですが、この器具は上向きの配光が漏れないように工夫されており夜間でも空が明るくならないようなっていました。町が山の上にある事もあり条件はとても良かったと思います。
また近くには美星天文台という天文台もあります。
こちらでは巨大な望遠鏡で星空観測ができたり、スタッフさんによる星空の説明を受けながら観望する事もできました。
生憎、私がいった時は22時頃まで曇りだったので展望会では星空を見る事ができませんでしたが、見えづらいながらもアンタレスを見たりと参加者に楽しんで貰おうと奮闘されていたので家族連れでも楽しめると思います。
前述のペンションコメットの敷地内ではあまり開けた場所での撮影が出来なかったので、展望も込みで撮影したい場合や望遠鏡なども合わせて納めて撮影したい場合などにはこちらにこられる事をお勧めします。
他には「星の郷青空市」にて新鮮な野菜やハンバーガーを食べたり、
「徳山牧場 アイス工房」にて絶品ジェラートを食べたりなど食についても充実しているので天体観測だけと言わず楽しめるかと思います。
唯一欠点としては町にはコンビニはおろかスーパーもありません。
車がない場合などは食事や飲み物など用意していきましょう。
(ペンションには自動販売機があるので最悪そちらで買えますが。)
４、今回の撮影について
前項の通り当日は22時頃までは曇りとなりました。
天文台から早々に切り上げペンションにて不貞腐れていましたが、深夜にかけて徐々に星空が見えるようになり23時頃には満点の星空を見ることができました。
５、終わりに
今回は日本３大星名所の１つ星美町についての記事となりました。
私は日中は倉敷観光、
ゆったりと星空観測がしたい方は行ってみてはいかがでしょうか。
次回は沖縄県の石垣島と波照間島に行く予定です。
こちらも日本３大星名所の１つとなるのでとても楽しみです。