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教師を辞めて民間へ、これからも笑顔を守るために。~自己紹介note~
みなさん初めまして。大森陽香(はるか)と申します。
このnoteを読んでいただきありがとうございます。
新卒から地方公務員(高校教師)として地元の青森で勤務し、その後、人材のメガベンチャー企業へ転職。そして、「働く、生きるを、HAPPYに」を掲げているミライフへ入社しました。今回は自己紹介ということで、私のこれまでの人生についてみなさんにお伝えできればと思います。
【プロフィール】
年齢:29歳
あだ名:はるちゃん
出身:青森県青森市
学歴:日本体育大学 体育学部
趣味:映画鑑賞(洋画が好きです!)、飲み歩き
経歴:新卒から地方公務員(県立高校の教師)
→人材メガベンチャー企業(キャリアアドバイザー)
→ミライフ(キャリアデザイナー)
1 教師になりたい!
と、思ったのは小学生の時です。当時、私は何年も集団いじめの標的になっており、バスケットボールをぶつけられる、授業で作った作品や靴がなくなるなど、よくドラマで見るような世界観を過ごしていました。真面目で責任感がある性格だったことから、家族に心配をかけたくない一心で、家庭内ではとびきり明るく過ごし、学校を休むこともありませんでした。
そんな生活に慣れてきた頃、あるきっかけでいじめの主犯格だった『彼女』に、私をいじめ始めた理由を聞く機会がありました。きっかけについては割愛しますが、彼女が私を虐めた理由は「はるちゃんの家庭環境が私(彼女)にとっては羨ましく、ついいじわるをしたらもうやめられなくなってしまった」というものでした。
では、いったい誰が悪かったのでしょう?もちろんいじめた側が悪いのは当然ですし、許すこともありません。でも、もし彼女に家庭や学校内で心から笑える居場所があれば、こんなことにはならなかったのではないかと思いました。そして、その環境を子どもたちに作ってあげられるのは、教師なのではないか?そんな思いから、「子どもの居場所をつくり、笑顔を守っていきたい」と考え、私は教師を志しました。これは小学校4年生の時に経験した出来事であり、今の私の原点となっています。
2 世界経験で学んだ〇〇への向き合い方
教師になりたい!という想いを抱きながら紆余曲折を経て、「良い教室づくりをするためには、生きる力を育む体育の授業が大切だ」と感じ、高校教師を志しました。
大学時代には、「教師になるために自分を成長させる経験をしたい」という思いから、学内の伝統演目である集団行動に挑戦しました。この団体は毎年100名以上の有志で活動が始まりますが、厳しい練習についていけないメンバーは脱落(退部)してしまうという非常にハードな環境でした。
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そして、ありがたいことに私はチームをまとめる立場を任されたことから、世界や日本全国各地を回りながらチーム作りをする中で、人・組織・目的・手段に対して本気で向き合うことの楽しさを学ぶことができました。この学びは教師として生徒たちと向き合うことや、キャリアアドバイザーとして出会う方々に向き合ううえで、大きな財産になると感じています。
こうした経験を経て、教師になるために必要なことをひたむきに追い求めてきました。自他ともに認める「真面目で責任感が強い性格」が功を奏したのか、倍率約25倍の地元の採用試験に合格したときは、本当に嬉しく、これまでの努力が報われたと感じました。私にとって大きな節目になります。
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3 「うちの子の担任降りて貰えませんか?」
保護者の方からいきなり洗礼を受けたのは、大学の卒業式からわずか1か月後、赴任先で迎えた入学式の日のことでした。
進学を見据えた学年でベテラン教師が多く担任を務めるなか、新卒で、しかも体育会系の若い女性教師が担任になったということで、親御さんたちの間では不安や不満が渦巻き、私に対する風当たりは非常に強かったです。私自身も、初めての担任ということで緊張と不安がMAXの状態のなか、ひたすら謝罪から始まった教師生活は本当に簡単なものではありませんでした。
それでもやり遂げることができたのは、「私の目的はあくまで子どもたちの人生と向き合うこと」という信念が、常に心の支えとなっていたからです。
昨今、社会で問題視されている「ブラックな働き方」と言われても仕方がないような環境だったことは事実ですが、それでも子どもたちや保護者の方々から、最後にはたくさんの感謝の言葉をいただくことができました。
本当に「教師という仕事は素晴らしい」と心から思っています。
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4 人材業界への挑戦
さて、なぜ私が人材業界の民間企業へ転職したのかについてお話します。
きっかけは、卒業生を受け持った年の経験でした。忙しくも生徒と保護者の方々に向き合い続けた結果、私が担当するクラスは入学時と同じ人数で卒業を迎えることができました。昨今では非常に珍しいことであり、私自身「子どもたちの笑顔を守ることができた」と心から喜びを感じました。
しかし、ひと段落して今後について考えるようになったとき、次第にモヤモヤが生まれてきました。
「5年後、10年後の自分の姿は本当にありたい姿だろうか?」
「年に1回の紙面での評価だけで、私は本当に成長しているのだろうか?」
ありがたくもキャリアステップが決まっている公務員の道を、私は魅力に感じられませんでした。では、「私は今後何をやりたいのだろう?」という気持ちと漠然とした不安を抱きながら悩む日々を過ごしていました。
特に引っかかっていたのは、「現場を知らない自分が、誰かの進路や職業選択という人生の大きな岐路に本当に向き合って良いのだろうか?」 という違和感です。教師として生徒たちの支援には全力を尽くしてきた自負はありましたが、他の業務も非常に多忙だったため、大切な人生のターニングポイントにしっかり伴走する時間が足りないと感じていました。
また、進路が決まり、自分の未来にワクワクしている生徒を見ているときが、教師としての仕事の中で最も充実感を得ていたことにも気づきました。
そうした中で改めて、自分が本当にやりたいことについて向き合ったとき、私の目的が変わってきていることを実感しました。小学生の頃から「教師になりたい」と思い続けてきましたが、振り返ってみると、教師という職業はあくまで**「子どもの居場所をつくり、笑顔を守りたい」という目的を果たすための手段**にすぎないということに気づきました。
そして、教師としての目的を果たした今、新たな目的に向かうためには、手段を変える必要があると感じました。これが、私が転職を決意した理由です。半年以上悩みに悩んだ末にたどり着いた結論になります。
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5 その選択を正解にしていくこと
改めて、当時の私の転職軸は2つありました。
・個人の可能性を引き出し、前向きな人生を歩める人を増やしたい
・成長を可視化できる環境で、自分の市場価値を高めたい
この軸をもとに、地元青森から転職活動をスタートしました。そして、メガベンチャーと呼ばれる人材サービス企業にキャリアアドバイザーとして入社することを決意しました。ここに至るまでの道のりは簡単ではなく、20名以上のエージェントと面談を繰り返し、約1年という期間をかけた私の珍道中については、また別の機会に記事に書きたいと思います。
メガベンチャーでは、MVPの獲得、プロジェクトへの参加、マネジメントなど、スピード感のある環境で多くの経験を積ませていただきました。ただ、どのフェーズに携わる中でも、私のスタンスだけは変わりませんでした。それは、「成果を出したい」以上に、「出会ったお客様に、充実感やワクワク感のあるキャリア選択をしていただきたい」という思いです。もちろん、成果は大切です。しかし、自分のスタンスを大切にしながら業務に向き合うことで得られるやりがいは非常に大きく、結果として「転職して本当に良かった」と思える充実した日々を過ごすことができました。
「人生をより良くするために、本気で向き合える」。これが私がこの仕事を通じて感じた、キャリアアドバイザーという職業の素晴らしさです。
教師を辞める際には、「安定しているのに」「まだこれからなのに」と、周囲からたくさんの心配の声をいただきました。それでも、私は自分の価値観を信じ「何を安定とするか」「何を正解とするか」は、人それぞれであり、最終的には選択した後の自分次第です。そして、目的と手段はいつでも軌道修正できるということを、この経験を通じて身をもって感じました。
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6 そしてミライフへ。
前職でさまざまな経験を積ませていただく中で、再び自分の今後について考える機会が訪れました。ちょうど自分自身のライフチェンジが重なり、仕事と生活のどちらも大切にしていきたいという思いが強くなりました。そして何より、私はキャリアアドバイザーという職業が心から大好きだったからこそ、「個人を起点として本気で向き合えるキャリア支援をしたい」と考えるようになりました。
そんなタイミングで出会ったのが、「100%個人起点」を掲げるミライフでした。私がミライフへの入社を決意した理由は、大きく2つあります。
・「働く、生きるを、HAPPYに。」を本気で目指す仲間たちがいること。
・一人のエージェントとして、自立したキャリア支援ができること
ミライフは、「その方がどのような選択をすれば本当に幸せになれるのか?」を軸に、仕事だけでなくライフも含めて深く向き合うことを理念としている会社です。そして、その理念を実現するために、社員自身もワークライフスタイルを大切にしていることが魅力でした。
こうして2度目の転職を決断した際も、前職の上司や同期、メンバーたちは温かく送り出してくれました。一生の仲間だと思えるような方々と離れる寂しさもありましたが、これからはミライフの一員として「向き合う」という姿勢を追求し続けたいと思っています。
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以上、私の自己紹介とこれまでの人生になります!
キャリアデザイナーとして次の章を歩む今、これまでの人生を通じて信念を大切にしながら挑戦し続けてきた経験を活かし、これから出会う方々が一人でも多く、人生を前向きに歩めるようなキャリア支援をしていきたいと考えています。
転職するべきかどうか、いつ動くべきなのか、本当は何がしたいのか――。もし今、自分のこれからの人生についてモヤモヤしている方がいらっしゃるなら、一緒にお話ししながらともに考え、未来を見つけるお手伝いをさせてください。どんな悩みでも構いませんので、お気軽にご相談ください。
どんな選択をするかが重要なのではなく、それを「自分の選択だ」と胸を張って歩めることが何より大切だと考えています。ともに悩み、考え、そして最良のご決断を導ける存在になりたいと思っています。
長くなりましたが、読んでいただき、ありがとうございました。
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