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労働力人口の減少社会へ突入


1.労働力人口減少局面ってどういったこと?


そのまんまですが、労働力人口が減少していくという状況です。これは未曾有の事態です。
まず、労働力人口の定義を整理すると、「15歳以上の人口のうち、就業者と完全失業者を合わせた人口」を指し、けがや病気で働けない人、専業主婦、定年退職後の高齢者は含まれません。
では、具体的にどのような推移となるのか?

国立社会保障・人口問題研究所(厚生労働省)参考

この数値によると女性の活躍促進、外国人労働力の推進、定年延長などの対策により、なんとか維持してきた労働力人口が、とうとう今年から本格的な減少局面に突入したことを物語っていると思われます。しかも、その減少は急激です。
この原因は少子化を伴った出生率の低下です。

2.具体的に何が発生することが予測される?


・まず考えられるのは、様々な分野で省力化への対応がこれまで以上に急務となるでしょう。また、これまで以上に労働者の価値が高まり、人材獲得の競争が激化するでしょう。

3.その対応は?


いくつかの対応策が考えれます。
・外国人労働者の受け入れ
・労働環境の改善
・テクノロジーの導入
・労働力の発掘と教育
このような対策を実施し、例えば、2025年は生産性を約5%以上向上させることが求められます。そして2050年までには2023年と比べて約36%を向上させてようやく現状維持という数値です。恐ろしい数値ですね。
労働集約型産業ほど省力化と事業の変遷に務める必要があるということが分かります。

4.個人が出来ること


スキルアップや生涯学習また、ワークライフバランスの見直しや健康管理も重要となりそうです。

5.社会(企業)が出来ること


働き方改革の推進、多様な人材の活用、教育制度の見直しなどがあげられるでしょう。

6.まとめ


労働力人口の減少という大きな課題に直面していますが、2050年までに約35%の生産性を向上することで現状維持出来るということは分かりました。これは一人ひとりが意識を持ち、行動することで打開出来る問題ですね。


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