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【個性と発達障害の間】私が決めた知的がある次男の受診の目安(反省点あり)
次男は現在4年生で6月頃から不登校となりました。そして、病院受診を経て自閉症と多動のミックスタイプと診断されました。
4年生になるまでに次男の成長過程で気になるところはいくつかありました。
幼少期、忘れ物をすると保育園に一歩も入らないという特徴がありました。遅刻してでも「一旦家に帰る」の選択肢しかありませんでした。
そして、よく喋り、喋っている内容がよくわからない時や一方的な時もあり、気になりました。
他にも不安の強さや片付けが少し苦手という特徴もありました。
しかし、まわりの反応は心配しなくても大丈夫そうという声が多かったです。
長男が発達障害だから私の次男への見方が偏ってしまっているのかもしれないと自分の疑問に自信が持てませんでした。
そこで「社会に馴染めないと感じた時や本人が困った時に動く」と決めてよく観察しながら生活していました。
小学校入学以降
初っ端から「いきたくない!!!」の連続の日々でした。
保健室で私と少しだけ過ごす時間を作り、その後は1時間目が始まるまでにはちゃんと教室に行くという流れで学校生活が始まりました。
受診したほうがいいのか、悩んでいた矢先、夏休み以降保健室に行かなくてもちゃんと教室に行けるようになったのです。
なんだか悩んでいるうちに受診のタイミングを見失ってしまったような感覚でした。
その後は、友達も出来たりして放課後に遊ぶこともあり、嫌なこともありながらも学校生活をおくれていました。
3年生になり、少し問題が増えてきました。
引き出しがごちゃごちゃになってしまい私にプリントが届かないということが増えました。
そのため忘れ物も増えてきました。
忘れ物をすると一旦帰るしか選択肢がなかった次男でしたが、忘れても大丈夫だったという経験も同時に増えたことで、多発するようになったようでした。
そして一番多かったのがクラスメイトとのトラブルです。
毎年何かしらはありましたが3年生は告げ口による仕返しが主でした。
3年生〜4年生はギャングエイジと呼ばれる中間反抗期の時期でもあり、正義感が先走ってしまう次男には辛い人間関係が続いていたのかもしれません。
今になって、知識のある人にこのことを話すと、衝動性からくる行動と想像力の未熟さが関係している可能性を教えていただきました。
そうして4年生となり、とうとう学校に行けなくなるという事態になりました。
本人が困っていて社会に馴染めていない状態と判断して受診をしようと決意しました。
不登校になった後も「受診?そこまでしなくても⋯?」という声はありましたが、最初に決めた条件が揃った今、私の決意はかたいものでした。
一つの個性として捉えるか、発達障害として考えるのかは立場や見ている人によって見え方が変わってしまうのが知的のある子の受診判断の難しいところだと思いました。
しかし、私はちゃんと受診が出来たこと、本当に良かったと思っています。
反省点として、社会に馴染めていないと感じた時に受診と決めていましたが、その時にはすでに心が疲れ切っている状態でもあるということでした。診断がわかった今、自分の感覚を信じてもう少し早く受診していたら次男の心を、守ってあげることができたかもしれないと後悔しています。
次男は今、休むことをしている時期です。
やってみよう、行ってみようという前向きな感情が出てくるまで焦らず長い目で見守っていこうと思っています。
そして、次男が次男らしく過ごせる場所を見つけられたらと思っています。
この体験や感じたことが個性なのか発達障害なのか悩んでいる方の参考になればと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。