総合文化研究科広域科学専攻広域システム科学系 筆記試験 2024年【東大院受験】
只今受験が終わったところです。
かなり、まずいです。
正直受かってたら儲かりもんだと思ってこの記事を書いています。
筆記試験について
筆記試験の背景について少し説明したいと思います。
まず、英語試験は行われず、事前に受けたTOEICまたはTOEFLのスコアを提出するという形です。
また、本日7月20日の筆記試験は専門科目の受験です。受験者は20題ほどある様々な科目の中から3題を選択して回答する異種格闘技(エクストリームスポーツ)に参加することになります。
今年の筆記試験が特別な理由
まず、昨年までの5年間、コロナウイルスの感染拡大を背景に筆記試験が中止され、かわりに小論文と面接による選考が行われていました。当方は筆記試験が得意ではないのでそちらの方が良かったのですが.....今年から試験が再開されました。
悲しいね。2021年大学入学世代が丁度コロナ明け第一世代で、えも言われぬ被害を受けているんじゃないかと思う今日この頃。
1番の問題は過去問の解答がないこと。一世代入れ替わるほど(5年間)筆記試験がなかったので無理もないですね。
過去問の解答作成は大変でしたね.....
さらに、形式が変更されました。通常問題は一科目あたり二題あるはずが、数学のみ一題に変更。工学系の人間からすると数学と物理二題ほぼ確定なんですよね。つらい。
あ、物理と言いましたが、厳密には物理・宇宙物理という科目です。聞いただけで震えが止まりませんね。私の大学の専攻は広く浅くなんでもやる感じだったので、色々知ってはいるのですが、相対論とかプラズマあたりは微妙に門外漢なんですよね。一朝一夕でわかるものでもないし、出たら爆発するという簡単なお話です。
さて、話がそれました。最後に今年の筆記試験はなぜか一ヶ月早いです。なぜか。なんでだろうね。時間がありません。
筆記試験2024
ごりごりの宇宙物理が出ました。やった〜、さて、物理の2題目を見ると、ん?なんか大問が5つ見えるぞ、ん?あれ、プラズマ?どっひゃー、ということで椅子から転げ落ちた(虚言)わけですね。
数学はまあ解けるのかな...一旦わからないから他も見ようと言ったところで認知行動科学の問題を見に行きました。というのも、志望研究室が認知系(学部工学系では?と思った方は一旦スルーしてください)だったので認知心理学の教科書(500pくらい)は一読はしていたんですよね。あとは、宇宙物理が出た時に認知心理学を一題解いて点を誤魔化すため、試験3日前くらいから軽く教科書を見返していました。
認知行動科学2題解けるのでは?と思われるかもしれませんが、志望研究室の教授や先輩に教えて頂いた教科書は片方の問題にしか対応していなかったので...
さて、良いニュースから。試験3日前くらいに志望研究室の教授の専門テーマの範囲の教科書で、過去問で問われていない部分を探しました。いくつか的は絞りましたが、次これか?でてくれ、でろ! と思っていた問題がまさかの的中。とりあえず一題解いて安心するために、40分程度で解答を仕上げました。大体は解けてるんじゃないかな...
さて、数学に戻りました。うーん意外とわからない。普通に難しくて焦りました。問題は3問あり1問目と2問目は(1)しか解けておらず、残りは...という感じで合わせて2割くらいあればいいってくらいで本当に終わっています。
そんな数学の問題を諦めたり再挑戦しながら物理の2題をちらちら眺めては手を動かしてを繰り返して、時間は試験終了30分前。この辺で焦り散らかして何も考えられなくなっています。
やたら手をつけまくった上に全然解けていない...やばい、このままだと確実に落ちるということで次にした行動はなんでしょう?
1.叫ぶ
2.諦めて退出する
3.泣く
はい、というのは冗談で、認知行動科学の2題目を見ました。逃げます。逃げるんです。問題に焦り散らかしながら目を通すと、実験とその結果から内容を分析する問題。パッと見知識も問われていなそうに見える。
ということで腹を決めて、物理の答案を全部消しゴムで消しました(多分頭おかしい)。この時点で残り30分。
死ぬほど頭を使って思ったことを全て書き殴り25分で回答を作成。合ってるかは知らないです。解答欄を全力で埋めました。
さて後5分、絶望は深いですが、数学の答案に有る事無い事書き込んで試験は終了です。数学は過去問と普通に違う雰囲気の問題で特に参考にはならず...
数物の過去問対策が虚無と化した今日この頃、この現実とどう立ち向かえばいいのでしょうか...
結果は絶望的ですが、認知の出来次第であるいは...と思ってしまうのがまた...
期待しないで切り替えるべきなんでしょうね。結果は6日後です。さてどう転ぶことやら...
今日はゆっくり休むとします。
明日からは面接対策。
補足
志望研究室についての話ですが、自分の興味を追い求めるために研究分野を半導体から認知科学に転向しました。半導体研究や研究室活動をやりながら、新しい認知科学の研究計画を立て、筆記試験の対策をする。これは大変厳しいものでした。一応出願は総合文化と学際情報の2つしていて、筆記試験がダメなら総合文化は面接もないままそこで終わりです。ただ、学際情報は書類審査(研究計画、成績、推薦書、英語スコア)からの総合評価に加え、面接試験で合否が決まるので、諦めず、この分野で研究したいという強い野望を抱きながら面接対策をしていこうかなと思っています。
今日はこれで終わりです。